覚〇剤だった!? 発達障害ビジネスの闇 内海聡×深田萌絵 No.179

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【目次】

  • 00:00 1. オープニング
  • 01:52 2. 新しい病名を作ると利益が生まれる
  • 05:40 3. 精神科の薬がハッピードラッグに
  • 09:02 4. 早期発見早期治療が病気を作る
  • 12:37 5. 思想・哲学の問題まで医療で解決
  • 15:18 6. 注射が脳障害のマッチポンプ
  • 17:44 7. 発達障害・認知症・産後うつが三大ビジネス

(深田)皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、IT ビジネスアナリストの深田萌絵です。今回は医師の(内海)聡先生にお越しいただきました。よろしくお願いします。

(内海)

よろしくお願いします。

(深田)

前回、精神科についても予想以上の闇が潜んでいるのだなと思ったのですが、最近話題の発達障害、この辺りも闇が潜んでいるのではないだろうかと思いました。実は若いときに、私は、全然時間に間に合わないし、通勤の電車もしょっちゅう乗り間違えてしまうようなことがあって、もしかして私は発達障害かなと思って病院に行ったことがありました。その時に何の検査もしていないのに、「ああ、発達障害ね」といった軽い感じで、すぐに薬を出されました。その薬を飲んでみると、ものすごい動悸がして、ひどく湿疹が出ました。この薬おかしいと思って調べたら、リタリンという、コンサータみたいな、これは麻薬じゃないかという風に気がついて、もういい、もう一生間に合わない人生でいい、という感じになりました。これ、どうですか。

(内海)

それでいいのです。そもそも私は全否定論者だと前回も言いましたから「発達障害なんてない」というところから始めなないといけないのですが、「ない」と言っても今の人たちはなかなか聞いてくれない。私は20年ぐらい前からそれをやっていますが、そもそも発達障害の病気とか病名というもの自体は非常に医療的そして社会管理的な目的を持って作られた病名の代用なのです。そういうのを「ディジーズ・モンガリング」と専門語では言います。

※mongering 恐怖を利用する

(深田)

ディジーズ・モンガリング。「モンガリング」というのは何ですか。

(内海)

モンガリングというのは病気製造というようなイメージの言葉で、ADHDなどはもうまさにその代表といった病名です。

(深田)

私は小学校の時に年間120回ぐらい遅刻していたのです。ちょっとおかしいと言えばおかしいですが、別に遅刻で死ぬわけではありません。それで最近になるとやっぱりお友達も結婚して子供ができて、その中で自分の子供が発達障害かもしれないから薬を飲ませようかなみたいに言ってくる人がいます。でも、「発達障害の薬ってあれ麻薬です、覚醒剤ですよ」と、そんなものをちょっと頭のネジが緩いだけの子供に飲ませていいのかしっかり考えたほうがいいと言ってあげています。

(内海)

その通りなのですが、聞いてくれないですね。

(深田)

言ったら悪いですけど、結局お親子さんが自分の子供が他の人と違うというのを恐れて、薬を飲むことでみんなと同じようになれるのだということで自分が楽になるということですね。

(内海)

そういう人々を私は「毒親」と呼んでいます。昔からよくある用語ですけれども、私はそういう風に呼んできました。要するにADHDでもアスペルガーでも何でもいいのですが、それはそもそも人間が持っている本質とか特性を表しただけなのです。それに対して病名をつけると、利益を呼ぶのもありますが、管理が簡単だったりとか、その人たちの承認欲求みたいなものを満たすことができて、それでまたこっちにこう羊たちを引っ張ってこれるというようなところがあるので、私たちはそれで生活が困っているとか、人生苦しんでいる時に、病名がつくとやっぱりどこか安心したり、それを免罪符みたいに使うこともできるので、それを当然計算してこの病名というものを作ったわけなのです。

そういう人がいっぱいいるのは分かります。そういう人を山ほど見ていますから分かるのですが、まず私が病院とか講演会で教える時は全部その病名を捨てる。病名そのものの歴史とかは本に書いてあるからそれを読んでもらうとして、捨てるということから始める。次はやはり原因があるからそれをなんとかしなければいけない。次は薬とかではなくて、これは人間の行動学に基づくものなので、もしそれをよくしたければ行動とか哲学とか思想学とかそういう風なものでしか解決しようがないのです。しかし、そういう風にはしてはいけないという決まりがまたそこにある。

(深田)

精神科の決まりみたいな。

(内海)

教科書がそうなっているのです。

そういう指導じゃダメだ、薬を飲ませるしかないということになっている。今言ったリタリンとかコンサータというのは「メチルフェニデート」というものでモノホン(本物)の覚醒剤です。モノホンの覚醒剤をやると分かるのですが、その時は子供たちも覚醒剤だから覚醒するので、パチっとなって集中します。そうするとそれで勉強に向かったような感じになる。それは教師側からすると都合がいいかも知れませんが、子供として見れば薬でこうなっているだけの話で、それも切れてきたらもう本当にまた欲しくなる。手も震えてくるのです。

(深田)

そうなりますよね。

(内海)

そんな風にして勉強なんかさせるものではないし、勉強したければ本人がすればいい。勉強したくないのに無理やりさせるとか、今学校なども全部そうです。学校に行きたくない子がいっぱいいるとかは当たり前のことです。

(深田)

私も十数年くらい前にアメリカのニュースを見ていて、リタリンが小学生の間でハッピードラッグとして流行しているというのを見て、ああやっぱりこうなったのだなと思いました。いつか日本でも問題になるのではないでしょうか。

(内海)

なるのではないでしょうか。今はインターネットやデパートでも買えますから。

(深田)

買えるのですか。

(内海)

買えます。ネットで買えます。もっとヘビーなものも裏ルートのようなところで全然買えます。闇バイトとか今話題になっている時代に、そんなドラッグごときと言うと悪いですが、医療ドラッグなどは

(深田)

ホワイト案件ですとか書いていて—

(内海)

全然普通に買えてしまう。しかも平気で買っている人がいっぱいいる。

(深田)

薬をネットで買うのが、もし偽物が混ざっていたらどうしよう、とか思わないのでしょうか。

(内海)

一応多分包装とかがその通りだからというので、もらってきたやつを横流ししている。それはもう完全に犯罪なのです。

(深田)

精神病の振りをして生活保護とかをもらいながら、障害年金とかもらっているのかしれないですけど、それで薬をもらいに行って何軒も回ってそれをネットで売る。

(内海)

闇っぽいところですね。2021年ぐらいの時で650万人ぐらいの日本人が精神薬飲んでいるということになっています。

(深田)

すごいですね。

(内海)はい。ちなみに、アメリカでは0、1,2歳の子どもで精神薬を飲んでいるのが30万人です。

(深田)

精神できていないじゃないですか。

(内海)

はい。全部発達障害、知的障害、自閉症、ADHD。

(深田)

だから私も友達の子供が3歳の時にちょっと他の子と違って発達障害かもしれなくて、早期発見、早期治療がいいって言われているのだけどって言われた時に、私びっくりして、3歳で何がわかるのかと、3歳ってちょっと頭のネジ緩んでいて普通じゃないんですか。3歳でなんでもできたら、その方がおかしくないですか。

(内海)

まさに早期治療の話がありましたけど、僕もずっと20年ぐらいになりますが、早期治療、早期発見、これは一番ダメだと言っている。これはやってはいけない。

(深田)

早期発見、早期治療。

(内海)

やってはいけないです。

(深田)

それは普通の例えば健康診断とかもどうなのですか。

(内海)

健康診断、いわゆる大人の健康診断も害がないという検査法によって体の状態を見るぐらいなら否定はしませんが、例えば胃のバリウムとか、マンモグラフィーとかは放射線をかなり浴びますから、それで病気を作っている。しかも基準もおかしいし、血圧もすぐ全部低くしなきゃいけないとかそういう基準もおかしい。だから日本の検診は役立たないというのはあります。

(深田)

なるほど。私も15、6年ぐらい健康診断はしていません。病気になったら分かるのではないかと思っていて、健康診断の時間とかお金がもったいないと。

(内海)

ヨーロッパとかだと採血とかあまり体に害はないので、それで栄養状態とかを把握してその上で食事指導とか生活指導をする。薬とは限らない。それなら一応検修も多少は意味があるとは言えますが、日本はそれ以上にやっている。もうどんどん病院に誘導されていっています。向こうは法定検診がない国が多いです。

(深田)

なるほど。最近もう 血圧130超えたら高血圧だというようなことが言われていますが、130って普通ではないのですか。

(内海)

老人などは上がって当然です。

(深田)

老人は上がって当然なのですか。

(内海)

そうしないと血が行かない。血管が硬くなってしまったら、押す力を強くしないと脳の先まで血が行かない。体がそうやって血を行かせるために血圧をちょっとずつ上げている。250とかであれば、私たちが病院で診ていた患者さんなら下げたりする時もありますが、例えば70歳の人が160とか170でないとむしろ困る。

(深田)

ないとむしろ困るのですか。

(内海)

血が行かないから元気が出ないし、脳がボケてしまう。そうすると免疫が下がったりとか色々するので、そういう基準からしてもうおかしいのです。

(深田)

発達障害の基準とは一体何なのでしょうか。

(内海)

今、軽く軽く何でも全部発達障害に持ってきているのです。2020年ぐらいから特にそれが強くなって、前は1%ぐらいだと言っていたのですが、今6%に変えています、それも偽論文を作って。話すと長くなりますが、そういうのでもう6%、7%ぐらいっていうことになって、それで養護学級を日本中でいっぱい作って、そこに養護教員を入れてという風になっているのですが、これで実際にはどうなっているかと言えば、今見ていると不登校も激増していわゆる精神病と言われそうな子供たちも激増して、もうとにかくひどいことになっている。

長野などはひどい。「長野モデル」とか言うのですが、2人ずつ教員をつけるというモデルで、実験モデルとしてやりました。そうしたら自殺者数が増えて不登校が増えたから、よしこれはやろう、という話になったのです。

(深田)

意味がわからないです。

(内海)

政府案件です。文科省案件でやって、これでまずどうなるか見ましょうと、データを集めて、自殺が増えて、不登校も増えた「よし、これで行こう!」となった。むちゃくちゃです。

(深田)

それはとにかくそこに人を投入するこということですか。

(内海)

大人都合で管理して、あと「天才」とか、「変」っていうのはある種「天才」みたいな要素があるわけですがそういうのを「潰す」という目的もあります。

(深田)

怖いですね。

(内海)

これは優性学的思想のようなイメージでしょうか。

(深田)

そういうちょっと変わっている子が教員を2人つけられて四六時中監視され、ごちゃごちゃ言われたら、それは嫌でしょう。

(内海)

そう、嫌ですね。

(深田)

行きたくなくなりますよね。

(内海)

昔は「カナー型自閉症」とか言われて、皆さんのイメージだと知的障害でもいいのですが、ダスティン・ホフマンが演じた映画『レインマン』のレイモンドのような人の場合ですね。

(深田)

昔の自閉症というのは知能が低いということが条件ですよね。知能指数が70とか、80ですか。

(内海)

それはレベルによって色々あるのですが、そういう風によく言われていたというか、一般的にはそういうのを「カナー型自閉症」と言っていたのですが、今は「高機能」というものをどんどん加えるようになった。だからその辺にいるような仕事できる人がみんな全部「発達障害」になってしまう。脳みその使い方がどうしても人間というのは、ここの分野は得意、この分野は不得意となってしまいます。人間そうしないと実際生きられない。

(深田)

そうですよね。

(内海)

生きられないけれども、それを病気にしてしまえば、全員病気になるから「よし最高!」みたいに—

(深田)

儲かるということですね。確かに生きていく時に自分の得手不得手があって、不得手ではなくて自分の得意分野に全力投球しないと社会の中で生き残っていけないですね。そういう風になるのは自然なことなのだけれども、病気ということにしてしまえば、ずいぶん儲かる。

(内海)

医療製造、病名製造で「医療化」という言葉を使う時もあります。全部医療で解決するという、これは医療の問題ではなくて、人間の問題で思想とか哲学の問題だから、それは違う。

よく、本当に良くなるのか、と言われますが、本当に良くなります、普通に。否定するだけで「いやだ」と言われるけれども、薬がなくても、発達障害が、大人でもいいし子供でもいいですが、良くなるのというのは、正直言い方は悪いけれども簡単にできます。簡単にできるけれども、まず自覚とか、そういう原因とかに対しての考え方を身につけない限りはもちろんできません。

あと生き方とかですね。やはり、どうしても常識に沿って生きることしか頭にない人が多いから、それじゃあそのあなたの脳みそでは無理でしょうというのは当然ある。

(深田)

でも発達障害のお子さんを持っている親子さんが相談に来たりすることはありますか。

(内海)

いっぱいあります。今までもう何千人診たかわからない。みんな良くなります。

あともう一つ重要な話があって、来る人たちの子供たちは、もうどちらかと言うと、いやこれ別にそんな病名もいらなくて、とても優秀な子が多い。それとは別のもっとヘビーで、一般人から見たら絶対病気だというような子も来るのですが、その子たちは大体これ(お注射)の影響が多い。

(深田)

ああ!こっち(お注射)ですか!

(内海)

 そう。これ(お注射)が脳障害を起こすのです。それはまた別の対応をしなければいけません。

(深田)

その別の対応というのは解毒のような—

(内海)

そうです。栄養デトックスです。もちろん親教育もしないといけない。そういうことをやらないとなかなか難しいというのがある。これは別扱いになるのですが、そういうのをちゃんとやらない、やったらすごくうまくいくけれども、そういう風に思ってくれない。

例えば注射で何か問題がありましたとなって、そのまま病院に行く。そこで「この子は発達障害です」と言われたら、そのまま今度精神科送りになるから、もうマッチポンプのフルループです。そこから精神薬を飲まされるのだから、もう絶対抜けられません。原点に戻ってこないといけない。

(深田)

ロバート・ケネディ・ジュニアの講演に3年ぐらい前に行った時、彼も言っていたのですが、ファウチという人が実はアレルギーの専門なのにああいうことをやっていると、それで彼はその関係性について調べてみた。するとやっぱりこの注射に含まれるピーナッツオイル成分というのは、あれがアレルギーの原因になるということで、それでアレルギーの患者が増えるとアレルギーの薬がすごく売れる、 そういうことをおっしゃっていた。私も結構アレルギー体質なのです。

(内海)

注射は免疫を狂わせるので何でも出ます。いろんな物質が入っている。いわゆるオイル系だけではなくて化学物質も、動物系の情報とか遺伝子とかそういう風なのも入っていますし、合成界面活性剤もミネラルも入っているし、それはもう何でも狂わせます。

(深田)

ということは発達障害という病気がよく話題になっていますがそんなものは存在—

(内海)

存在しない、というか、もしそういう、今言ったヘビーな子は別の病名、別の原因を考えないといけない。あと過剰診断が多すぎる。99%が過剰診断です。

(深田)

そうですよね。だって何の診察も受けていないのにパッと、ああそうですかじゃあ発達障害ですね、みたいな感じで処方されたことがあります。自分が当時読んでいたアメリカのADHDの本だと、脳のMRIとか色々取って、すごく診断が慎重に見えたのに、このようにちょっと問診しただけでパっと薬が出てくるのはどうかと。

(内海)

「だいたい勘」だと言いますから、日本の精神科医は。(笑)「山勘」の「勘」です。

(深田)

思い込み。

(内海)そう、思い込みとも言えますけど。簡単なアンケートでもしていればまだマシなぐらいですが、こんなアンケートなら誰でも必ず病名がついてしまうというそんなアンケートです。

(深田)

そんなのでもう発達障害が激増中。

(内海)

そう、増える。

(深田)

そして薬を飲んでも覚醒剤だから中毒になってはまり込んでしまう。

(内海)

だから一番精神科医が力を入れているのはそこです。

(深田)

力入れているのですか。

(内海)

そうそう。この分野は発達障害、全部発達障害にするというのと、もしあと二つ付け加えるのであれば、認知症です。もう老人は全員認知症になるから全員精神科に行け、認知症の薬は全然効かないのですけれど、それも一つのビジネスです。あともう一つは「産後うつ」です。これが今3大ビジネスです。産後うつというは、お産した後に女性は必ずうつになるから、確かにそれは旦那が助けてくれないとか、色々育児疲れとか、そこまでは分かりますが、だからそれで抗うつ薬を飲めとか、精神科医に行って診断を受けなさい、という風にどんどんどんどんブーム化しています。

(深田)

育児大変だから手伝ってあげましょうとか。

(内海)

そういう考えはない、彼らには。彼らに言わせるとそれは脳の病気で、社会的問題とかではない。人間関係の問題であれば社会的問題とは捉えない。

(深田)

精神科の闇、今回発達障害をメインにお話しいただいたのですけれども、予想以上の闇が潜んでいたということで、皆さん、発達障害はないかもしれない。

(内海)

やはり原因を考えて欲しいですね。そうなっている何かしら問題があるとしてもあとは必ず過剰診断を考えてほしいです。

(深田)

本当にその薬は飲む必要があるのか、飲ませる必要があるのか。ちょっと頭のネジが緩いぐらいいいじゃないかと思っていただきたいですね。

はい。ということで今回は(内海)先生に発達障害の闇についてお話いただきました。先生、ありがとうございました。

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