#302 【欧州とロシアの確執】 知られざる経済戦争の裏側! 北大講師アリベイ氏

(オープニング)
EUの一体何が嘘なのですか。
「ロシアの真実」というのはどういうことかと言いますと、ロシアの真実が世界に出ないように、極力頑張ってきたのです。別に正しいかどうかは別として、少なくともどういう立場なのかというのは、報道されなかったですよね。

(深田)
皆さんこんにちは。政経プラットフォームITビジネスアナリストの深田萌絵です。今回はアリベチャンネルのアリベイさんにお越しいただきました。
アリベイさん、ご自身のチャンネルでは普段、日本とロシアに関する情報を発信されているということなのですけれども、最近ロシアからお戻りになられたとか?

(アリベイ)
はい、そうです。元々北海道大学で日本とロシアの関係を専門にしていたのです。それがそのまま終わってしまうのはもったいないということで、やはりYouTubeという素晴らしいプラットフォームがありますので、そこでご指摘いただいたアリベチャンネルにて、毎日、日本とロシア関連、あと今アメリカ関連も、ロシアに関わるすべての情報を極力発信するようにしています。で、先週土曜日、3日前ですかね、モスクワから帰ってきました。
大変ですよ。直行便今ないですからね、
JALも飛ばしていたし、あとロシアの航空会社アエロフロートも飛ばしていたのですですが、今はないので。北京経由とかイスタンブール、ドバイ経由でも18時間から24時間。疲れますよ。

(深田)
え、今回どちらを経由されたのですか?

(アリベイ)
行きはイスタンブール経由で22時間。待ち時間とか乗り継ぎも含めて。で、帰りは北京経由で。飛行機は早いのですが、北京での待ち時間が長すぎますね。それでも20時間ぐらいかかりました。

(深田)
ひえー、大変です。

(アリベイ)
大変です。だって直行便の場合、8時間、9時間で飛べたのですよね。羽田か成田から直接モスクワの空港に。すごく楽でしたよね、コロナまでは。
今は残念ですよ。疲れます、本当に。

(深田)
いや、ロシアに何をされに行っていたのですか?

(アリベイ)
ああ、そう。よく聞かれるのですですが、よく「ロシアのスパイ」とか、たまにアリベチャンネルのコメントにもあるのですが、そういうことじゃなくて。私は元々ビジネスもやっているので。アゼルバイジャンのものしかやってないのです。ロシアの商品も全く入れてないし、販売もしてないのですですが……したいのですが、今ね、制裁あるし決済の問題もあるし、ロシアもSWIFT使えないから。
で、「じゃあモスクワになんで行っているのですか?」と言われた時に、アゼルバイジャンのワインとかね、紅茶とか、その社長さんたちはみんな必ずモスクワでビジネスを持っているのですね。

(深田)
あ、そうなのですね。

(アリベイ)
モスクワの市場を見ると、ロシア人だけじゃなくて、大金持ちのオリガルヒと言われている人たちの中に、ロシア国籍のアゼルバイジャン人もいっぱいいるわけです。

(深田)
えっ、実はオリガルヒ?

(アリベイ)
いや、違います、違います。ちなみに、私はオリガルヒでもないし、ロシア国籍でもない。アゼルバイジャン国籍です。まあ、将来は分かりませのですが、今はずっとアゼルバイジャン国籍です。昔だけね、生まれた当初はソ連だったから、ソ連人でしたが。

(深田)
そっか、生まれた時はソビエト連邦の方だったのですね。

(アリベイ)
あ、ギリギリ昭和ですから。
(深田)
知っていますよ。ベルリンの壁、(笑)

(アリベイ)
それでアゼルバイジャンのもちろん自分の仕事もあるし、ワイナリーの方とか、アゼルバイジャンのビジネスマンと会って契約したり、いろいろと今後のことを話したり。さらにモスクワの市場を見て、それをうちのアリベチャンネルで発信したり。さらにその状況を見て、今アメリカとロシアも仲良くなってきているので、制裁が解除されてロシアがSWIFTを使えるようになれば、ロシアの銀行と日本も仕事ができるようになるので、それで出遅れにならないように準備しているのです。

(深田)
いや、すごいなあ。やはり、そのガッツとか、なんて言うのですかね、チャレンジ精神って、今の日本人にないものですよね。やはり外国の方の方が、このチャンスを掴むためのハングリー精神、すごいなと思うのです。

(アリベイ)
そうです、たぶんありますね、そこは。おっしゃる通り、本当に深田さんのご指摘の通りで、自分から前に出ることが大事。まあ、日本人とアゼルバイジャン人の違いもあるかもしれません。
日本はそもそも大きい国で、全部豊かだったし、全部あったわけです。バブル時代が弾けるまでは。今はね、40代を超えたらもう貯金ゼロの人も3割だしね。そんな問題ありますですが。
アゼルバイジャンは逆に小さい国なので、アゼルバイジャン語を話すだけではいい仕事ももらえないし、外務省にも入れないし、いい会社にも入れない。なぜかというと、ロシア語と英語を求められているから。いい人材を育てるために。
だから我々はもう子供の頃から、3カ国語、4カ国語を普通に喋れるようになるのです。学校の教育で。

(深田)
てか、日本語ペラペラですよね。おかしくないですか?少し。

(アリベイ)
おかしいぐらい(笑)

(深田)
おかしいぐらいペラペラですよね。

(アリベイ)
そう、たまに「変なアメリカ訛りの方が好かれるよ」って言われるのですですが、あまりにもネイティブすぎて「面白くない」って言われることあるのですよ。あるのですよ。「いやいや、頑張って勉強したのに。」と思ったりします。

(深田)
そうですよね、少し普通の日本人ぐらいの喋り方ですよね。

(アリベイ)
でも深田さん、日本語最初に勉強し始めたのは大学入ってからです。1年生、少し早かった。16歳から大学入ったのですですが、それからです。

(深田)
えっ、大学に入るのが16歳ってどういうことですか?

(アリベイ)
小学生は5歳から行き始めたので、11年ですよ。アゼルバイジャンでは小中高、合計11年間。それを終えて、16歳から大学入学試験を受けて、受かったので。飛び級してないですよ、早く行っただけです。

(深田)
あ、でもなにか「早く行っただけ」が、それすごくないですか?普通なのですか、それ?

(アリベイ)
いや、無理でしたよ。でも母がすごく優秀な学者で、いっぱいいろいろなこと暗記させられて。大きな詩とか、ドストエフスキーの作品とかね、全部暗記させられて。で、小学校の担任の先生と面接した時に、5歳で。しかもちっちゃかった、体も小柄でしたから。「大丈夫ですか?」と聞かれた時に、いろいろな詩とか朗読し始めたら、みんな感動して、「いいですよ、どうぞ」のような感じでした。
私よりも母がすごかったです。

(深田)
すごい教育です。

(深田)
で、今日はそのハングリー精神で、何でも先取りしていくというアリベイさんが、「今日は話したいことがある」とおっしゃっていたのですが……。

(アリベイ)
EUの「嘘」についてお話ししたい、というご提案をさせていただきました。

(深田)
一体、何が「嘘」なんですか?

(アリベイ)
「EUの嘘、ロシアの真実」というのは、どういうことかと言いますと、EUも含めて、前のバイデン政権までは——今はトランプ政権に変わって状況は違いますけど——
EUイコール日本もそこに入り、「西側諸国」と言うと日本も含まれますけど、あとはバイデン政権までのアメリカが、ロシアの真実が世界に出ないように極力頑張ってきたんですね。ロシアの発信が聞こえないようにしてきた。
なぜかというと、ロシアが言っていること、プーチンが言っていること、ロシア側の主張——それが正しいかどうかは別として——少なくとも「どういう立場なのか」「どんなコメントをしているのか」ですら、報道されなかったですよね、しばらくの間。
で、それが報道されてしまうと、EUが言ってきたこと、日本のメディアが報じてきたことが「嘘だった」というのが明らかになってしまう。それをずっと隠そうとしてきたのです。
でもやっと、例えば今、日本でもね、「スプートニク日本」というロシア政府系のマスメディアが作った日本語版があります。

(深田)
スプートニクの日本語版ですよね。

(続きは動画で!)

Visited 8 times, 1 visit(s) today

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です