#564 日本から米が消える?農業が生贄にされた戦後政策と毎年10万人が離農する日本の末路とは? 久保田治己氏(2026.1.9)

(深田)
皆さんこんにちは。政経プラトフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は食料安全保障推進財団専務理事の久保田治己さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
食料安全保障を守っていただいているので、どんどん頑張ってほしいのですけれども。高市政権の農業政策、食料安全保障の観点からどうなのかなど、総合的に評価いただきたいです

(久保田)
はい。ものすごく期待できるところと「あれっ?」というところがあり、ものすごくいい結果を出しているものがあるのですね。

(深田)
そうなんですか。

(久保田)
そこを大雑把にご説明できたらと思いますが、まず期待ですね。高市政権への期待というのは、やはり責任ある積極財政です。その責任が何かという問題はあるのですが、片山さつき財務大臣も含めて、いろいろ胸がすくようなこともやってくださっています。これは大変ありがたいことで今後もどんどんやってもらいたいです。あとはガソリンの減税、103万円の壁の問題など、具体的な結果を出すように動いてくださっているので、これ非常にありがたいです。華々しい外交デビューがあって、好き嫌いはあるかもしれませんが、私も非常に楽しく見させてもらいました。

(深田)
久々にちょっと華やかな感じですね。

(久保田)
そうですね。海外要人からも挨拶の順番待ちになるぐらいの行列ができたりしています。農業でいうと「食料自給率100%を目指す」と言ってくださっていて、もちろんこれは大風呂敷的ではありますが、そういう心づもりでやっていただくというのは非常にありがたいことですよ。

(深田)
確かにゴールがないとどこに向かっているのか分からないですものね。

(久保田)
そうなのですね。今食料自給率38%ですが、ゴールを45%とか50%と行ったり来たりして、全くやる気がないのです。私はその戦後の農業の基本的な政策は食料自給率低減政策だったと思っています。

(深田)
そうですよね。どんどん下がりましたものね。

(久保田)
戦後の総理大臣で食料自給率を上げた人は一人もいないのですよ。

(深田)
それもう由々しき問題ですね。

(久保田)
それで私は分かったのですよ。安全保障という言葉がありますよね。防衛力の安全保障もあれば、エネルギー安全保障や食料、さらに最近は情報通信があったり、お医者さんや薬の医療の問題があったりたくさんあります。この安全保障と名のつくものは、国家にとって非常に重要なものですね。

もう一つ重要なことがあるのですよ。これは日本人が決められないものなのです。

(深田)
日本人が決められないもの?

(久保田)
安全保障と名のつくものは、日本人は決められませんね。

(深田)
食料が安全保障と名前がついたら、食のことはもう日本は決められなくなるのですか?

(久保田)
そのレベルの重要事項なのですよ。過去60年70年、うまくいったことがないのです。

(深田)
日本の半導体政策もそうなのですが、政府がしゃしゃり出てきたものは、全部だめになりました。

(久保田)
全部同じだと思いますね。全てが生贄なのですよ。我々農業はどんどん自由化されて、食料自給率も下げ続けられて、生贄になったと思っていたわけですね。その結果、例えばお米でも牛肉でも安いものが入ってきました。日本の国民全体が豊かになっていれば、日本としては繁栄するのだからいいのかなと思ったら、サラリーマンの実質所得が30年間どんどん下がり続けている。

繊維、石炭、家電、半導体、パソコンが売られ、しまいにはガソリンエンジンまで売られたわけです。何のために農業が生贄になったのか?全ての産業が生贄になっています。そうすると、我が国の国益は長期的な政権維持だったのではないのかと考えます。

(深田)
ああ、なるほど。

(久保田)
これは下衆の勘繰りなので、皆様いろいろお考えいただければと思いますが、そうは言いながらも私は高市政権にはかなり期待をしております。

(深田)
期待されている。

(久保田)
ただそうは言っても、不安もあるのですね。農業政策(「農業構造転換集中対策」)に完全閉鎖型植物工場があります。

(深田)
誰も成功してないです。

(久保田)
成功したとしても、キャベツぐらいですね。

(深田)
水耕栽培みたいに葉っぱ物はいいけれど、ということですよね。

(久保田)
スマート農業の推進は、それはそれでもちろんいいのだけれども、まだまだ時間がかかるので間に合わない。輸出拡大も積極的にやらないといけないが、なかなか結果は出ないのですよ。緊急なことに手を出してくれていないのですね。

今、日本農業は出血多量で死にそうなんですよ。出血多量とは、農家がどんどん減り続けて、どんどん高齢化している。そうするともう農家がいなくなるよということなのですよ。あと5年もしたら農家は半減します。それだけではなく農地も減り続けているのです。

(深田)
農地も減り続けているのですか?

(久保田)
水田も減り続けているのです。戦後ずっと減り続けていますから。食料自給率を上げたいのに農地が全部減り続けているのですよ。自給率上昇は嘘八百ですよ。でも実はそれ嘘ではなかったのですよ。日本の農業政策の基本は食料自給率低減政策ですから世界に冠たる成功事例なのですよ。

(深田)
ああ、なるほど。世界で最も成功した食料自給率を下げていく政策ですか。

(久保田)
農業政策としてはね。誰のための成功だったかというと、もちろん日本のためではなかった。

もう1つ、高市政権が我が国にとって結構重要なテーマなのに触れてくれないのがあるのですね。もちろんそれぞれのお立場で様々なことがあると思いますが、私が個人的に思ったのは、まず農業で言うと農家に対する個別所得方式です。

これは民主党政権時代に導入された農家を守る非常にいい方法です。今でも「これをやるべきだ」とみんな主張して、東大の鈴木宣弘先生もこれだと言っているのですが、なぜか政権与党の大きい方だけが反対しているのです。野党の多くの方々はこれいいのではと言ってくださっている。なぜか高市さんもこのことは触れないのです。

(深田)
ああ、なるほど。

(久保田)
鈴木農水大臣も高市さんと打ち合わせしているのかどうか分かりませんが、このことは言ってくださらない。しかし、これが出血多量を止める最良の手法です。これをやらないと出血多量で終わってしまうのですよ。

(深田)
農家さん、特にコメ農家さんの問題ですか?それとも全般ですか?

(久保田)
基本は、日本の農業は果物を作っていたり、例えば野菜をビニールのハウスで作っていたりする農家の方は、もうそこそこの収益を上げられている方もたくさんいらっしゃいます。

(深田)
キャベツ農家さんが結構潤っているという噂は聞いたことはあります。

(久保田)
その経営の仕方にもちろんよりますが、まだ夢があるのですよ。そういうところには後継者も結構入っていますね。

(深田)
儲かるところには確実に後継者が入るのですよね。

(久保田)
そうです。おっしゃる通りですね。ところが米だけは本当にいないのですよ。今お米を作っている人の子供たちは米農家を継いでくれないので、全く関係ないサラリーマンの人たちで農業をやりたいという人たちに勉強してもらって、産地をご紹介するようなこともやっています。でも毎年10万人ぐらい農家が減るので、毎年10万人ぐらい新規参入者を増やさないといけないのですよ。

(深田)
それは大変ですね。

(久保田)
そうでないともう間に合わない。我々農協組織は民間企業です。本来国家の安全保障だから、日本人がそこをやってほしいのだけれども、日本人が決められないのではないかと思っています。

(深田)
ああ、なるほど。確かに、上に蓋をされている感がありますものね。

(久保田)
そして高市さんが触れてくれない大事なテーマの2つ目は、ある注射(ワクチン)の副反応と超過死亡です。これも国会で原口一博先生が、いろいろ突っ込んでくださっていますけど、一言もないですよね。

(深田)
これは実はおそらく推進派じゃないのかなと思っているのですよ。

(久保田)
WHOのことなどいろいろあるかなとは私も思いますが、これはYouTubeなので突っ込むことができないのですね。

3つ目のテーマ、これも意外なのですけど、安倍晋三さんは高市さんの師匠ですよね。高市さんは奈良県出身で小さい頃大和西大寺の辺りでお住まいだったということですが、あそこで師匠の安倍さんが白昼堂々暗殺されました。これの真相究明を言い出さないのですよね。

(深田)
これは、自民党の安倍さんに可愛がってもらっていた若手の人たちが、真相究明をするべきだと言って回っていたのが、安倍派の重鎮に潰されたらしいのですよ。

(久保田)
これは私の推測ですよ。私は全く何も分かりませんが、推測で言うと、安倍さんは何かに触れたわけですよ。高市さんも証拠があるかどうか分かりませんが、推測として何かに触れたのだなということを理解しているので、同じ過ちを犯すと、似たようなことが起きるリスクがありますよね。

3つのことを高市さんが触れないということは、一国の総理大臣でも触れてはいけないことがあるということだと私は解釈したのですよ。ということは「あれ?我が国は独立しているのだっけ?」となるのではないでしょうか。

(深田)
確かにそうですよね。

(久保田)
危ない話ばかりなので、希望のある話として高市さんの最大の功績をお話ししましょう。

(深田)
JINOの炙り出しとは何ですか?

(久保田)
JINO(ジャイノ)という単語を私が作ったのですが、トランプ政権の最大の敵はRINOだったのです。つまり共和党の中にいる民主党員みたいな奴で「名ばかりの共和党員」(Republican In Name Only)これが共和党の中にいるトランプさんの最大の敵だったわけです。

それと同じように日本人の中に日本人の敵がたくさんいるのですよ。つまり(Japanese In Name Only)名ばかりの日本人が日本を悪くしている。最近の国会の質疑、野党の質問、マスコミの報道を見ていると「あれ?どうも違うのではないの?」というのが分かりやすくなってきたのですよ。

高市さんが既然とした態度で答弁なり対応されることによって、それを不愉快と思う人たちがいて、理不尽な攻撃を始めるわけですね。そういう人たちは、実は名ばかりの日本人だったのではないのか。そうすると国民が判断する材料が1個増えたのですよ。

(深田)
なるほどね。

(久保田)
私はこれが高市さんの最大の功績だと思っています。つまり高市さんは一人ぼっちで戦ったらだめなのです。危ないのですよ。だから仲間を作り日本人をみんな仲間にすれば、今まで言えなかったことも言えるようになるかもしれない。だから私はまだ高市さんを応援したい。もちろんそうでない部分もいっぱいあるにしても、それは理由があるからだと思います。

(深田)
実はJINOを追い出すいい方法があるんですよ。選挙制度を変えることですよね。選挙のシステムは、今は手ぶらで選挙できるわけですよ。期日前投票で身分証明も投票用紙もいらない。どこの誰かわからない人たちが、投票用紙もなく投票しているのです。一人が何人もやったりしているわけなのですよ。

(久保田)
深田さんは青年後見人はやめましょうとかも言ってくださっているじゃないですか。

(深田)
そうなんですよ。だから結局名簿を取った人が一人いて、各投票所を回れば何度でも投票できるのですよね。まずここを閉じることですね。次に帰化した議員が出馬する時に、帰化情報をやはり明らかにする。まずここを出さないといけないのですよ。これ差別だと言うのではなくて、皆さんの出自を誇りに思ってくださいということです。

(久保田)
おっしゃる通りです。

(深田)
アメリカも同じでみんな出自を明らかにしているのです。台湾も朝鮮半島もかつては日本の統治下にあって、日本国籍だったわけですよね。その人たちが終戦後、2世とか3世となって日本語しか喋れないのに帰れと言われても困るというので、日本国籍を失う代わりに(永住)在日になっている。

それでやはり不満を抱えている人もいると思うのですよ。徴兵されて「日本のために戦ったのに、何でこんな扱いを受けているのか」と思っている人もいるし、中には悪さをしている人もやはりいると思うのです。そんな中で俺は日本のために生きているのだという人を、帰化国会議員としてはっきりさせた方がいいと思うのですよ。

アメリカは自分の出自、ドイツから来ましたとか、何とかという国から来ました、アフリカのどこかの国から来ましたということを、先進国であろうが途上国であろうがはっきりと自分の出自を言っているわけですよね。

そこから実施するとか、あとは帰化して何年以上経たないと出馬できないとか、帰化1世は無理とか、そういう線引きを明確にすることですね。そして日本国の首相になる人は、日本の領土の中で生まれた人というここも明確にすることですね。

アメリカは、帰化1世でも7年とか9年でアメリカ人の国籍を取得していれば出馬できる形になっている。日本は帰化後すぐになっていいのか、すぐになるべきではないのかとか、最低限日本の文化や日本語がちゃんとわかるとか、そこを理解していただきたいと思う。

アメリカの事例を出したのですが、それが日本型に合うかどうかというのは、また別の話だと思うのです。アメリカもかなり進んだ移民国家ですが、日本は元々単一民族です。歴史的背景的にこちらの半島とあちらの島を統治していたとか、いろんな複雑な歴史的背景はあります。そういうところも加味して、帰化人はNGにするとか、帰化人は何世だったらいいのか?それをもっとオープンに議論するべきなのではないのかなとは思うのですよ。

(久保田)
そうですね。そういう一律のルール作りもちろん一つあり得ますが、私はその政治家ミシュランみたいものもいいと思っている。

(深田)
作りたいと思っています。

(久保田)
政治家だけではなく、実は選挙のたびに最高裁判事の信任投票があって、あれは何の情報もありません。JINOチェックリストがあれば、様々な主義主張があり、いろいろなご意見があるのは、それはもちろんあっていいのです。それを全部詳らかにして、国民が○と×をつけやすいように是非してほしいなと思いますね。

(深田)
そうですよね。一度きちんと議論した方がいいのですよね。帰化人がいい悪いかではなくて、どこから来た人なのかとか、その出自を隠すことが一番良くないと思うのです。

(久保田)
私の出自は明らかで、私の本籍地は青森県の津軽で、青森県の津軽の出身で有名な人は、太宰治(作家)さんと吉幾三(歌手)さんしかいません。私のご先祖様はこの人だという人がいて、人前では“土偶の末裔”と言っております。

(深田)
何ですか?土偶って(笑)。

(久保田)
私の出自は土偶です。

(深田)
あ、そうなのですか。

(久保田)
もう土偶で有名な場所で、遮光器土偶があります。

(深田)
不遇でなくて良かったです。

(久保田)
大丈夫です。幸せです(笑)。

(深田)
良かったです。今回は、食料安全保障推進財団専務理事の久保田治己さんに、自民党と高市政権の政策について評価をいただきました。どうもありがとうございました。

(久保田)
どうもありがとうございました。

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