#662【衝撃の事実】港区は危険?無診察の診断書偽造…高齢者を狙う行政連れ去り闇がヤバすぎる! 宮内康二(2026.4.20)

(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、後見の杜代表の宮内康二先生にお越しいただきました。宮内先生、よろしくお願いします。

(宮内)
よろしくお願いします。

(深田)
後見制度の問題については、いろいろな被害者の声を伺っているのですけれども、裁判に発展した事例などもあるのですか?それはどのような事例があるのでしょうか?

(宮内)
最近は、非常に増えました。結局、法改正で良くなると期待していた人が、何も変わらないと感じているのです。

(深田)
変わらないですよね。

(宮内)
そのため、自分たちでやるしかないとメディアや司法を使って裁判を起こし、それをメディアが取り上げて、世論形成に踏み出した人が増えました。例えば「母はそこまで状態が悪くないです。あなたは、きちんと母を診ないで、嘘の診断書を書いたでしょう」といった訴えです。

(深田)
えっ!?病院の医者が診察をせずに書いてしまうのですか?

(宮内)
ありました。今やっていますよ。4月9日に東京地裁で、無診察診断の初回期日があります。

(深田)
無診察診断は、合法なのですか!?医師法違反ですよね。それは、何という病院なのですか?

(宮内)
杉並区の浴風会病院といって、高齢者医療では非常に有名ですよ。私もびっくりしました。私は老人学が専門ですが、浴風会病院は高齢者医療の殿堂のような存在です。実際に会いに行ったところ「診ないで書いてしまいました」と言うのです。「なぜ先生ほどの方が、そのようなことをしたのですか?」と聞くと「院長に言われたのです」と答えました。

(深田)
「診ないで書いた」と言ったのですか!?

(宮内)
そこで「なぜ院長がそのようなことを言うのですか?」と聞くと「港区から言われたようです」と言うのです。それで「港区に言われたからといって、院長があなたに『診ないで書いていい』などと言うのですか?」と尋ねると「港区からのお客さんが多いんです」と答えました。

そこで、依頼元の意向によって、診察をせずに書いてしまうことがあるのかと確認すると、「いや、診なかったのは初めてですよ」と答えました。

(深田)
それは当たり前じゃないですか!「診なかったのは初めてですよ」といっても、犯罪じゃないですか!それを申請したのが港区役所なのですか!?

(宮内)
港区が家裁に提出する診断書が欲しいから書いてくれと言ったのですが、そのおばあちゃんは拒否したわけです。「なぜ私がそのような診断を受けなければいけないの?ここに居たくて居るのではないのだから、早く家に返して」と言うわけです。

(深田)
そうですよね。

(宮内)
保護の名目のもと、おばあちゃんは行政に隔離されていたからです。

(深田)
行政に連れ去られてしまっていたのですか?

(宮内)
まあ、そういうことです。

(深田)
それで、本人は認知症ではないから早く家に返してほしいと言っている。ところが行政側は、「いや、あなたは認知症だから病院に行きなさい」と言う。しかし、本人が病院に行くことを拒否したため、杉並区の浴風会の医師が、港区の区役所に頼まれたから、診ずに診断書を書いてしまった、ということですね。

(宮内)
「でっち上げ診断」です。本人が拒否していて診られないからです。

(深田)
何ですか、それは!?日本は犯罪国家ですか?それは、行政主導の犯罪ですよね?

(宮内)
まあ、そういうところがあるのです。港区は、前にもそういうことをしています。

(深田)
前科があるのですか!?どのようなことをしているのですか?

(宮内)
医師が区民に関して書いた診断書を、医師に黙って勝手に書き換え、医師の印鑑を押して家庭裁判所に出したのです。例えば、私が医師だとして、深田さんの診断書を書いて港区に出すとします。これを何者かが「中くらいに悪い」と書いてあったものを「最も悪い」に書き換えて裁判所に出したのです。

(深田)
港区が出したのですか?

(宮内)
港区の職員か病院の誰かが、という疑いがあるのですね。

(深田)
怖くて、港区には住めないじゃないですか!?

(宮内)
だから、その人は引っ越しましたよ。

(深田)
引っ越しますよ、それは。港区の価値が下がります。65歳以上で港区にお住まいの方は、気を付けてください。

(宮内)
特に不動産を持っている人は注意が必要です。私はこれが2回目でしたので、特にびっくりしなかったです。

(深田)
私は今、2回連続で驚きました。

(宮内)
最初は驚きましたよ。なぜこの診断書を修正しているのかと思い、ドクターに聞きに行ったわけです。「なぜあなたは修正したのですか?」と聞くと「私はしていません」と言うのです。

「私はしていませんと言っても、印鑑を押しているじゃないですか」と言うと「事務も印鑑を持っているのです」と。「では、事務がやったということなのですか?」と聞くと「私はやっていませんし、やる必要もないし、やるとしてもこうはしません」と言うのです。

「では、どうやってやるのですか」と聞いても、「やっていません」と言うわけです。そこで、「病院として、きちんとこの患者さんに一筆書いた方がいいのではないですか。院長名か理事長名で文書を出されたらどうですか」と言ったところ、実際に文書が出てきたわけです。

そうすると、消去法で言えば、診断書を書いた医者は修正していない、預かった病院も修正していないとなると、残るのは依頼した役所しかなくなるのです。それで、木谷明先生という、無罪判決をたくさん出したことで有名な刑事事件の元裁判官がいらっしゃるのですが、その先生と診断書変造事件を一緒に担当させてもらったのです。非常に細かい方でしたよ。

(深田)
木谷明先生ですか。

(宮内)
「イチケイのカラス」というドラマのモデルにもなっている方です。本当に素晴らしかったですね、あの人は。それで、告発状が出来上がって、提出する直前に亡くなってしまって、それを提出したのが去年の1月31日だったのです。

(深田)
どうなったのですか?

(宮内)
なんと、正式受理となりました。

(深田)
そうなのですか。刑事告訴なのですか?

(宮内)
ええ。だから、捜査が入ったのではないかなと思います。それで一部の報道では、港区が区長の後見申立てを、弁護士などを入れて調査すると言っているわけです。

(深田)
なるほど。しかし、やはり港区はお金持ちが多いから、怒って反撃に出ると彼らも弁護士をたくさん使っているから、反撃力も強いですよね。

(宮内)
だから、港区の土地持ちの高齢者と港区による後見申請対決は、非常に激しい戦いになるのです。それで医者や施設や病院は「匿っておいてください。悪く書いてください」と言われることもあって、港区の裏に何かあるのかもしれないのです。

(深田)
分からないですよね。

(宮内)
地上げがあるのかもわからない。

(深田)
地上げはありそうですよね。

(宮内)
だから、そうした診断書や鑑定書の不正をめぐる裁判もあり、大阪では、これも画期的なのだけれど、非常に能弁な被後見人の話があります。

(深田)
それは認知症ではないですよね。

(宮内)
その人は私にメールを送ってくるし、LINEもしてくるわけです。「あなたは被後見人ではないよ。被後見人というのは、お金のことについて常に何も分からないということなのだから、もう十分に分かっているじゃないか」と言うような人です。

それで「いつ、どこで、誰が、誰の後見人になったのか」というのは登記されるのだから「登記事項証明書を取ってきてください。あなたの言っていることは信じられません」という話になったのです。

一人ではいけないと言うので、私はその女性と一緒に大阪の法務局に行きました。そこで「これに名前と住所を書いて、登記事項証明書が欲しいと書いてください。登記事項証明書交付申請書です。550円払います」と説明しました。

提出した時に、受付の人が「後見人の方ですか」と聞かれたので「いえ、被後見人です」と答えた。思わず、ずっこけるような話ですよ(笑)。

(深田)
(大笑)

(宮内)
それくらいしっかりしているのです。それで、証明書が取れて「平成25年からずっと被後見人ですよ」ということになったのです。

(深田)
12年4か月、被後見人の方なのですか?

(宮内)
それで次に、道路を挟んだ目の前が大阪家庭裁判所だったので、彼女が「この12年4か月の間に、私の後見人が何をどのようにして、いくら報酬を取っているのか知りたい」と閲覧・謄写請求をしたのです。すると裁判所から後日電話があり、「全部見たい、コピーしたいとのことですが、全部はだめです」と言われたのだそうです。

(深田)
本人なのに、なぜなのですか?

(宮内)
「全部はだめなら、何がいいのですか?」と聞いても、何も答えない。全部はだめということは「これはいいけど、これはだめ」という話でしょう。すると彼女は「私のお金のことなのだから、全部知りたい」と言ったのです。しばらくすると「では、見るだけならいいです」と連絡が来ました。

率直に言えば、彼女は後見人と家庭裁判所を訴えたいわけで「訴えるには証拠を出さなければならないから、そのためにコピーが必要なのです」と言ったのだけれど、最後まで家庭裁判所はコピーをさせないのです。

それで「不許可ですよね。では、不許可通知書を出してください。『このようにだめだったのです』と抗告ができません」と要求しても出さないのです。とにかく見せないままなのです。

私が見た限り絶対に後見ではないと思ったので「大阪の主治医に後見か後見ではないか、診断書を書いてもらってください」と言いました。しかし、医者も後見人と組んでいて「いいのではないですか、後見を使っておけば。悪質商法に遭うかもしれないし」と言って、書いてくれないわけです。

(深田)
別の医者に行かなければいけないのですか?

(宮内)
別の医者もそこまで詳しくないので、東京に来てくださいと伝えたのです。すると、本当に一人でちゃんと来たのです。被後見人がきちんと新幹線に乗って、しかも節約家だから、チケットショップ、つまり金券ショップで買っていたのです。

(深田)
被後見人とは、基本的に認知症であるとか、重度の介護が必要で、何も分からない、何もできない、判断能力がないですよね。それをご自身が金券ショップで一番安いチケットを買い、一人で東京に来たのですね。それで、どうなったのですか?

(宮内)
そこで、食事をするでしょう。それからホテルは赤羽で、2400円とずいぶん安いのですが、こういうところは、お金を使うところではないと言っていました。

それで、後見に詳しい精神科医のところへ行ったのです。すると、何と「自立」の診断書が出ました。後見でも保佐でも補助でもなく、自分のことは何でもできるということです。長谷川式という認知機能スクリーニング検査も30点満点でした。

今回の旅費・交通費・診察代について、後見人に払ってほしいと言ったところ、払ってくれません。その方は親からの相続もあって、だいたい数千万円あるのに、自分のお金なのに使えないのです。また、診断書ができたので「私はこういう状態なのだから、後見ほど悪くないので、いわゆる取り消しをしてください」と申し立てました。

彼女はかなり健康志向なので薬膳教室に行きたいと言ったら、行く必要はないと言われる。また、友達が作った野菜を買って、お金は後見人が払うと言っていたのに払わないから、友達との縁が切れてしまいました。その他、歯も痛いのに我慢しろというような扱いで、歯医者にも行けないとか。1日1500円でやれと言われて、しばらくそうしていたらしいのです。

(深田)
ひどいですね。無理ですよ。歯医者など、すぐ1000円を超えますよ。

(宮内)
そうしている一方で、後見人の報酬は年間100万円以上だったそうです。12年4か月ですから、1200万円以上でしょう。

(深田)
ひどいですね。取り返さなければいけませんね。損害賠償ですね。

(宮内)
そういうことなのです。それで彼女は、後見人に対して「私が後見ほど悪くないことなど、あなたは最初から分かっていたでしょう」「だって、あなたは電話もかけてきたし、お金を払ってほしいと言ってもだめだとか、そういうやり取りもできていたではないですか」と言うわけです。

小遣いは月10万円くらいで、自分の小遣いでやれと言われているのです。彼女はそれを全部使わないで、携帯に入れたり、ポイントを貯めたりしていました。私にはその細かいやり方はよく分かりませんが、そのようなことができる人だということは、後見人も知っていたわけです。ですから、判断能力が常にないわけではないことは、知っていたわけです。

(深田)
そうですよね。判断能力は十分にありますよね。

(宮内)
家庭裁判所に対しても、彼女はことあるごとに不満を述べていたのだそうです。そうしたことは家庭裁判所も把握していたとのことです。だから、家庭裁判所も分かっていたはずなのです。この人は後見ではないのではないか、保佐か補助かは分からないにしてもということです。

(深田)
判断能力はありますよね。完全に自立していますよね。

(宮内)
取り消しという制度がありますよと誰も言ってくれなかったのだそうです。

(深田)
取り消しという制度があるのだとすれば、今さら法改正で「後見人を取り消せますよ、解約できるようになりました。改善しました。すごいでしょう」という話ではないのですよね。

(宮内)
もともとあったことを声高に言っているだけで、明文化とか強化とか、その程度のことでしょう。新設などないではないのです。

(深田)
新設されるのは、携帯会社などの利害関係者や企業が後見人を付けられるようになった、企業のために改善したというだけですよね。

(宮内)
だから、法改正で良いことはあまりないのです。最悪なことしかないのです。

彼女の話に戻ると、取り消してくださいと申し立てました。そのうえで彼女は「もう12年4か月付き合ってきて、私のことを後見ほど悪くないと知りながら、ずっと私を被後見人にして、私を不自由にして、報酬を取っていった。卑怯だ」と言うわけです。

それで、彼女は勇気がありますね。後見人と国を被告として裁判を起こしました。

(深田)
国家賠償請求ですね。

(宮内)
その時に収入印紙が要るのですが、それもチケットショップに買いに行ったのです。「詳しいですね」と言ったら「当たり前です」と言われました。8万円が7万9800円くらいになるらしいのです。

(深田)
金券ショップで売っているとは知らなかったです。200円くらい安くなるのですね。そのおばあちゃんは、1500万円くらいの訴えを起こしているのですね。

(宮内)
そうです。しっかりしているなと思いました。

(深田)
そうですよ。全然、被後見人ではないですよ。むしろ、その辺にいる人より、はるかに頭がいいですよ。すごいですよ。普通に生活している人より頭がいいですよ。

(宮内)
そして、自分で訴状を出しに行って、どうなったのか聞いくと「受け取ってもらった。スーツを着ていたから」と言うのです。全く普通の人ですよ。フェイスブックなどもかなり使いこなしています。

(深田)
その人に会ってみたいですね。今度、ぜひ紹介してください。

(宮内)
あの人は、本当にすごいですよ。

(深田)
そのスーパーおばあちゃんの話もすごいのですけれども、イギリス人女性が被害に遭ったニュースがあります。「家裁が後見人選任は違憲、イギリス籍女性が国を提訴」ということで、イギリス人の67歳の女性が、国を相手に国家賠償請求、つまり違憲訴訟を東京地裁に起こしました。

その女性は、夫に財産管理を任せるよう、家裁に後見人を付けるよう求めたのに、東京家裁立川支部で見ず知らずの弁護士を選任され、精神的苦痛を負ったため、100万円の慰謝料を支払えと求めているということです。東京家裁は、取材に対して「コメントはない」と答えたとのことです。

訴状によると「女性は都内在住で双極性障害があり、2022年に娘が制度の利用を家裁に申し立てたところ、保佐相当ということで司法書士が保佐人に付いた。その後、その司法書士が辞任を申し立てたため、女性は家裁に対し、長年連れ添っている夫を保佐人に希望すると伝えたのに、家裁は全く関係のない第三者の弁護士を選んだ。しかも、その理由は明らかにしていない」ということです。

なぜ理由が分からないのですか?自分で選んでおいて理由が分からない。裁判官のほうが認知症ではないですか?

(宮内)
説明責任はないという立場なのです。

(深田)
説明する能力がないのであれば、むしろ裁判官の側に判断能力の問題があるのではないかという話ですよ。

(宮内)
このケースでは、まずご主人から電話があったのです。ご主人は、極めて優秀な大学を出て、外資系の金融業界で長く務めた方で、現在は80歳前後だったと思います。非常にしっかりした方です。

記事にあったように、妻が少し気分の高揚しやすい傾向で、財産を毀損してしまうリスクがあるため、そうした場合に取り消しができるようにしたいと申立てを行いました。それは家族の合意のもとでの申立てでした。

最初に付いたのが司法書士です。この司法書士が、ご主人の話によると、非常に不誠実な対応で「これから私が全部やります。私の一存で会えなくすることもできるのです」と言われたのだそうです。

(深田)
脅迫ではないですか。

(宮内)
最初から「この人は何なのだろう?」と思っていたそうです。そうした中で、奥さんが入院したり退院したりする状況になった。そこで、全部やると言っていたので「よい病院を探してください」と依頼したところ、「そういうことはいたしません」と言うのです。

「全部やると言ったではないですか」と言ったのに、そこから不信感が強まり、ご主人は金融業界で長く働いてきた方でもあるので「あなたの対応はおかしい」と言ったのだそうです。すると、そのまま辞任してしまったのです。

(深田)
分かります。外資の金融機関に勤めると、すごく口が悪くなってしまうのです。はっきり物を言うようになってしまうのです。

(宮内)
しかし、その方は口が悪くないですよ。おかしいというのは、ファクト、つまり事実を言っているわけですからね。それで、逃げてしまったから、次を決めなければならなくなったのです。

(深田)
それが、解任ではなく取り替え制度ということですか?

(宮内)
それまでの司法書士は、辞めたいと家裁に申し出ていたわけです。同時に、本来であれば、次の候補者を示すのですが、家裁が次を選ぶことになり、それはそれで面倒なのです。誰かに「やりませんか、やりませんか」と声をかけて回らなければならないのです。

財産がそれなりにあるから「では今度は弁護士さん、やりますか」と声をかけて、ある弁護士が引き受けると言ったのでしょう。その時点で、家庭裁判所がこの家族に「次は弁護士にする方針です。どう思いますか?」と聞いたところ「弁護士でもよいけれど、やはり言葉の問題もあるので、気心の知れた夫がよい」と答えたわけです。

(深田)
英語ができないのですね。

(宮内)
そうです。ところが、その意向を受けても、ご主人を選ばず、弁護士を選んだのです。

(深田)
意味が分からないです。

(宮内)
だから、本人の意思を尊重して選任するようにするなどと言っているけれど、今までと同じ法律なのです。これまでも、本人の意向を聞いて選ばないといけなかったのです。でも、聞くだけです。

(深田)
聞いて、それを反映していないのですね。だから今回の法改正は、良くなるのではなく、解任できるという条文が新設されるわけではない。もともとある条文で、これを使ってくださいと強調するだけなのですね。

(宮内)
本人が望んだ人を選ばなかった時には、家庭裁判所に対してこういうペナルティを課すといったものがないから「聞くには聞いたけれど、裁判所の判断で弁護士の方がいいと思ったのです」ということが今までもまかり通っていて、これからもまかり通るわけです。

(深田)
ということですよね。

(宮内)
ご主人が正式に自分がやると言っても、そういう申出は却下されているのです。

(深田)
法律は「改正されるから後見制度は良くなりますよ」と言っているけれど、それは完全な嘘なのですね。

(宮内)
ほぼ嘘ですね。変わるのは悪い方に少し振れるだけです。見れば分かるけれど、新設というのはほとんどないのです。

(深田)
新設といえば、利害関係者が後見人を申し立てできるというだけですよね。

(宮内)
任意後見の監督人がない場合もある、という程度のもので、あとは悪いものが入っているだけです。

先ほどのイギリス人の話に戻ると、その家族はなぜ家族なのに後見人になれないのかおかしいと思っているわけです。しかも、後見ほど悪くなく、中くらいなのです。だから残存能力があるわけです。また、前の司法書士は通帳を見せなかったので、新しい後見人に残高確認を求めましたが断られました。

本人にすれば「ちょっと待ってください。私は夫を後見人にして頼んだのにしてくれな。私の口座にいくらあるのかと聞いても見せてくれない。家裁に言っても家裁からも後見人にプレッシャーをかけない。何なのですか、これは?私の国ではこういうことはありません」ということです。

(深田)
イギリスでは、ということですよね。

(宮内)
これはおかしいのです。国際的に見てもおかしいですよ。

(深田)
国際的に見なくてもおかしいです。

(宮内)
だから、このようなことはおかしいではないかということで、法律そのものというより、むしろ国を相手に訴えているのです。これを良しとしていること自体がおかしいのです。この選任をめぐる裁判というのは、私はこれまで聞いたことがありません。今までは不服申立権がないため、黙っているしかなかったのだけれど、その前提となっているルール自体がおかしいのではないかということで、その奥さんとご主人は立ち上がったのです。

(深田)
素晴らしいですね。ぜひ今度、政経プラットフォームにもお越しいただければと思います。

(宮内)
外国人記者クラブでやろうと思うわけです。やはりこういうことを日本人にもやってもらわないといけないですね。

(深田)
日本人が戦わないといけない。日本人の国なのだから、自分たちの国のおかしい部分は、自分たちで立ち上がって変えていくのだということですね。

(宮内)
むしろ、家庭裁判所から家族を守らなければいけなくなってきているのです。

(深田)
そうなのです。児童相談所から子どもを守らなければいけない。精神病院から精神病患者を守らなければいけない。警察から国民を守らなければいけない。そういう国家になりつつあるということですよね。

(宮内)
気づかせてくれたという意味では、よかったのかもしれませんが、これはいい戦いだと思うので、今後、日本人も、「私も、私も」と続いてほしいですね。

(深田)
はい、そう思います。今回は、後見制度のびっくり裁判について、最初の5分で2回も驚いたというお話を、後見の杜代表の宮内康二先生にご案内いただきました。宮内先生、どうもありがとうございました。

(宮内)
ありがとうございました。

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