#614 習近平が恐れる「軍の反旗」と自滅への道。台湾より先に尖閣が危ない?中国内部の闇を暴く 宇山卓栄氏(2026.2.28)

(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム プロデューサーの深田萌絵です。今回は、作家の宇山卓栄先生にお越しいただきました。宇山先生、よろしくお願いします。

(宇山)
よろしくお願いいたします。

(深田)
最近、中国がかなり混乱していて、軍隊のトップが粛清されたとのことです。これは一体何が起こっているのでしょうか?

(宇山)
えらいことになっていますね。日本のメディアでは、全然中国の内情について報道がされません。

(深田)
されていないですよね。

(宇山)
されていません。オールドメディアは北京に支局を持っているのだから「北京の動きぐらい普通に伝えろよ!」と思うのだけれど、それも全然伝えない。何が起こっているのかさっぱりわからない。断片的な情報を取捨選択して、デマ情報なども一杯あるので、それらを注意深く、断片情報をつなぎ合わせてみて、大体こういうことになっているのではなかろうかと推論をするしか方法がない状況です。

1月24日に中国国防部から発表されたのが、張又侠という党の軍事委員会副主席、つまり軍制服組のトップです。この人物を逮捕監禁することを決めたということが発表されたのです。

(深田)
そうですよね。あれも驚きですよね。昨年、軍事委員会のメンバー9人ぐらいが軍籍剥奪処分を受けた。あれに続く驚きで、何か関連があるのですか?

(宇山)
大きく関連をしているわけなのです。さらに、張又侠と行動を共にしていた軍の参謀部参謀長の劉振立も逮捕監禁されることに相成ったわけです。これは、歴史的に大きな事件だと思っています。古い方ならご存じだと思いますけれども、1971年に林彪事件というのがあったのです。

(深田)
ありましたね。四人組組と林彪みたいな。

(宇山)
そうです。その林彪を逆クーデターで毛沢東が粛清をして、それ以降、毛沢東は本当の意味での独裁権を握っていくことになった。あの事件以来の大きな事件だと、私は思っているのです。考えてみてください。軍の大将ですよ。その人間を、気に入らんからといって、いきなりしょっ引く。張又侠の息のかかっている軍の将校やら幹部たちも沢山いるわけなのです。その人たちが抵抗をして「張又侠を返せ!」と銃、大砲、戦車を持って立ち上がったら習近平は、一発アウトなのです。

(深田)
そうですね。確かに、その通りです。

(宇山)
習近平が、武器を持って戦うわけではなく、武器を持っているのは軍なのだから、軍が反旗を翻したら習近平は太刀打ちできないわけです。そういう軍のトップを捕まえるということは、軍が自分に反逆をして来るという大きなリスクがあるわけなのです。それにもかかわらず、なぜ習近平がここまでリスクを取るのか、そして今、軍がどういう状況なのかというところも、順を追って考えてみたいのです。

(深田)
そうですよね。軍は、今どっらちを向いているのか分からない。これは台湾侵攻が、あるのかないのかというところにまでかかわってきますよね。

(宇山)
かかわってきます。日本がどうのよう中国にかかわっていくのか。アメリカはトランプさんとの会談を控えており、トランプ習近平会談もどのようになっていくのだろうかということに全てかかってきます。私は国際情勢を読み解く上での大きな鍵が、この中国問題の中にあるのだろうと思います。

それで不思議なことに、軍は何の動きも見せておりません。実は、1月24日以降は、たくさんのデマが拡散をしていたのです。「軍が中南海に攻め込んだ、習近平を捕まえて監禁をしたぞ!」「北京で銃撃戦が起こったぞ、戦車部隊が突入したぞ、何か爆撃があったぞ!」等々。

(深田)
そうですよね。高速道路封鎖は一部本当だったようです。

(宇山)
それは本当です。それは英国のスターマー首相が来たからなのです。こういう大袈裟なデマが大量に写真付きであったのですけれど、これは全部デマだと証明されております。

今言うように、スターマー首相と習近平が会談をし、その後も習近平は公の場に姿を表しているわけで、銃撃戦があったということも正式の報告はされておりません。海外の情報からも、そういう報告は上がってないというのが事実なのです。つまり不気味な静寂に包まれているのです。

(深田)
逆に怖いですね。どちらを向いているか分からない。

(宇山)
分からないです。中国には軍が5つの戦区に分かれているのです。北京を中心とする中部と東西南北の区域になるのですが、そのどの戦区のトップ(司令員)からも何の声明も発せられていないのです。解放軍報(中国共産党中央軍事委員会の機関報)が社説や論評などを載せているのですけれども、それは今回の張又侠の拘束を支持するということを形式的に書かれているだけです。軍の実行部隊が、今回のことを支持するとも、支持しないとも言っていない。どちらも何も言っていないというところが、非常に興味深いところなのです。

(深田)
確かに。これから中国が台湾に侵攻するとか、2027年にはやるのではないかと言われているのですけれど、今は2026年ですが、どうなるのですかね?

(宇山)
結局、習近平の権力・軍の掌握が、どうなるかに直接かかわって来るのだろうと思うのですけれども、今この時点で、少なくとも習近平が軍を掌握しきれている状態ではありません。もし掌握しているのであれば、軍の戦区長(司令員)が「習近平を支持します」と口々に「習近平同士万歳!」とやるわけですが、それをやっていない。一方、軍の催事に出かけて行って、出席をしてないのです。オンラインで出席しているのです。

軍の内部に入っていくと後ろから撃たれる可能性もある。身の危険があるので、オンラインの軍との打ち合わせ会議出席していることを続けているような現状なのです。私は、今こういう段階だろうと思います。軍の人たちも、疑心暗鬼に陥っているわけです。「次にやられるのは俺たちだ。大将の張又侠がやられた。今度は、俺たちのところに来るぞ」と身構えている段階だと思うのです。中国で逮捕監禁されるということは、これは死を意味するのです。

(深田)
確かに、そうですよね。

(宇山)
処刑されますから。

(深田)
そのまま出てこないですよね。

(宇山)
ええ、出てこない。消えて、居なくなりますから。あの人はどこに行ったの?という世界なのです。だから「お前が死ぬか、俺が死ぬか、その二つのうちのどちらかだ」というような極限状態に追い込まれている。軍の人たちはそういう状況だろうと思います。もし、自分のところに逮捕しに来るならば、銃を持って戦うべきか戦うべきでないか、軍人たちはその様子を虎視眈々と見ている段階だろうと思います。

(深田)
そうですか。中国人は戦いますかね?すぐに擦り寄りそうな気もします。

(宇山)
そうなんですよ。私もそう思います。私は短期的にはまず擦り寄ると思います。習近平に反旗を翻して、もしクーデターが失敗したら一族郎党、皆殺されるわけです。

(深田)
まぁ、そうですよね。

(宇山)
九族が滅殺されることになってくる。今、自分たち幹部は大富豪で富を享受して良い暮らしをしているわけです。その暮らしを捨ててまで、国のために「こんなこと許せん!」と言って、習近平に反旗を翻すような度胸のある奴がいるのか?というと、私はなかなか少ないと思います。

(深田)
そこまでの人はなかなかいないですよね。

(宇山)
いないと思います。軍人たちも完全に腐り切っていますから。そこで習近平は側近たちを遣わして、懐柔工作をして「お前たち、今まで張又侠にくっ付いていたが、その罪は問わぬ。その代わりこちら側に忠誠を尽くせ。銭もやるぞ、ポストもやるぞ、人事もやるぞ!」と。何もやる、これもやるという懐柔政策を急速に軍内部で進めている途上だと思います。

ですから、短期的にはどうやらこうしたクーデター騒ぎ、習近平に対して、けしからんという表だった動きというのが行われないのだろうと思います。起こるならばとっくに起こっているはずです。

(深田)
小さいのは、いろいろありました。ただやはり、中国の人と接していると、人脈、コネ、縁故主義なので、権力を持っている人に近い方が自分は得をするという、基本思想がそこにあると思います。

(宇山)
あります。寄らば大樹の陰というか、それが彼らの生きる道なのですよね。自分の思想とか信念とか、そういうことではなくて、己が生き残るということが彼らにはやはり非常に大切な要素なのです。それが彼らの哲学、政治倫理というものなのです。ただ、私は思いますけれど、それは短期的な話です。

(深田)
長期的には、やはり燻っているものはありますよ。長年の怨みとか、反習近平派はやはり、習近平になってから自分たちのビジネスを習近平派に全部取られていったわけですよね。

(宇山)
そうそう。江沢民派がね。

(深田)
江沢民派だけではないです。いろいろな派閥がお金を取られていった。自分たち一族のビジネスが先細りになっていきますから、その怨みは深いわけなのです。

(宇山)
おっしゃる通りです。今や、経済界からも軍人からも政治の世界からも、習近平に対する怨みというのが、大きく広がっている。「こいつは本当に何をするか分らない。今、表面的に軍人達が妥協するということをしたとしても、長期的には俺たちの方に刃が向かってくるぞ」「あいつはいつ俺たちを粛清するのか分からんぞ、殺されるかもしれない」と疑心暗鬼は絶対に消えません。そういう中では、中長期的に習近平を追い落とそうとする動きは、必ず起こってくると思います。

(深田)
習近平を追い落とそうとすると「台湾侵攻をやれ」と推すかもしれないなと思います。

(宇山)
と言いますと?

(深田)
台湾侵攻は、リスクが凄く高いじゃないですか。あの小さな台湾海峡を解放軍は最終的に、1回も渡ろうとしなかったわけですよね。それはアメリカの目もあり、そこを越えていくということは、台湾だけではなくアメリカとも対立する可能性があるわけです。

(宇山)
おっしゃる通りです。

(深田)
そのリスクを習近平に取らせて「台湾を取らずして、お前は本物の皇帝ではない!」と強く推して、無理矢理台湾侵攻をさせると解放軍に傷がつく。皆さんひとりっ子ですから「自分たちの子どもを失った」と言って中国のお母様方が怒って、世論が習近平にそっぽを向くような現実も来るわけじゃないですか。そうなると、意外に習近平は、そっちの方がやりたくないことじゃないかなと思います。

(宇山)
台湾を侵攻しないということですか?

(深田)
もしかしたら、台湾を侵攻する方がリスクが高いのかなと思います。

(宇山)
リスクが高いですよね。習近平が何を考えているか、なのですけれども、実は私も萌絵さんがおっしゃるように、彼自身が「そんなことは出来まい」と一番よく認識しているのではないかと思います。

(深田)
台湾を侵攻するかしないかは、むしろシンボリックな話であって、実質的に経済を支配しているわけじゃないですか。だから、そこに軍を動かす意味はあまりない。有るとすれば、象徴的に「台湾を統合したから本当の皇帝だよ」という、それくらいの内部に向けてのメッセージでしかないわけです。対外的には、凄くマイナスだと思います。

(宇山)
おっしゃる通り。そこが本質なのです。もし習近平が、今後、本当の意味で独裁権を確立していって、皇帝になれるということであるならば、何もリスクを冒して台湾なんかを取る必要はないのです。今までの習近平がなぜ「台湾!台湾!」と言ってきたのかというと、「台湾をとるために自分に任期をください。2期だけでは足りません。3期目、4期目、終身で国家主席の席に座らせてください」とうことです。

つまり権力の地固めをする。政治的なツールとして台湾の侵攻を使ってきたのだけれども、しかし一方で、常識的に考えたら、わざわざ中国もろとも崩壊するかもしれないリスクを冒してまでするのかというと、そのインセンティブは常識的には薄くなっていると言えるわけなのです。

今まで、張又侠と習近平がずっと仲が良かったにもかかわらず、なぜ対立したのか。張又侠と習近平は、陜西省の同郷の幼馴染なのです。

(深田)
そうなのですか。

(宇山)
幼馴染なのです。気心の知れた、自分が兄貴と慕う張又侠を軍のトップに置いて、習近平自身は政治に没頭するという棲み分けで、今までは二人三脚でうまくやってきていたのです。ところが、いよいよ習近平が「台湾!台湾!」と言いだして、張又侠が「ちょっと待て」と言い始めたのです。

「そんな事をしたら、中国が崩壊するぞ。勝てはしないぞ。メリカも日本も出てくるぞ。そうなったら、中国は袋叩きになるじゃないか」と反対をして、2022年以降、本格的に張又侠と習近平が対立をするようなことがずっと起こってきたのです。その張又侠を外すということは「今まで立ちはだかって邪魔をされていたが、いよいよ台湾侵攻をやろうということなのではないか?」という人が多いのだけれど、私はさにあらずだと思うのですよ。

それは、今 萌絵さんがおっしゃったとおりです。ここで軍事権を掌握したならば、自分が皇帝になったわけですから、何もそこまでリスクを冒して「台湾!」と言わなくても良い訳なのです。

一方で、こういう見方もあるのです。もう習近平は、理性を失っている。そうでないと軍のトップをいきなりしょっ引くというようなことは、常識的に政治力学上こんなことは出来ないと思うのです。理性を失った習近平が、勢い狂って「台湾に攻め込め!」と命令を下すとも限らないと言う専門家もいる。

一方で、こういう指摘もあるわけです。張又侠の息のかかっている人間が軍の中枢を占めている。それは今も続いているわけです。その張又侠を取り除くということは、皆が身構えて反対しているわけです。習近平に対して、心の底で忠誠を誓っていないわけです。それで「台湾に攻め込め!」と指示した場合、軍が台湾に行くどころか北京に向かってくる。

習近平の方に向かってくる可能性もあるわけです。大砲を向こうに向かって撃てと言っているのに、こっちに向かって撃ってくる可能性だってあるわけです。そんな命令を下すことは、さすがに出来ないだろうという話もあるわけなのです。

(深田)
台湾を侵攻しなくても、高市さんが台湾に関して中国に自衛隊を派遣すると強硬な発言をした時点で、習近平は台湾侵攻をしなくてもメリットを得ていると思うのです。国内の支持率は「日本が生意気なこと言っている、我が国の領土を日本になんか介入させてはいけない」ということで、習近平の支持率、求心力は上がっているわけです。

国連でも日本が主権を侵害する発言をしたということで、安全保障理事会で中国は発言をして、日本に牽制をかけている。これだけでも台湾を侵攻せずとも、実質的に彼らは日本に一撃を加える。国際法上のペナルティを与えられるポジションを築いています。

(宇山)
その通りです。

(深田)
だから別に、台湾ではなく、今回は日本の方が危ないのではないのでしょうか。

(宇山)
尖閣諸島に来る可能性がありますよ。

(深田)
尖閣諸島と沖縄ですよね。

(宇山)
中国からするとそっちの方が、取りやすいわけです。尖閣諸島を先に取って、そこから南側全部、制海権を押さえたら、アメリカとしてもて、そう簡単に入ってくることが出来ないわけです。

(深田)
そうです。別に、台湾はいらないのです。尖閣を押さえたら事実上ですね…

(宇山)
事実上、そこは実効支配を出来ますから。

(深田)
台湾という島は要らないけれど、周りの海は全部自分のものになれば、台湾侵攻をしなくてよいわけです。

(宇山)
その通りです。合理的な判断をすると、正にそうなるわけです。ただし、習近平という独裁者に合理的判断が出来るのかどうか。そこが分からないところなのだけれども、習近平の独裁権が今後どうなっていくのか。固まるのか、崩壊するのか、どっちなのか。ここまで動乱すると、体制の崩壊ということにも繋がってくるので、最後を見てみたいと思うのです。

(深田)
どうなるのですかね?

(宇山)
私は、先ほどから言うように、短期的には妥協が成立するでしょう。しかし、中長期的には、明らかに持たないと思うのです。今、軍の張又侠派の人たちは、様々なところと政治的に連携をしていると思います。例えば、習近平が今まで粛清をしてきた人たちです。

習近平が中国共産党総書記になって、まず何をしたのか。彼は太子党(中国共産党幹部の子弟)の出身であるにもかかわらず、太子党江沢民派の例えば、薄熙来(※1)や周永康(※2)のような人たち、あるいは徐才暑(※3)のような軍のトップ。こういう人たちを徹底的に片っ端から失脚させ、粛清をしてきたわけです。その時には、習近平は共青団(共産主義青年団)派と手を組んでいました。胡錦濤たちと手を組んでいたのです。
※1)薄熙来:元中央政治局委員兼重慶市党委員会書記、2012年3月失脚
※2)周永康:元政治局常務委員、2012年12月失脚
※3)徐才暑:元中央政治局委員、元中国共産党中央軍事委員会副主席、2014年6月失脚

(深田)
そうですね。

(宇山)
そして、その片付けが一旦終わり、2期目になった時には、共青団派に圧力をかけていったのです。李克強(共青団派)さんを首相から外して李強を新たに首相にする。そして、2022年の第20会党大会の時に、皆さんも覚えておられると思いますけれども、胡錦濤さんが習近平の隣に座って書類を取ろうとしたという事件がありました。彼が書類を取ろうとすると、手をバッと押さえられて、終いには係の人たちに抱えられて追い出されるというシーンがありました。あれは、習近平による共青団派の人たちに対する見せしめであったと思います。

実はついこの前、張又侠の手紙がでてきたのです。

(深田)
そうなのですか。

(宇山)
はい。この軍のトップの張又侠の手紙がどういう形で出てきたのかと言うと、張又侠は自分が逮捕されると言うことを分かっていたようです。自分が逮捕されたら、この手紙を国際社会に広めてください、公開してくださいということで、アメリカの自分の信頼のおけるジャーナリスト、研究者に、その手紙を託していたのです。

その手紙の中に、こう書いてあるのです。「胡錦濤(元)総書記は、お前(習近平)に気前よく人事権もポストも権限も全て譲り渡した。しかし、近平、お前は恩のある胡錦濤主席に対して、あの仕打ちは一体何だったんだ。政治家である以前に、人間としてお前はどうなんだ。あの姿を見て、自分は決定的にお前とは戦っていくという決心をしたのだ」というようなことを、その文面で張又侠が綴っているのです。

その文面は本当に張又侠が書いたものかどうかというところは、議論があります。さらに、張又侠はこうも言っているわけです。「近平、お前は、誇大妄想に駆られて、台湾を取るという大戦争の指揮をしたい妄想に駆られているけれども、そんなことは出来はしない」というようなことが書いてあるわけなのです。

結局、習近平はこういうかたちで共青団派は弾圧する、江沢民派は弾圧する、とことごとく政敵を潰してきたわけです。その数は総計500万人です。文化大革命の時に匹敵するくらいの数字の人たちの大粛清をしているわけです。この人たちが黙っていると思いますか?

(深田)
いえ、黙るわけがないです。半分は、反習近平派ですよね。やはり権力を持ち回りで、順番でやるというルールがあるから、中国共産党員も我慢してきたけれど、順番が回って来なくなったとなると、ワンチャン狙いますよ。

(宇山)
その通りです。まだまだ、長老たちも健在です。胡錦濤さんたちも、胡錦濤の配下の小胡錦濤と言われている胡春華(元中国共産党政治局委員、元国務院副総理)さんは、命が危ないということで、今、雲南に逃れているそうです。それから、改革派の汪洋、さらには長老派の温家宝、朱鎔基、あるいは、かつて太子党で習近平を国家主席に押し上げた曽慶紅。こういう人たちが手ぐすねを引いて、軍とも連携ししながら、彼らはアメリカと連携するということをしてくると思います。

(深田)
その可能性はありますね。

(宇山)
絶対にあります。すでにCIAが、軍に対して情報共有を呼びかけているという工作を露骨にやっていますから、習近平も長期的には、必ず体制に異変、動揺を生じさせており、彼は長生き出来ないでしょうね。

(深田)
どうでしょうね。もう十分長く生きたんじゃないですか。

(宇山)
それはそうですね。四期目ぐらいまで総書記は出来るかもしれないけれども、その先は必ず周りの反習近平派が結束をし、その包囲網が狭まってくる。その時、習近平は失脚するかもしれませんけれども、ただ、だからといって中国の共産党一党独裁体制が崩壊するとは思いません。

(深田)
自民党と同じですよ。 ちょっと顔を変えたら、組織は続く。

(宇山)
そうなのです、何遍も言うように.自民党が崩壊するためには、石破前首相が居座って破れかぶれ解散をくれたら良かったのですよ。

(深田)
そうそう。石破さんに「解散選挙に打って出て、自民党を木端微塵にしてくれ!」と期待していました。でも、それはなかったですね。

(宇山)
そうです。中国共産党も習近平から胡春華のような改革派にとって変わると、また復活して蘇っていくのですよ。そうであるならば、我が国としては、是非習近平大先生にしばらく頑張っていただいて、中国をボロボロにしてから、辞めていただくというのがいいと思います。

(深田)
そうですね。そうすると私たちも中国と対立しなくても良い。中国と戦わずして、私たちは国家安全保障を守ることが出来る。

(宇山)
自滅していってくれるのが、一番いいですから。

(深田)
はい。そこまで期待はできるのでしょう。今回は作家の宇山卓栄先生に「中国は今、大変なことになっているんだぞ!」ということを教えていただきました。先生どうもありがとうございました。

(宇山)
ありがとうございました。

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