#631【衝撃の真相】イランは最終戦争の幕開け?米軍高官も語る聖書予言とハルマゲドンとは? 石濱哲信氏(2026.3.19)
(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は、日防隊創立者の石濱哲信先生にお越しいただきました。石濱先生、よろしくお願いします。
(石濱)
よろしくお願いします。
(深田)
先生、イラン戦争がいよいよ泥沼化しているように見えます。イランは近隣諸国の各地を攻撃し、アメリカも「もっとやり返してやる」という姿勢を示しています。元海上自衛隊の対潜哨戒機の機長として、今後どのような展開が待っていると予想されますか?
(石濱)
結論から申し上げると、非常に悲しいことですが、まさに旧約聖書でいうハルマゲドン、つまり最終戦争の様相です。今の言葉で言えば、互いに核の相互確証破壊の戦争となり、北半球に人が住めなくなる可能性もあります。
(深田)
そこまで進んでしまうのですか。実は以前、パキスタン人のムガールさんにご出演いただいたことがありました。イスラム教徒の方ですが、イスラム教の経典にも最終戦争が記されており、ユダヤ教の経典にも最終戦争について触れられているため、現在のイランとイスラエル、そしてアメリカがイスラエルの前面に立っている状況は、ユダヤ教とイスラム教の聖書に書かれている通りの最終戦争なのだ、とおっしゃっていました。しかし、アメリカは関係ないのではないですか?
(石濱)
いや、アメリカは特に共和党支持者の約6割は福音派で、簡単に言えばユダヤ教徒です。
(深田)
福音派は、ユダヤ教徒ではないのではありませんか?
(石濱)
僕は、基本的にはユダヤ教徒と見た方が間違いないと思っています。というのも、福音派の人たちは、一生に一度はエルサレムを訪れ、その地に立つことを重視しています。そして、彼らが周辺の土地に入り込み、開拓し、侵略している現状についても、それを手助けしなければならないと考えている人が多いと認識しています。
(深田)
キリスト教の福音派はユダヤ教にかなり近い、とおっしゃる方は多いですね。
(石濱)
そうですね。僕なりに整理すると、まず「ホーリーバイブル」というものがあります。これはモーセの五書という五つの書から成り立っているのですが、日本ではこれを「聖なる書」、すなわち「聖書」と訳しています。しかし、彼ら自身はそのようには捉えていないのではないかと思います。つまり、これは神が作ったスピリチュアルな決め事なので、触れてはならないものだ、という意味合いでホーリーバイブルなのです。
そこから派生して、いわゆるキリスト教の人々も、キリストとは世界を救う人、すなわち救世主ですから、その救世主が現れることを記した聖書として位置づけているわけです。したがって、その原点は、およそ3500年前あるいは3300年前とも言われるモーセの五書が中心になっているのです。
さらに、その後に活躍するヨシュアという人がいて、そこから皆殺しが始まるわけです。それが今も続いており、最終的には第三神殿を作らなければならないという発想につながっていきます。ソロモンの時代に第一神殿が造られたものの、その後に破壊され、さらに襲われて再び破壊される中で、第三神殿については、もう準備はできているのだから早く造れ、という考え方があるのです。
そのうえで、ユダヤ教の人々は、自らが永遠の天国へ行けること、そして救世主キリストが現れることを待っているのですが、そのためにはハルマゲドンが必要であると考えているのです。
(深田)
それは、必ずなければならないものなのですか?そう書かれているのですか?
(石濱)
そうです。ですから、周りの国をすべて皆殺しにしなければならないのです。
(深田)
それが、その聖書に書かれているのですね。
(石濱)
はい、そうです。いわゆる聖書と呼ばれているものには、まずモーセの五書があります。通常は、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記と続き、その後にヨシュア記があります。ヨシュアは跡継ぎですから、その位置づけになるわけです。
そして、ヨシュアがシナイ半島から現在のエルサレムに向かい、最初に行ったのが聖なる戦いで、すなわちエリコの戦いです。
何をしたのかと言えば、そこは当時の中東で最も古い町とされ、商業の中心地でもありました。当時は、その地域の中心には王、すなわち王様と称する人がいて、そこに住む商人たちを守りながら町を作っていたわけです。その最古の町がエリコ(ジェリコ)と呼ばれる町です。
そこは自分たちの土地である。神が私に予言し、言葉を与えたのだから、お前の行くところは神がヨシュア、お前に与えた土地である。ゆえにそこにいる者をすべて滅ぼし、自分のものとせよ、という考えなのです。
(深田)
それは、かなり恐ろしい話ですね。
(石濱)
ですから、ホーリーバイブルは、日本人の感覚から見ると、悪魔の書ですよ。その中には、後にさまざまな預言者が登場しますが、その一つとして「空を飛ぶハゲタカどもよ集まれ、野にいる獣たちよ集まれ」と書いています。
何のために集まるのかといえば「これから私たちが殺していった兵士たちの血を、酔いしれるほど飲め、生き血を飲め、そして見渡す限り屍が累々となる地を作るから、お前たちはその肉を食らえ」という趣旨のことが書かれているのです。そのような表現なのです。
(深田)
あまりにも衝撃が大きくて、うまく反応できず、すみません。
(石濱)
それが彼らの小さい頃から読んでいるホーリーバイブルの各章なのです。
(深田)
私も子どもの頃に聖書を読んでいたのですが、おそらく、もっと穏やかなものを読んでいたのでしょうね。聖書物語で、ジーザス・クライストが生まれたことや、マタイの福音のような、その後の、キリストが死んだ後の人々の物語をきれいにまとめた部分くらいしか記憶にないので、その前の話なのですね。
(石濱)
いえ、その前だけではなく、その後の話も同様です。新約聖書の場合でも、後になると、たとえば「何々の手紙」といったものが出てきますが、プロテスタントにとって、ジーザス・クライストの「キリスト」とは救世主という意味なのですよね。日本にも救世教がありますけれども、救世主という存在そのものへの憧れは、古くから一般の人々の中にもあったのだと思います。
しかし、これはあくまで僕自身の分析ですが、ユダヤ教の経典、すなわち旧約聖書を見ていくと、そのように読めるわけです。つまり、その前提として、彼らのイデアと言いますか、基本的な思考の中には「自分たち以外はすべて奴隷であり、いつかは皆殺しにして、すべてを奪いなさい」ということを、ずっと教えられていると思います。
(深田)
しかし、今回は、結局、ユダヤ教とイスラム教の戦いなのですよね。そこに、キリスト教を母体とするアメリカが入ってきました。今のアメリカは、クリスチャンは少ないと思いますが、イラン戦争に参加している米軍兵士たちは、どう受け止めているのでしょうか。彼らは本当に進んで戦っているのか、トランプ大統領の判断は大丈夫なのか、国際法違反ではないのか、といった考えは持たないのでしょうか?
(石濱)
彼らに言わせれば、国際法というものは、いわゆるコモンローのようなもので、お互いに通常どおり運用しているという理解なのだと思います。しかし、今回の彼らの発想は、その上位にあるスピリチュアルロー、すなわち神からの法にあるのです。米軍の複数の指揮官は「トランプ大統領は神に選ばれた、ハルマゲドンを引き起こすためのリーダーである。だからお前たちも一緒に戦え」というようなことを言っているのです。
(深田)
救世主伝説のようなものですね。
(石濱)
そうです。救世主を呼び込むための存在ということです。
(深田)
つまり、トランプ大統領がメサイア(救世主)なのではなく、救世主が現れるためには、ハルマゲドンが必要であるという考え方なのですね。
(石濱)
そうです。いわば大きなリーダーであり、大軍師のような位置づけです。聖書の中には「主」と書かれています。その主が現れ、そしてキリストが海の方から救済に現れる前に、選ばれた者たちがすべて皆殺しにするのです。屍累々となる光景が、より具体的に書かれています。
たとえばヨシュア記でも、相手の王が命乞いをしてきた場面で、その王を引きずり出し、皆の前で、首はこうやって落とすのだと足で押さえつけ、剣を取って切り落とす。そして、その遺体を一日中木に吊るすのです。それを五人に対して行う。そうしたことが具体的に書かれています。
こうした記述に近いものは、コーランにも見られます。相手を殺すとき、その剣は自分の剣ではない、神がそうしろと言っているのだから、遠慮せずにやれ、という考え方なのです。
(深田)
そうですね。あまり過激な表現になってくると、YouTubeで配信できなくなります。
(石濱)
しかし、これは過激というよりも、コーランにも書かれていますし、ホーリーバイブルのヨシュア記にも説かれていることです。ヨシュア記は第1章から第24章までで、その内容は、結局すべて皆殺しの話で、具体的に書かれています。小学生でも読めるくらいの長さで、6年生くらいになれば最初から最後まで読めます。
(深田)
そうすると、今後のイラン戦争は、さらに各地へ飛び火していく、そういう方向に進みそうだということですね。
(石濱)
そうです。それもバイブルの中に書かれています。つまり、周辺の国々が次々に相手として現れ、それをすべて打ち倒していくのです。
(深田)
そろそろ高市総理が訪米する時期に入っていますので、今後、日本がこのイラン戦争に対してどのような立ち位置を取ることになるのかは、私だけではなく、多くの視聴者の方にとっても心配な点だと思います。
(石濱)
私の勉強会や石濱哲信チャンネルでも話していますが、高市総理が19日に訪米した際、最初に求められるのは「自衛隊を戦争に参加させろ、ペルシャ湾に出せ」ということだと思います。
(深田)
それは、どうなのでしょうか。法律上、問題はないのですか?
(石濱)
日本では、高市総理が憲法改正と言っていますが、僕に言わせれば、悪くするのですから改正ではなく改定です。改悪というべきかもしれません。その作業を進めるために、私に言わせればインチキ選挙ですね。盛り上げて騙。得票数も我々の想像を超えるほどになっていました。そうしたものをそのまま通して、憲法改定や緊急事態条項を進めようとしている一方で、現在の日本は、まだ改定されていない現行憲法の下では絶対にできないことを、すでにいくつもやっているのです。
(深田)
例えば、どのようなことですか?
(石濱)
ウクライナ支援です。これは、本来やってはいけないのです。
(深田)
ウクライナ支援は、なぜやってはいけないのですか?
(石濱)
それは国際法で定められていて、中立国には中立の立場を守らなければならない責任と義務があるからです。日本はそれを堂々と破っています。したがって、戦争が終結し、仮にロシアが勝った場合には、ロシアは軍事法廷を開くことなく、参戦した日本を処刑することができます。
(深田)
そうなのですね。
(石濱)
それを堂々と行っているわけです。特に一昨年の暮れには、セバストポリというロシア黒海艦隊の目と鼻の先で、ウクライナ海軍と日本の海上自衛官が共同作戦をやったわけです。2年前のことです。
(深田)
それは、政権でいうと岸田政権の時期ですか?
(石濱)
そうです。岸田さんは、特にNATO(北大西洋条約機構)に積極的に入っていき、NATOの首脳会談にも出ています。それ以前の総理は首脳会談までは出ていません。外相会談までは時折出ていましたが、NATOは北大西洋条約機構ですから、日本はまったく関係がないのです。
しかも、ウクライナとロシアの件では、ロシアは「特別軍事作戦」であり、戦争とは言っていません。一方で、ウクライナ側は戦争だと言っています。しかも、仕掛けたのはウクライナです。日本では、ニュースの冒頭で、NHKをはじめ必ず「ロシアが一方的に攻め込んだ」という表現が繰り返されます。しかし、これは日本人を洗脳しているわけですね。
実際にはそうではなく、あの地域の資源をめぐる問題があります。イーホル・コロモイスキーという、ウクライナにいたユダヤ人協会の会長がいて、ジョージ・ソロスが金を渡し、それまでソ連であったウクライナが分裂した時に、資源を株式会社化して奪っていったのです。
その資源を取るために起こされた戦争なのですね。以前にも少しお話ししたかもしれませんが、アメリカのユダヤの連中でビクトリア・ヌーランドがいます。聞いたことがあると思いますが、犯罪者ですよね。
(深田)
元国務長官でしたか?
(石濱)
国務次官です。その前は次官補でした。日本で言えば、省庁のトップになります。その人物が仕掛けている内容が、リークされました。自分の悪事を自ら語っていたわけです。しかし、その内容を世界は流さず、日本でも報じられません。
そのため、どちらが悪人なのか分からなくされているわけです。しかし、どう見てもアメリカが主導していることは明らかですし、ウクライナ戦争を仕掛けているのがアメリカで、それに踊らされているのがゼレンスキーです。だから彼も犯罪者なのです。
そこに日本が加勢している。これは国際法では許されないことです。まして、ロシアを制裁するようなことは本来あってはならず、日本は中立を保たなければならないのです。
(深田)
日本はすでにロシアに対して中立ではないですよね。
(石濱)
そうです。最初から制裁を加えています。ロシア側からすれば、すでに何度も警告を出しています。ロシアは繰り返し「今、日本がやっていることは我々に対する戦争行為なのだから、そのことを分かっているのだろうね」という趣旨の警告を出しています。
それでもなお、日本はその行動を続けているわけです。その延長線上に、今回のイランの問題もあるのです。僕は以前から、世界は非常に深刻な状況に向かっており、人口削減が進められていると見ています。
それには戦争もあれば、ワクチン注射もあるわけです。そして、最終的には人口を5億人か10億人以下にする。その中で、いくつかの大きな目標があるのです。一つは、お金の仕組みを根本から変えてしまうことです。もう一つは、人種的には日本人を一人残らず抹殺することです。
(深田)
それは、どこかに書かれているのですか?
(石濱)
書かれています。
(深田)
書かれているのですか!?
(石濱)
書いている、というよりも、言葉としてロックフェラーは何度もその趣旨のことを言っており、死の直前にも言っています。彼らが今やっていることをその視点で見ると、すべてがつながって見えるのです。
(深田)
どうして日本人は、それほどまでに狙われてしまうのでしょうか?
(石濱)
それは、1919年まで遡らなければ分かりません。第一次世界大戦が終わったのは1918年ですが、その翌年の1919年に、彼らは新たな植民地政策を作ろうと考えました。そして、アメリカ大統領のウッドロウ・ウィルソンが議長となって、パリ講和会議に出てきたのです。
この講和会議では、第一次世界大戦は機関銃も登場し、航空機も使われ、毒ガスまで使用された非常に悲惨な戦争だったのだから、新たな平和条約を作ろう、という建前が掲げられていました。
その場に、当時、世界で最も強い軍隊を持っていた日本が、有色人種の国として初めて五大強国の一角に入っていったわけです。そこで日本は、平和を掲げるのであれば、人種差別をやめるべきではないかと主張し、その結果、国際会議は大きくもめることになりました。
議論は4か月ほど続き、まとまらなくなっていったのです。ウィルソンは、ユダヤ側の意向を受けて会議に臨んでいたため、このままでは自分たちの狙いが達成できないということで、国際連盟創設(で人種差別撤廃)に関する議決を多数決で求めることにしました。
すると、採決では11対5で日本側の主張が通ったのです。そうなれば、彼らの作戦や戦略はすべて崩れてしまいます。そこで、ウィルソンは一度フランスからアメリカに戻り、その後あらためてイギリスと組んで戻ってきて、議長決裁でその結果をすべて覆し、国際連盟を作ったのです。
その時の日本側代表が西園寺公望であったのですが、体調悪化で十分には動けず、実際に最も活躍していたのが、大久保利通の次男で、牧野家に養子に入った牧野伸顕(伯爵)だったのです。
彼は宮内大臣や外務大臣も務めた人物ですが「ここまで議論を重ねたうえで、その結果をひっくり返すとは何事か」として、多数決で11対5になったにもかかわらず、ウィルソンが議長権限で覆したことを、きちんと記録に残させたのです。当時の日本人には、それほどの気概があったのです。
(深田)
そうなのですね。それで日本人が現在も標的にされているということなのですね。
(石濱)
そうです。そして、その時に彼らが決めたのは「日本人がいるかぎり世界制覇はできない。だから潰せ」ということだったのです。それが1919年です。その後、軍縮会議などいろいろな流れがあり、最終的に日本は石油を買っていたアメリカから石油を完全に止められ、戦争をせざるを得ない状況に追い込まれ、わずか26年後に潰されたのです。
(深田)
しかし、これからイラン戦争がそこまで広がっていくとすると、私たちは一体どうしたらよいのでしょうか。
(石濱)
まず、日本人としての立ち位置を明確にするべきです。日本人は、世界の歴史の中で、自らの強さを存在感として示してきましたし、しかもそれを正義から外れない形で行ってきました。具体的な事例はいろいろありますが、まずは私たち日本人一人ひとりが目を覚まし、今、日本は何をしているのだ。高市内閣は何をしているのだ」と振り返らなければなりません。
選挙もおかしい。今まさに進めようとしていることも問題です。19日にアメリカに行けば、すぐに分かると思います。自衛隊をペルシャ湾に出すのか、もし出せば、そこは戦場であり、戦闘行為です。そうなれば、撃たれるのは当然です。
(深田)
イランから見れば、敵国アメリカに加担していることになりますからね。
(石濱)
その通りです。自衛隊という名のアメリカ統合軍です。したがって、当然、戦闘行為と見做され、相手は遠慮なく攻撃してきます。
(深田)
そうなのですね。やはり国民がしっかり議会を見て、何をしてはよくて、何をしてはいけないのかを判断しなければならないと思います。石濱先生は保守派の立場ですが、今のネット空間では、右派で威勢のいい人たちが「イランは叩いてもいいのだ。アメリカが先に攻撃してもいいのだ」という論調に対しては、やはり慎重であるべきでしょうか?
(石濱)
ネタニヤフ自身が、攻撃した理由を「このまま放っておけば、将来、自分たちが攻撃されるかもしれない。だから攻撃した」と説明しています。しかし、そうなれば、こちらも「このままでは将来、アメリカやイスラエルから攻撃されるかもしれないから、先に攻撃してしまおう」と言ってしまうではないですか。
今回の騙し討ちについて言えば、去年6月にハメネイ師の暗殺と地下核施設への攻撃でバンカーバスター(地中貫通爆弾)を使ったのですが、失敗に終わったわけです。では、どうすれば成功するのかと、半年ほどかけて周到に作戦を練ったのだと思います。そして、2月6日からイランに対して「経済封鎖で困っているでしょう。核協議をやりましょう」と持ちかけたのです。
以前、オバマ政権下で行われた核協議はイランが壊し、新たな核協議の枠組みで進めることになっていましたが、トランプ氏はそれを認めないという姿勢を取っていました。ではどうするのかと協議が続けられ、2月26日の最終段階では「うまくいきそうですね」というところまで話が進んだのです。
イランも、IAEA(国際原子力機関)の管理下に入り、60%まで濃縮したものを安全な水準まで戻し、二度と元に戻せないようにしてもよい。その代わり経済封鎖をやめて平和的にやりましょう、という方向で合意が見えてきたわけです。
そして、次は3月1日に、それまでのスイスではなく、隣国オーストリアで最終的な署名を行うという話になっていた。そのため、当時のイランのアラグチ外相は、それまで何度交渉してもうまくいかず緊張していたのに、2月26日以降は表情が緩んでいたのです。
(深田)
そうなのですね。つまり、着地しそうな状況だったわけですね。
(石濱)
その通りです。だからこそ、当然ハメネイ氏も出てきたわけですし、クシュナーはしてやったりと思ったのでしょう。どこそこに集まっている、という情報をスパイから得て、政府要人から軍人、ハメネイ師に至るまで、皆がそこに集まり、これは本格的に対応しなければならないという会議の場を狙って、2月28日にいきなり攻撃したのです。これはまさに騙し討ちです。
(深田)
そういう経緯だったのですね。もともとイランは核開発を進めてはいたけれども、IAEAという国際機関の管理下でコントロール可能な方向へ進む意思を示していた。しかし、それでは攻撃の口実がなくなってしまうため、先に攻撃したということですか?
(石濱)
いや、そうではありません。そうではなく、前回の攻撃が失敗したため、皆を集める必要があった。そのための口実だった、ということです。その口実によって皆が集まり、「間違いなくハメネイ氏も来ている」「軍のトップも政治のトップも皆そこに集まっている」という情報をスパイから得て、してやったりという形になったわけです。つまり、最初からそのように作戦を組み立てていて、そこで攻撃したのです。
(深田)
そうなのですね。やはり、このイラン戦争については国際法上の問題もありますし、それが国際法上認められるのか認められないのかという議論が十分に整理されないまま、自衛隊が参戦するような形になることは避けなければならない、ということかと思います。
(石濱)
しかし、それは難しいでしょうね。
(深田)
そうした中で、自衛隊が参戦するかもしれないという局面を前にして、国民がしっかり議会を見て、その是非を判断していかなければならない、ということかと思います。ということで、今回は日防隊創立者の石濱哲信先生にお越しいただきました。先生、どうもありがとうございました。
(石濱)
ありがとうございました。





