#410 郵政民営化で137兆円が消えた!?郵政350兆円、農協150兆円。小泉親子の売国を許さない!稲村公望氏
(深田)
皆さんこんにちは。政経プラットフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は元日本郵便副会長の稲村公望さんにお越しいただきました。稲村さんよろしくお願いします。
(稲村)
どうぞよろしく。
(深田)
最近、話題の郵政民営化で日本のいろんな道路のインフラなどが老朽化してきていると、その原因は財政投融資がなくなったからだみたいなこと言われているのですが、これ稲村さん元日本郵便副会長としてはどのようにお考えでしょうか?
(稲村)
そうですね。最近5月27日だったと思いますが、参議院の金融財政委員会で、参政党の神谷議員が質問したことで、そこで私もどのくらいかと思っていたが、約137兆円の郵政の持っていた資金が減ったことが20年ぶりに明らかになった。
(深田)
え、どうして?
(稲村)
こういうことが明らかになりました。
(深田)
それは何が原因だったのですか?
(稲村)
郵政の資金というのは、昔から郵便局が集めて、大蔵省が財政投融資ということで使っていた。郵政の人は集める人、本当にすき焼きを食べたのは大蔵省だというこういう笑い話がありましたが。
(深田)
お金を集めさせられて、すき焼きを食べたのは大蔵省。
(稲村)
約360兆円といつもいう言い方をしていたのですが、そのうちの約半分、137兆円がなくなったと。
(深田)
これらの財政投融資というのは一体どういう事業に投資していたのですか?
(稲村)
例えば、新幹線を作るとか、高速道路を作るとか、関西空港を作るとか長期的に日本のインフラを作ると。
(深田)
電話の通信インフラ?
(稲村)
電話は、戦後はかなりお金を使いましたね。あなたが言っているようにね。
日本の電話の建設に税金を使った歴史はない。郵政も税金をもらってはいない。小泉総理が税金の無駄遣いだ、国家公務員減らせ郵政民営化しろと、こう言ったのは間違いだったです。
(深田)
いや、私、NTTは税金では作ったと書いてないです。
(稲村)
あなたが言っているのではなくて、世間の人がそう思っているね。ある政治家が落選したから最近少し静かにはなっていますが、まだ売払おうという政略はいるのですよね。
(深田)
いますね。
(稲村)
1番最近の話題は、農林水産業のJA解体民営化株式会社ね、全く郵政の民営化の人たちと手口が一緒なのですよね。
(深田)
いや、これやはり親子でしているからですね。
(稲村)
いや、私はその個人的なのは怖いから言いませんけれどもはい。その人たちだけではなくて、もっと背後に大きな勢力があって郵政民営化というのは、郵便配達が良くなるとか保険が良くなるとか貯金の利子が上がるとかそういう話ではなくて、日本が持っていた日本の庶民が溜め込んだ約360兆円の金を、俺らが取っちゃうのだとこういう発想で行われたと私は再三に渡って主張していて、10年前、20年前ぐらい前まで脅迫電話も来たのですけど、年取ったせいもあるし、最近は来ないですけど、20年ぶりに約137兆円の額が失われたと。国会が、もう少し追及してどこに消えたかということまでやればよかったのですが、それはなく選挙もありましたから大きく地殻変動のような政治情勢変わっていますから、金がどこに消えたのかということまでして、昔が良かったとは私言いませんが、昔日本国民のためにインフラを作って、非常に快適な日本の国土にしたのに、港を作ったりしたのに今は何もできない、それをどうすればいいのだということを先ほど道路の穴が空いたとか、小学校、中学校を建て替えできなくなったとか、その根本の原因は郵政民営化も大きな1つだし、政策は集まりで例えば年金の巨額の金をどう運用しているかとか、そういうのを理解して国民のために使う。外国のためでも外国の一般庶民のためだったらいいかもしれないけれど、かえって恨まれてある外国の投資家だけにお金をつぎ込んだら、例えばアメリカの場合だったアメリカの貧乏の人たくさんいますからね。私貧乏の人のために使ったらものすごく人気が出るのではないかと思うのですが、そうではなくて一部のWall Steetの人に、お金をあげたらかえって恨まれてしまう。そういうことをよく考えて、日本という国民のため第一で、そこでお金が活用される。
(深田)
このNTT法を廃止しようという流れの中の一つに、NTTの通信インフラを維持するのもお金がかかるから、こんなものは売却してした方がいいのだと言われているけれども、そもそもこの電話の通信インフラなんかも、この財政投融資から一部出ていたということなのですか?
(稲村)
そうです。まず日本の電話網というのは、電話債権というのを、電話をつけたい人に買わしたのですね。
(深田)
固定電話のね。
(稲村)
電話をつけたいのはお金持ちばかりでしたから、私の家は歯医者さんで、電話番号37番だった。
(深田)
37番。そんな番号言っていいのですか?
(稲村)
いいです。今は使っていませんからいいのですが、電話債権を買わされて作ったのです。
(深田)
“37”と打ったらかかるのですか?
(稲村)
いや、今かかりませんけど。
(深田)
昔はかかったのですか?
(稲村)
昔は、何々局の37番と口で言いますから、それでジャックを接続したのですが、そのうちクロスバーという自動交換電話ができて、今はデジタル交換になっていますけども、そういう設備投資というのは、お客さんにまず買わせて、それでも足りなければ国費でというか庶民のための郵政資金だとか、そういう中から財政投融資でやりました。
(深田)
なるほど。財政投融資。
(稲村)
知られてないのですが電線の地下道がたくさんあるのですね。
(深田)
ありますね。
(稲村)
そういうのを外国の勢力が狙っている可能性はありますね。
(深田)
あれが結局は防空壕の役割にもなるのですよね。
(稲村)
なるかどうか私は分かりませんが、日本のインフラというのは、世界で電話が最初に普及させたのはあの欧米以外は日本なのです。アフリカなんか行くとまだ電話ないところあります。スマホが相当入ったからそれで克服していると思いますが、電話を世界に普及させたのは、電話債権を売ってそれとやはり大きな資金源があったから、それで工事したのですよね。電話の歴史はもっと古くて、アレクサンダー・グラハム・ベルの時に最初に日本に電話を持ち込んだのは、小村寿太郎さんとかね、そういう関係があって、電話は世界で2番目に、スタートした国だというのはやはり覚えておいていいのではないですかね。
(深田)
日本が世界で2番目に電話を推進した。
(稲村)
あと、最初に英語の他にイロコアというアメリカの原住民の言葉で実験した。その次に日本人の伊沢修二とか、小村寿太郎さんがいて、ボストンで電話の通話実験やったのです。外交で繋がるかどうか、見せ物みたいな話ですけど。
(深田)
あ、そうですか。
(稲村)
そういう沖縄歴史があって、日露戦争の時に、グラハム・ベルはその日本を応援してたくさん日本の軍事国債を買ってくれた。
(深田)
そうなのですか。
(稲村)
グラハム・ベルの伝記がありまして、「孤独の克服(the conquest of solitude)」という本がありますけど、それを私日本語に翻訳しておりますので、古本ですけど読んでいただけたらと思います。
(深田)
わりました。
(稲村)
もう誰も読まない本です。
(深田)
それだけ財政投融資の資金源になった郵便局が活躍していたからこそ、日本のインフラというのは頑強だったということなのです。
(稲村)
あとで郵便局と電話電信の話と郵便局で電話の交換も戦後のある時期までやっていたのですね。
それで日本電信電話公社を作って、別に切り離したのです。
(深田)
あ、元々は電話って郵便局だったのですか?あらあらあら、知りませんでした。
(稲村)
それ意外と知られてなくて。
(深田)
知りませんでした。
(稲村)
創業者の前島密という人は、電信を普及させるために郵便局をあちこち作っていった。
(深田)
そうなのですか。
(稲村)
はい。そのためにお金が必要だから、郵便貯金を4年後ぐらいに始めて、簡保というのは、貧乏な人のお医者にかかる手段としてできたのだけれども、最初から税金の世話にならないという哲学がありまして、税金を使わないで自分たちでお金を集める、お金持ちからお金を取る、こういうのが長けているのです。
(深田)
すごいビジネスモデルですね。
(稲村)
それはですね、前島密とかというのは薩長の人ではなくて越後ですけども、ですから渋沢栄一と一緒ですね。
(深田)
越後ってどこですか?
(稲村)
新潟の高田というとこのご出身ですけど、税金の世話にならないで、お国の世話にならないで金稼いで、そのお金を国にあげるという使命感があったように思います。
(深田)
ああ、すごいですよね。
(稲村)
ですから今ね、大金持ちの人たくさんいますけど、税金を払わないことを自慢していますけど、当時の人たちは、税金を払うのを自慢にしていた経営者が多かった。
(深田)
なるほど。
(稲村)
あなたが、税金いくら払っているか知りませんけど。
(深田)
いやいやいや、私はそんな大したことはないです。アメリカの国税局に2000億円の資金洗浄の罪で追われているのですけれども。
(稲村)
それはアメリカの国税局におかしいと言わないといけない。
(深田)
いやいや、その証拠を出したのが日本の財務省なので、財務省の誤訳なのですよね。
(稲村)
あなたが追及されているのですか?
(深田)
うちのアメリカの方の会社ですね。
(稲村)
そうですか。それは反論すれば大丈夫です。
(深田)
反論はしているのですけれども、
(稲村)
アメリカは反論したら受け付けるところはまだありますから、私も色々そのアメリカ批判したりして、色々ありましたけどきちんと反論して、”I am a friend of the United States of America”と言って、私ワシントンに抗議に行ったこともありますよ。
(深田)
うーん。なるほど。でもそうやってね、郵便局というのは、そもそも税金のお世話にならずに大きくなって、郵便貯金も集め、そして簡保も始め、そうやって国民のために運営されてきたお金300兆円以上のお金っていうのが、外資に狙われていたというのが郵政民営化の流れですね。
(稲村)
そうです。私、色々なところで話していますが、ニューヨークでちょうど民営化の法案が通った夜に公演していたのです。”You are miss tell me order”,”Because of you can make a money”と言ってね、あと最後は怖くてですね、“Go away”と言われた。そういう勢力はもう図星ですよ。
(深田)
ああ、なるほど。
(稲村)
ですから郵政の民営化というのは金を狙って、稲村公望いらんこと言うから出ていけと言われた。
(深田)
首になったのですか?
(稲村)
私はホテルに、すごすごと帰っただけですけど、少し怖さはありますね。今でもありますが、やはりそのお金がどこに消えたのか。
(深田)
137兆円。
(稲村)
日本国民はそう見せているのですが、どこで消えた?誰かが儲かったのですよね。
(深田)
そうですよね。
(稲村)
損益ですから、こっちが損すると向こうが儲かる。もっと儲かるかもしれない。例えば1ドル90円だった時代のものを、今150円になっていますから、10年前の債権を売払えば儲かるに決まっているのですよね。儲かった金はどこに消えたのだというのも質問しないといけない。私は国会議員ではないからね。やっと20年ぶりに質問したのがいてね、何百人いるか知らないけど、137兆円なくなって黙っている国会議員、国会はいらないと言うとニヒリズムになるから言いませんけど・・・
(深田)
いやいやいやいや。私がそのうちバッジを付けて質問しますから。待っていてください。
(稲村)
はい。ありがとうございます。
(深田)
はい。お礼を言われました。この財政投融資のお金がなくなった結果、日本の地方っていうのはインフラが著しく老朽化して、今手当てするお金がない?
(稲村)
それは手当てする能力が落ちていると思いますね。
ですから手当てができないから、今度は水道の民営化だとか、そういう話をしている。
(深田)
悪循環ではないですか。
(稲村)
悪循環に陥っているのですよ。ですからその民営化する連中は金儲けのために来ていますから、値上げしてやるくらいしかどうせ言わないのは決まっている。それ世界中でそういうことを来ていますけど。何県と言いませんけどね。三重の人とか弁明みたいになっていますけど。私はバンコで働いたことありますけども、その国の政府の方々は、稲村さんのとこ羨ましいなと世界銀行から金借りて、色々文句言われないし、自分たちで大きな鉄道を作ったり、道路作ったりできるから羨ましい。私たちはそういう制度がないから、世界の各国からお金を借りないとできないのだと言われたこともあります。例えば今、中国が郵便貯金をやっていますけど、あれは日本の制度を真似して作っている。
(深田)
ええ、そうですね。
(稲村)
真似したというか、日本は随分応援したのですね。
(深田)
え、応援したとはどういうことですか?
(稲村)
当時、中国と仲良くしないといけないと、向こうも日本と仲良くしたいと言っていましたから応援しようと言うことで、当時は力を上げて、郵便貯金を作るのに応援した。私も上海とか何度も行ったことありますよ。ですがこういうことになって、もう少し仲良くすればいいのにと思います。その国のあちらこちらの空港なんか日本の低利の借款で作ったのですよ。作ったけど、あの時私は「日本の援助で作りました」と言ったら、いらないことを言うなと、その国の関係から脅されたことあります。ですから日本政府もきちんと私たちの金で作っていますと、どっかに書いて残してくださいと言えばいいんですよ。
(深田)
そうですよね。
(稲村)
東南アジアの国なんかは、私の友達のタイでは、「この空港は日本の政府の国民の金で作りました」と書いてあるのですよ。
(深田)
ありがたいことですよね。
(稲村)
感謝されるというのは必要なのです。人から金借りていて敵対するのはおかしいのですよ。
(深田)
そりゃそうですよ。それは本当におかしいことだと思います。しかしこの郵政民営化消えた137兆円、これはどこに行ったのか、これは国会で追及出来る?
(稲村)
それが政治ですから、そこをきちんと追及して役人も隠さないで言えばいいのです。それだけではなくて新しい制度をどうするかということで、私はそのソブリンファンドという、トランプ政権も提案していますけど、それを作ればいいのではないか。今度日米交渉でアメリカに何十兆とあげるそうですが、アメリカその金でソブリンファンド作ろうとしているのではないかと勘繰っています。
(深田)
そうだと思いますよ。その投資先がどうもソフトバンクっぽいけれども、私は少しおかしいのではないのかなと思っています。
(稲村)
私それは知りませんが、トランプ政権がソブリンファンドを作りたいということをもらしてことそうで、日本も早くソブリンファンド作って、例えばアメリカ大陸横断鉄道を日本のファイナンスで作ればいい。利益は半分雇用とか、アラスカとのパイプラインとか、色々大きなプロジェクトと考える余地あるのです。ですから137兆円をドブに捨てるよりは、自分たちでソブリンファンドを作って、第1は日本の国内で豊かにする、第2は外国を困っている人を助けるというようなことをやればいいのではないですか。
(深田)
私そのソブリンファンドの資金源を見つけたのですけれど。
(稲村)
何ですか?
(深田)
大企業に払っている消費税の還付金、あれが毎年6兆円とか8兆円とかあるので、それをファンドにして、地方創生とか色んなインフラ老朽化に投資したらいいのではないかなと思います。
(稲村)
それも1つの額ですが、あと消費税に誤解がありまして、消費者の負担だと思っていますが違うのですね。あれは非正規労働を増やすための謀略の仕掛けなので、トランプ政権指摘しましたけど、輸出企業に対する補助金なのですよね。輸出金の補助金が今6兆円、7
兆円あるとおっしゃいましたけど、私はその非正規労働をやめさせるということで、消費税は廃止すべきだと思っています。奴隷制度じゃあるまいし、二級市民を日本の国内作ってはいけないです。日本は、みんな平等な社会で、北から南までそれが理想でやってきて発展したのです。地方がどうでもいい、北海道どうでもいい、徳之島どうでもいいとかね。そういうのではなくてみんな同じサービスをやるのだということで、前島密が郵便局作ってやった。
(深田)
そうですよね。
(稲村)
だからどんなところでも同じサービス、朝9時から4時半まで店を同じ時間開けてやる。多少ずれはありますけど、そういうことでやって日本国民平等を求めてやってきたのです。
(深田)
あの稲村さん、お生まれはどちらでしたっけ?
(稲村)
“I was born in a post office”
(深田)
えー、郵便局で生まれたのですか?違いますよね。
(稲村)
郵便局では殺されはしなかったのですよ。死ぬのではないかと泣いていたのですけれど。
(深田)
どちらの島でしたっけ?宮古島でしたっけ?
(稲村)
宮古島はもっと先です。徳之島というとこです。
(深田)
徳之島?
(稲村)
徳之島。あなた行ったことないか?
(深田)
どこにあるのですか?
(稲村)
徳之島って、奄美群島の1番大きな島が奄美大島。次が徳之島ね。英語で言うと”Island Virtue”。徳ね。
(深田)
本当に英語でそんな名前なのですか?
(稲村)
Virtueって徳のあるね。徳はあまりないのですけど、利害特殊の特じゃなくて、徳ね。
(深田)
はい。徳ですよね。ありがとうございます。ということで、今回はですね、元日本郵便副会長の稲村公望先生に消えた137兆円。
(稲村)
私は先生と呼ばれるほどではない。
(深田)
いや、もう閉めているから突っ込まないでください。郵政民営化で消えた137兆円について国会議員はきちんと追求をしろというお話をいただきました。
(稲村)
これからですよ。楽しみましょう。そのお金をただ追求するのではなくて、日本国民のために使えるようにするにはどうすればいいか、世界で活用するにはどうすればいいか、これ考えるタイミングだと思います。
(深田)
はい、ありがとうございました。