#586 【まさに奴隷】賃金低下の一方で配当は7倍!日本人が「奴隷労働」に追い込まれる必然的な悪政とは 九戸山昌信氏(2026.1.30)

(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、フリーライターの九戸山昌信さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

(九戸山)
よろしくお願いします。

(深田)
九戸山さんといえば、移民政策の問題の記事で話題になったり、炎上してしまったり、いろいろ注目されています。今回は、先日『高市さんの移民政策。これは移民置換。日本人の国の終わりの始まりだ』というテーマで記事を書かれていたのですが、九戸山さんは立ち位置的には右派なのですか、それとも左派なのですか?

(九戸山)
右派も左派もあまりそういうことは考えたことがありません。単純に日本人の立場で考えるのだったら、この政策がおかしいのではないですか。日本に限らず、世界中で移民政策が問題になっていて、もとからいる民族にとっては、良いことはほぼないのではないかということです。

(深田)
ほぼないのですか?

(九戸山)
ないと思いますね。

(深田)
そうですか。今、高市さんが推進されている移民政策によって、民族置換が起こるということを予測されていますよね。

(九戸山)
民族置換は言葉的にイメージが強烈なインパクトのある言葉だと思うのですけれど、2024年で36万人純粋に増えて、2025年も上半期のデータから見たら同じぐらい36万人増える。このままのスピードでいくと、今が400万人ぐらいで単純計算すると今後16年で1000万を超えます。

(深田)
えっ、16年で1000万を超える?

(九戸山)
単純計算です。もちろんコロナがもう1回はやって、出入りが滞ったりすれば、止まるかもしれないですけれど、このまま移民が増えることを前提とすると、自動的にそうなってしまう。日本人は少子化で人口が減っていくので、それが同時に起こり、物理的に減る一方向と増える一方を考えると、だんだん時間の経過とともに入れ替わってしまう。

(深田)
それはいつ頃日本人の割合と外国人の割合が入れ替わりそうなのでしょうか?

(九戸山)
これもシミュレーションで、算数の問題というか、単純に計算したら誰でも割り出せます。表計算ソフトで計算すると、働く世代で15歳から64歳の生産年齢人口が、このスピードでいくと、入れ替わるのが2100年です。

我々は死んでいますけれど、近い将来、16年後には生産年齢人口に7人にひとりは外国人になっている。実際、ヨーロッパなど進んでいる国を見ると、例えば、ロンドンではもともといる英国人が36%しかいないです。

(深田)
え!全体の?

(九戸山)
ロンドンの居住者人口の36%しかいない。

(深田)
そうですか。これは、人口問題研究所のデータから試算しているのですね。

(九戸山)
人口問題研究所にデータが中期予測と、そこから先の予測があって、その真ん中の想定で、2120年ぐらいまで出ていて、その日本人が下がってくという数字と単純に外国人が400万人から毎年36万人ずつ増えていくと、こういうグラフになるのです。

(深田)
なるほど。これは結構マイルドな予測ですよね。

(九戸山)
そうですね。

(深田)
実際は、特定技能の2号になると家族帯同が認められます。

(九戸山)
もっと増えるかもしれないですね。

(深田)
一人当たり家族全員、下手をしたら100人ぐらい中国人を養子縁組して、どんどん呼ばれるじゃないですか。

(九戸山)
もっと増えるかもしれない。

(深田)
この100倍くらいのスピードで増えてしまうかもしれないですよね。

(九戸山)
一昨年ぐらいに、同じような記事を違う媒体で書いて、その時は2019年はまだコロナの前年で24万人だったのです。24万人でも、同じようなグラフを出して多いなと思っていたら、コロナが明けたら人流が戻ると36万人になってしまって、人数もどんどん増えています。

高市政権が123万人の数字を出しましたけど、あれは上限値ですけれど、今のままいくとやはりこの数字自体も増えてしまうので、この折れ線グラフはもっとオレンジの線が急角度で、もっと早い段階で変わります。

(深田)
日本人の方が少数民族になるということですね。

(九戸山)
そうですね。実際、ヨーロッパなどでも地域によっては、そういうところも多くなっていますから、その策が続く限りではありますけれども、別にこれは予想よりもっと確実性が高いです。

(深田)
諸外国では、既にそういった事例があるので、日本でも移民政策を続けている限りは、普通にこのようになるのですね。

(九戸山)
物理法則的にそうなるのは、もう間違いないです。

(深田)
あと10年もすれば、もう10人に1人が外国人。20年後は6人に1人が外国人、それで40年後は4人に1人が外国人って、40年後はまだ生きていますからね。

(九戸山)
外国人が多くなった時に、消えてなくなる日本人のために、外国人が果たして介護をしてくれるのか、社会がどう変わっていくかということも、やはり重要なところです。今外国人問題がすごく注目されて、不動産や犯罪が指摘されています。全員が良心的な外国人だったとしても、その外国人の文化的背景は日本人と違うので、社会に外国人が増えていけば、そういう形になるでしょう。日本社会も全員が良い人でも変わっていってしまうとところは、ほとんど見落とされているのではないかと思いますね。

(深田)
なるほど。今の日本の移民政策の問題はどういう点があるのですか?

(九戸山)
やはり、何も考えていないところです。人手不足ということは、経済の教科書に照らすと、バブルの時などもそうですけれども、賃金が必ず上がっていたのです。今は、実質賃金が逆に下がっています。このグラフ見てもらうと実質賃金がどんどん下がっています。赤いところが実質賃金です。

(深田)
酷いですね。赤が実質賃金で、青が経常利益ですね。

(九戸山)
これは全部実質化してインフレ率を加味したものですけれども、配当が凄く上がっているのです。

(深田)
これ株主だけが儲かっていて、内部留保も積み上がっている。

(九戸山)
内部留保ももちろん上がっています。経常利益も毎年、毎年増えています。唯一下がっているのが賃金ということです。

(深田)
私はもともと株式投資をしていたので、株式投資を否定するわけではないのですけれど、株主と会社だけがお金を儲けていて、日本という国でで働いている人は、みんな奴隷労働させられているという図式になりますよね。

(九戸山)
移民問題は凄く経済問題と結びついています。株主資本主義とよく言われますけれども、それがある限りやはり安い労働力とを求め、安い労働力というとやはり、外国人を呼んでいるのです。制度的には外国人と日本人が同じ職場で、同じ待遇にしなければならないというものがあります。でも最低賃金では日本人はその職場から去って、外国人しか働かなくなってしますので、結局外国人しか働かない職場が出来上がってしまうのです。

(深田)
確かに、そうです。

(九戸山)
外国人がいる職場を見て、外国人支えてくれていると考えるのは、すこしおかしいのです。外国人には罪はないのですけれども、日本人の賃金を上げない企業の姿が、外国人が働いている職場の光景でもあるので、あれを見て、本来ならば怒らないといけないのではないでしょうか。

(深田)
先日、私は銀座の銀だこに行ったら、日本語が聞こえないのです。中にいらっしゃる方がどこの国か分からないのですけれど「ミャーミャー」言っている感じから、ベトナムの方なのかなって思いました。働いている人が、皆外国人なのです。また、蕎麦屋に行ったら、アフリカ系の方だけでやっていて、お店に入った瞬間にちょっと不安になって偏見なのですが、蕎麦だけど大丈夫なのかと思いました。

(九戸山)
しょうがないのですよ。やはり長くずっと同じ民族で暮らしていたのを、よそから違う人種が大量に入ってきて驚いたのですね。分からないので、びっくりして、ちょっと距離を置こうとなるのは、これは当たり前のリアクションです。麻婆豆腐を食べたら、辛いというのと一緒で、それは仕方がないのです。

外国人が悪いのではなくて、一度に大量の外国人を入れることに対して、排外主義の反応がありますけれど、そういう原因自体を作っているのではないかと思うのです。

(深田)
排外主義と言われると、日本人に対する排外主義だとも言えると思うのです。

(九戸山)
そうですね。京都なんかにいくと、錦市場という所があるのですけれども、昔は漬物屋さんなど京都の胃袋を満たすような料亭に出したりとか、凄く伝統的な店も多かったのですけれども、今もうYou Tubeで日本三大ぼったくり市場と紹介されているところになってしまいました。

(深田)
大阪の黒門市場に匹敵します。

(九戸山)
そうです。本当はそんなところじゃなかったのに、実際に行くと、牛串が2000円で売られていたり、結局伝統を破壊しているのではないかというところもあります。

(深田)
驚きますよね。私は、短大が京都だったんですよ。だから、年末になると我々は1000円札を握りしめて京都のおばんざいを買って、年末に友達同士で忘年会みたいなものをやろうと言って繰り出すのですね。みんなでお漬物とかおばんざいなどを買い集めて「ああ京都らしい」ということを楽しんでいたのです。

最近去年の暮れになる前に、京都の人とお話をしていて「錦にまた行きたいですよね」と言うと「深田さん、何を言っているんですか?あそこはもう、外人しか行かないところですよ」と言われました。以前はただの市場だったんですよ。

(九戸山)
そうなんですよ。それで京都の人は潤っているのかと言ったら、そんなことは全然ないのです。

(深田)
え、ないのですか?

(九戸山)
僕も3月ぐらいにインバウンドのことを記事に出したのですけれど、京都の税収を見たら、京都人の平均の税収は他のところに比べ、伸び率はインバウンド政策の後も全然変わっていないので、結局事業者だけが儲かっているのです。

(深田)
え?事業者が儲かるのだったら、事業税、法人税はどうなのですか?

(九戸山)
法人税は、もちろん上がっていますが、賃金が上がるのかと言ったら、アルバイトの賃金は周辺相場で決まるので、コンビニの賃金とあまり変わらないわけです。結局インバウンドの商売をしている人だけが儲かって、観光公害はその地域の人にツケが回って、結局全体が潤うような設計になっていないのです。

(深田)
わかります。京都に行くと、もはやタクシーに乗ると現地に辿り着けないぐらいインバウンドでごった返しています。

(九戸山)
バスもひどく並んでいます。

(深田)
そうなんですよ。だから私は普段あまり電車に乗らないのですけれど、京都に行く時は必ず地下鉄に乗るようになりました。

(九戸山)
このグラフを見ると、誰のためにやっているのかというと、やはり企業のためなのです。

(深田)
このグラフでは緑の配当株主様だけが大きく儲かっていますね。

(九戸山)
赤いのが実質賃金で、96年にピークをつけていて、そこからもう下がっています。

(深田)
1990年を100とすると、賃金はマイナス10。株主様は7~8倍ぐらいになってますよね。

(九戸山)
横軸は、右の赤いところが賃金で、賃金以外は左側の指標です。

(深田)
桁が違う。

(九戸山)
殆ど賃金は伸びないので、一緒にすると差が分かりやすくなっています。

(深田)
これをよく見ると危ないですね。緑の配当の数字は、軸が左だからゼロが1個多いのですね。

(九戸山)
そうです。そうです。

(深田)
かなり深刻な事態ですね。我々が受け取る給料は1割以上減っているのに、株主様は7倍もらっているのですね。

(九戸山)
昔と比べると、そうですね。我々は株主のために頑張るというために生まれてきたと言っても過言ではないくらい、世界中そういう状況になってきましたね。

(深田)
本当に、深刻ですよね。高市さんの前の石破政権の時に最低賃金を引き上げようと1500円を目指すことが決まっていたけれども、高市政権が始まった瞬間に目指すのをやめて、みんなで拍子抜けをしました。最低賃金を一気に1500円に引き上げるのは、難しいのかもしれないのですが、ゆっくりと上げていくと、日本人が豊かになり、外国人も給料が上がって嬉しい。そして、日本の企業も給料が高いから、そんな外国から呼び寄せてまでとなって、収束していきそうな気もするのです。

(九戸山)
僕が、いろいろと調べてみると、外国人労働者が本当に労働力補完という意味だったら、きちんと日本国内の制度を適正化したら必要ないと思うところがあるのです。というのは、まず賃金関係でいうと、年収の壁がありますけれど、年収の壁を解消すると、労働力が2.1%増えるという試算をシンクタンクの伊藤忠総研が出しています。

2.1%ということは大体120~130万人ぐらい増えるということなので、それは今回移民政策123万人受入の数字と同じくらいなので、それをちょっと解消しただけでも余力が生まれる。今やはりAIとかDXとか、最近だとフィジカルAIと言って、機械とか汎用型ロボットもAIとで開発スピードが上がっています。

2030年までにマッキンゼーが(経済戦略コンサルティングファーム)労働力の3割をAI化で代替できる予測も出しています。今実際農業とかの現場で技能実習生を雇うとしたけれども、自動収穫機を入れるから、キャンセルをしてそっちの機会に導入するというような動きも実際出てきています。

介護も介護ロボットなどもありますし、高齢化によって労働力が少なくなるスピードよりも、AIやフィジカルAIの進展のスピードの方が速いという予測が出ています。もう数年したら、本当にその需要自体が結構萎むのではないかなと思っている中で、123万まで増やすぞという政策が出てきました。

(深田)
人手不足の原因は、インバウンド4000万人のおもてなしに人手を割かれているのではないかなと思っています。

(九戸山)
そうですね、あれも本当にそうだと思います。

(深田)
外国人をもてなすために外国人を呼んでいる。2005年は500万人しか来ていなかった外国からのお客様が、今8倍の4000万人になっているわけですよ。

(九戸山)
それでホテル代が上がって、日本人は旅行にも行けない。

(深田)
そして、ホテルのシーツを変える人がいないのです。足りなくて当たり前でしょう。

(九戸山)
そうですね。キャパシティーオーバーです。

(深田)
人手不足の原因は、日本政府の政策です。

(九戸山)
よくないのは、誰のための政策かという恩恵対象をきちんと説明せずに政策が「日本がよくなります」とか「経済が良くなります」など、主語を凄く大きくして、でも儲かるのは事業者の人握りになり、そういう構図がやはり良くない。

(深田)
そうですね。結局、中国や台湾の方が買い漁った大型のホテルに、中国からのお客様が大量にきて、ベトナムやフィリピン、ネパールなどの人がベッドメイキングをして、その儲かったお金は中国に入っていくので、実は我々は潤っていない。

(九戸山)
そうです。リソースを利用されているだけで、負担ですり減っているだけという構図があります。問題なのは民意が全然反映されていない。意思確認すらされていなくて、勝手に人手不足だからと決めつけて、どんどん入れている。

高市政権がどういう方針を出すのか、選挙は決まっていますが、まだ総量規制をどうするのかをはっきり言っていない。見送ったという報道はありましたけれど。
(高市政権は1月23日外国人政策の基本方針を閣議決定した。)

(深田)
おそらくはっきり言えないのですよ。高市政権としては保守派の票が欲しい。でも、自民党全体としては企業や業界と癒着しているので、移民利権を止める手立てがない。それをやると、自分もやられてしまうので、はっきり言うとどっちにも角が立つから、ごまかし続けるしかないというところなのでしょう。

(九戸山)
そうなのでしょうね。せっかく外国人問題で支持率70%になって、国民は明らかに抑制的な政策を期待しているはずなのですけれど、選挙でどうするのかということをきちんと言わないというのは、シンプルに大丈夫なのかと思います。

(深田)
そうですよね。言っていることとやっていることが常に違うのが、自民党政権なので、期待するだけ無駄なのかなと思いました。今回はフリーライターの九戸山昌信さんに「もうすぐやってくるぞ!日本人の国の終わりの始まりが」ということをお話いただきました。どうもありがとうございました。

(九戸山)
ありがとうございます。

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