#502 人気絶好調!高市総理「緊急事態条項」成立でロックダウンされるのは私たち国民だ!? 奥野卓志氏
(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回はごぼうの党代表の奥野卓志さんにお越しいただきました。奥野さんよろしくお願いします。
(奥野)
よろしくお願いします。
(深田)
前回は奥野さんのお人柄とかどのような会社を経営されているのかなどを伺いました。今回は「奥野さんが何と戦っているのか、なぜディープステートと戦うのか」というところについて教えていただきたいと思います。
(奥野)
ありがとうございます。アメリカのトランプ大統領が「ディープステートをやっつけるんだ」と公約に掲げて、実際に選挙で最高得票数で勝っているので、興味を持ってくれた方も多くなったと思うのですよね。
アメリカは、トランプのアメリカではなく、そもそもヨーロッパ人が作った島とするならば、アメリカのドルを発行しているのは実はアメリカ政府ではなくて、連邦準備制度理事会(FRB)というところが発行している。その中央銀行(FRB)と戦おうとした大統領が、狙撃されているのですよね。
(深田)
そうですよね。歴代の大統領がやられていますよ。
(奥野)
エイブラハム・リンカーン、ジョン・F ケネディ、アンドリュー・ジャクソン、ロナルド・レーガンなどトランプさんを入れたら7人が狙撃されて4人が亡くなった。これは、皆さんがネットなどで調べられると実際に出てきます。
このような事実を踏まえると、通貨発行権を握っている人たちが胴元というか、一番強いのですね。これはユダヤマネーと言われたりしますが、圧倒的な資本力を背景に軍需産業と合法、非合法に関わらず薬物利権を押さえた人たちですよね。
新しいレーダーを買ってほしいが、30年前に売ったミサイルも買い替えてほしいと思うと、戦争を起こすしかない。ロッキード(※1)という会社は1兆、2兆の売上のために政治家に50億とか100億の賄賂をスイス銀行の口座に払うかもしれない。そのような軍産複合体が政治家を動かすようになっているのです。
※1)ロッキード・マーチン社:売上710億ドル、営業利益68億ドル(2024年)
それで、日本は敗戦国なので、日本の政治と経済を語る上で絶対外せない根本の問題として「80年前に真珠湾攻撃を仕掛けて、昭和27年にGHQが去っていきましたが、アメリカさんは本当に去って行ったのかな?」ということを考えてほしい。
「お前たちは付き合ってみたら、とてもいいやつで、これからアジアの時代だから、俺たちは去っていく。もう干渉もしないし、お金もいらない。自由にやりな。じゃあね、バイバイ」と言って、アメリカさんは本当に去って行ったのですか?
(奥野)
石破さんは日米地位協定の改定を公約に掲げて、党内野党として人気があった。だから、羊の分際で「わし、ちょっと羊飼いに対して文句言ってくるわ。80年たったから柵が高すぎる。低くしないと景色が見えない」と言っていたので人気があったのですよ。
それで、内閣総大臣になって、実際に羊飼いに対して、文句を言ってくれたのですか?日米地位協定の改定の話をしてくれたのですか?していないですよね。
(深田)
そうなんですよね。一言も言わなくなってしまって、一体何だったのでしょうね。
(奥野)
内閣総理大臣になるまでは威勢が良かったのですよ。でも、なったら言えなくなって、できなくなったという人たちが今までにもいましたよね。
(深田)
いつもそう思うのですよね。あの安倍さんも内閣総理大臣をやめてから威勢が良くなって「総理の時はなぜ言わなかったの?」と思いますよね。
(奥野)
安部内閣は第1次と第2次は違うと言いますが、皆さんがご存知の郵政民営化を振り返ってください。あの時、踏絵までして、反対した議員は推薦がもらえず刺客を送り込まれて、小選挙区で戦わなければならなくなった。
その結果、2007年の10月に郵政民営化が決まり、350兆円の郵貯マネーを米国ゴールドマンサックスが運用することになりました。でも、2009年に鳩山政権は『郵政株売却凍結法』という法律を制定して、郵政株が100%外資に売られないように守ったのですよ。
(深田)
ああ、そうだったのですね。全然知りませんでした。
(奥野)
郵政株売却凍結法をご自身で調べてください。それをまた外資に売れるようにしたのは安倍政権です。2012年から2013年の間に法律を変えて、売れるようにして、今、日本政府は郵政株を38%しか持っていないのですよ。
安倍さんのことを神格化して、保守の鏡のように奉る人たちが、一定数いるのは分かるのだけれど、僕は好き嫌いで話していないのですよ。事実だけを見てください。
農業政策が悪すぎて、ずっと赤字なのにおじいちゃんおばあちゃんの代からずっと守ってきたことだけで作ってくださっている人たちがいます。その人たちに農業者戸別所得補償制度で赤字を補填して補償したのも鳩山政権で、それをまた法律を変えてやめたのが安倍政権です。
だから本当にこの国の支配はどうなっているのか、ちゃんと調べてください。パールハーバーを仕掛けて、戦争が終わって「俺らはもう何もしないよ。じゃあね、さよなら」と言ってアメリカさんは本当に去っていったのですか。
30年前の僕ら国民の平均所得は470万円で、その後、ビッグマックの値段は2倍なったけれど、去年は458万円です。僕らはサボったのですか?見えないところにも手を抜かない。契約書を結ばなくても、心の契約書で約束を守る日本人の僕らが何かサボったのですか?悪いことをしたのですか?今の状況を作ったのは、全部自民党ですよ。
「悪夢の3年間」と民主党のことを叩くけれど「鳩山さんはこういうこと(郵政、農業)をしているよ」と言ったら、調べもしないで「左翼だ、左翼だ」と言う。そういうことではなく「では自民党の77年は悪夢の77年ではないのか」ということをよく調べて、考えてほしいですね。
(深田)
やはり、郵政民営化の2007年の選挙以降、自民党の劣化はひどいなと思っています。高市さん優勢民営化の刺客の一人ですものね。正直なところ、優勢民営化は売国政策じゃないですか。その刺客だった高市さんが、本当に日本のことを心の底から考えているのか疑ってもらいたいと思うのですよね。
(奥野)
本当にそうです。総裁選の前ですが、YouTuberの中田敦彦さんのYouTube大学に小泉進次郎が出たので、高市さんもホイホイと出たのですよ。そうしたら中田さんが、いきなり冒頭から統一協会攻めで質問をしたのですよ。すると「あわわ」状態になってしまった。
なぜかと言うと、高市さんは、統一協会の機関紙『世界日報』と『世界思想』にインタビューと対談で5回出ているのです。中田さんに「ご存知ですよね?教祖の文鮮明さんを」と聞かれると「すみません。分かりません」と、とぼけたのです。
別に池田大作を知っていたっていいじゃないですか。文鮮明を知っていてもいいじゃないですか。安倍チルドレンで統一協会べったりで、機関紙に5回出ていたのに「すみません。誰ですか?」みたいにとぼけた。急に突っ込まれて「やばい、やばい、あわわ…」となった。別に常識だから「文鮮明さんは教祖ですよね」と言えばいいじゃないですか。
その時「総裁選前だから、統一協会との関係がばれたくない」という思考が働いて「公然と、堂々と嘘をつける人なんだな」と僕は思いましたね。
(深田)
目が笑っていないのに、口元だけがキュッと上がっているあの笑顔を見ると、大丈夫なのかなと心配になりますよね。
(奥野)
僕はいろいろなところに書いていますが、今回は緊急事態条項を通すのが目的なので「『さすが高市さん』と国民が喜ぶことをする政権になるのではないか」と思っています。
ただ、緊急事態条項を通されたらオセロゲームの四隅を取られたのと一緒です。
(深田)
四隅を取られますよね。
(奥野)
どれだけいいことを積み重ねても、全部ひっくり返せるのです。
(深田)
そうなんですよね。
(奥野)
「国会の承認が必要だから」と間違った解釈で解説されている人がいるのですが、全て閣議決定で通していけます。
2018年の参議院の本会議で山本太郎さんが「保守と名乗るな、保身と名乗れ」と泣きながら牛歩戦術をした、あの入管法の改正で特定技能制度ができましたよね。
造船業などで人手不足を補うために、外国人に覚えてもらって特定技能2号で対応していたものを16業種に増やしたのです。その中に飲食店とかビルメンテナンスが入っていて「特定技能とちがうやんか。ビルメンテとは何?」ということですよ。建築不動産、全業種を入れている。それに閣議決定で賛成した大臣は誰かというと、高市早苗ですよ。
閣議決定は大臣だけが賛成したらできるのだけれど、もし反対したら自民党を除名になるか役職停止だから、単なる頭数でしかない。そもそも法律は官僚立法が85%です。それを政府提出案というわけのわからない紛らわしい言い方をしている。それに対して党議拘束で反対したら除名になるから、自民党議員が全員で賛成している。
(深田)
消費税増税もLGBT法案も、高市さんは全部賛成ですもの。
(奥野)
それを何か保守の鏡のように称える。僕は、安倍さんの悪口というよりも本当のことを言ったら、この国で「保守」と呼ばれている人たちに嫌われるのが分かっています。でも、僕が言いたいのは「自分で調べてください」ということです。
郵政株式を売却できないように守ろうとしたのは鳩山政権だよ。それをもう一度法律を変えてまで外資に売ったのは、安倍政権だよ。そのチルドレンの高市は外国人をバッサバサ入れる法案に大臣として賛成しているからね。
今更それを保守とか何とか言われても、ギャグ漫画ですか?
(深田)
私もそう思うのです。私も元々その保守派の言論界に入りたいと思って、保守派の言論誌で書いていたわけではありません。IT業界の人間として「今中国が世界デジタル監視システムを作ろうとしているので、この国は危ない」という記事を書いて警鐘を鳴らそうとしたのです。
「保守の言論界の人は矛盾しているよな」とよく思いました。
(奥野)
前回、言わせていただいたビートたけしさんの「赤信号みんなで渡れば怖くない」と何かに所属していたいのだろうね。「僕は保守だ。僕は右だ」というようなところに所属していたいのだろうね。
(深田)
それで、みんなからちやほやされて、出版社や業界でちやほやされていると、そこで満足して収まってしまうのですよね。
日本の通信インフラの75%を持っているNTTの株を外資に売ろうという流れを止めたのは石破政権ですよ。私は石破内閣の時に村上総務大臣にお会いして「NTT法をどう思われますか」と聞きました。すると「今は日本の通信インフラが外資に狙われているので、現時点でNTT法の廃止は時期尚早です」とはっきりおっしゃったので、安心しました。
ところが、今回の高市さんの総務大臣に対する指示は、明確に「NTT法を廃止しろ」と書いてあるのですよ。防衛インフラの中心は通信ですよね。
(奥野)
だから、皆さんね、今萌絵さんが言ったこととか、自分でちゃんと調べるべきですよ。ふわっとしたイメージだけで、保守とか右とか何とかとか、そういうのはだめですよ。
石破政権が減反政策をやめて、米の増産に切り替えましたよね。当たり前のことだけど、1400万トン作って、日本は800万トンしか使わないなら、余った分を世界最高ブランドとして海外に売ればいいのですよ。日本が水害などの災害で困ったら、売るのをやめて日本で使えばいいというのは、当たり前のことですよね。
CIA新聞と言われる読売新聞ですら、歴史的転換点と書いていたのです。それが、高市政権になったら速攻で5%の減産政策に切り替わって、生産量は700万トンですよ。だからね、自分で調べてください。
昔、2007年4月に松岡利勝さんという農水大臣が、今言ったような「1400万トン作って、600万トンを輸出して、日本が困った時にそれを日本で使えばいい」ということで、初めて中国に輸出を決めた。5大新聞の1面全面に「中国に輸出が決まった」と載ったのです。
そうしたら、松岡事務所の光熱費水増し請求問題が出て「ガス代や電気代を2倍、3倍にして請求しているのではないか」と、NHKから東京12チャンネル(現テレビ東京)まで一斉にみんなが叩き始めた。それでどうなったのか?翌月の5月28日に衆議院会館で現役の大臣で初めて自殺された。
(深田)
あの事件ですよね。
(奥野)
そう、松岡利勝さんです。1ヶ月後ですよ。言い直しますね。自殺として処理された。
だから皆さん、この国は分かりますよね。中学生でも分かりますよね。「たくさんお米を作ったら、価格が下がってしまうから、作ったらだめなんだ」という訳の分からないことをずっと70年やっています。
松岡利勝さんが何と言ったのか、自分で調べてください。1400万トン作って、600万トン輸出して、日本が困ったら返してもらえばいい。ごもっともですよ。
それを今減反政策で「お米を減らそう、減らそう」としている。人間のために作っているお米を家畜のために作ったら、水田活用交付金として補助金をあげるというのは意味がわからないです。これに2000億円ですよ。
お米を減らそうと毎年3000億の予算を組んで、でも「本当になくなったら困るから備蓄米を置いとこうか」といって、これに500億です。皆さん、検索していただいたら、3500億と出てきますよ。訳の分からないことに毎年3500億円の予算を使って「何がしたいの?」ということですよ。
(深田)
日本には、そういう謎政策がいっぱいありますよね。
(奥野)
だから、一番大事な私たちの食べ物を守ろうとしない。それをずっとやってきたのは、自民党です。増税眼鏡(岸田内閣)から、おにぎりの食べ方が汚い、スーツのボタンが止められない石破政権になって、次はポエマー(小泉進次郎氏)か高市で、全部自民党ですよ。
(深田)
そう、そうなんですよ。私もそこに気がついてほしいのですよね。「みんな党議拘束仲間だよ。誰も逆らわない。全員、ダボス会議の出先だよ」ということですよね。
(奥野)
そう、ニュー・ジェネレーション・リーダーか何かでしたか?
(深田)
ヤング・グローバル・リーダーズですかね。だから、誰を選んでも「地獄の死者」というのが自民党総裁選ですよね。今更、いいことを言われても、そうじゃないでしょう。高市さんの演説を聞いても、大臣への指示を見ても、100%グローバリスト政策ですよ。日本のための政策は1個もないですよ。
(奥野)
あの布陣を見て麻生政権だと気づかない人たちは何なのかなと思うのですね。どう考えても麻生政権ですよ。
(深田)
そうです。減税をするといいながら、同時に減税の財源を探すと言っているので、それは増税ですよね。結局、いつもの自民党であることに気づかないのは、すごく不思議です。
(奥野)
今回の高市政権は、見た目は国民が喜ぶようなことを続けていくと思っています。なぜかと言うと「緊急事態条項を国民投票で通すのが目的だから」というのが僕の見立てです。
(深田)
本当にその通りだと思います。もう、緊急事態条項を通すためのチームができていますよね。チームが発足して、改憲に向けて議論が始まっていますよね。
(奥野)
今年の6月12日に、自民、公明、維新、国民民主が「議員任期を延長する」という緊急事態条項の骨子案を提出しました。東日本大震災で放射能が漏れた時でも、繰り延べ投票と言って、投票を延期しました。
でも、80年間なかった法律で「自分たち議員の任期を延長します」ということで、2~3年選挙をしないことを想定しているらしいのですね。2年とか3年選挙をしないということは感染症と戦争しかないらしいです。
(深田)
そうですよね。高市さんはエボラ高市と呼ばれていて「ものすごくエボラが流行るから緊急事態条項を作りましょう」と何年もずっと言っているのですよ。そのようにエボラを警戒しているのに「国内にバイオセーフティレベル4(BSL4)の施設を作って、エボラの研究をする」と言うのです。
長崎大学で研究を始めて、2023年には武蔵村山でも開始しました。そして今度は新宿にその施設を移転させようとしています。高市さんはずっとエボラを心配しているのに、なぜ反対しないのかすごく疑問ですよ。
(奥野)
あの時の新聞の記事は、皆さんも検索していただいたら出てきます。アフリカから観光客が増えるから、日本も動物で機能獲得実験をしないといけないと書いてあるのですよね。
でも、そう言いながらホームタウン問題がありました。ホームタウンとは故郷という意味らしいですね。千葉県の木更津市はナイジェリアから人を入れるというのです。
『ナイジェリア 外務省』と検索してください。外務省のホームページに、避難勧告と載っていて、赤字で「どのような理由があっても渡航してはいけません」と言う風に説明しています。検索すると、エイズ感染率が11.5%とか出てくるわけですよ。100人いたら11人、1000人いたら110人がエイズ患者です。
それにもかかわらず、日本に対してホームタウンを作ろうとしました。みんなが騒いだから一旦はなくなりましたよ。
(深田)
見た目はね。名前が変わっただけですね。
(奥野)
名前が変わっただけです。外務省がそんなことをやっている時点で、これは全部自民党の政策であることに気づかないとだめですよ。
冒頭の話に戻しますね。80年前にパールハーバーを仕掛けたことになっていて、日本は戦争責任を取らされました。その後、アメリカさんは本当に去っていったのですか?
「もうお金もいらない。何も干渉しない。好きにやっていいよ」と本当に運営させてもらっているのですか?そこを考えないと、この国の経済も政治も語れないですよ。
皆さんは、どう思いますか?
(深田)
そうですよね。この国は本当に独立しているのだろうか。本当に決定権があるのだろうかということですね。
(奥野)
京都大学の藤井聡先生なども「フルスペックの主権国家」という言い方をされていますが、フルスペックの主権があるのでしょうか。この国は、本当は裏で牛耳られているのではないかというところを考えずに「全て陰謀論だ」と笑うのはどうなのでしょうか。
陰謀論だけで人は死なないのです。減反政策をやめた松岡利勝さんは光熱費水増し請求問題の翌月に自殺しているのですよ。ガス代や電気代で自殺をしますか?
本当のことを言ったら、我々は陰謀論者なのですか?そこをちゃんと考えないとだめですよ。
(深田)
でも、奥野さんが当選したら、突然自殺するんじゃないですか?クローゼットの中で変わり果てた姿とかね。
(奥野)
このジャージで、この紐か何かでね。105kgありますけど、クローゼットで死ねるのかな?
(深田)
皆さんには、しっかり考えてほしいと思います。今の自民党は、本当に日本のために、日本人のためになる政策ができるのかどうか。仮にできているように見えても、では、なぜ今までやらなかったのか、本当にできているのかというところをしっかりと見ていていただきたいと思います。
今回は、ごぼうの党の代表の奥野卓志さんにお越しいただきました。奥野さん、ありがとうございました。
(奥野)
ありがとうございました。





