#620【願えば叶うの罠】日本が敗北し続ける「精神論」の正体。大西つねきが説く『行動スピリチュアル』とは? 大西つねき氏(2026.3.6)
(深田)
皆さんこんにちは。政経プラットフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は無所属連合共同代表の大西つねきさんにお越しいただきました。大西さんよろしくお願いします。
(大西)
よろしくお願いします。
(深田)
今日はご相談なのですが、以前、結構スピリチュアルにはまっている国会議員の先生に「こういう問題があって、朝鮮戦争になるかもしれない」とか「いろいろなところで戦争が起こりそうだ」という話をしたのです。すると「深田さん、そうやって戦争、戦争というようなことを考えると、マインドがそこに引き寄せられて、本当に戦争が起こるからその話はしない方がいいよ」と言われたのですよ。
スピリチュアル系の人が全てではないのですけど、一部の人には「そういう問題や新聞に載っている現実を考えると、そうなってしまうからとか、いいことを考えているだけでいいことが起こるから、悪いことは一切考えない」という強固な何かコミュニケーション上の壁を感じるのです
しかし、現実に最悪なことが起こっていて、それから目をそらしても、それで何か問題解決になるのか?と思うのですが、どう思いますか?
(大西)
多分、最初からネガティブ、ポジティブと分けている人たちがたくさんいるのですよ。そもそも戦争はネガティブでもないし、こういうことが起こりうる話はネガティブではないのですよ。
いろいろな現実的な要素を見ているとこういうことが起こりうるというのはポジティブ、ネガティブがなくて、実はそういうことを言っている人が、一番囚われているのですよ。戦争の話はネガティブだからしてはいけないと言いながら、ネガティブをすごく意識して、逆に囚われるのですよ。
それを一生懸命手放そうとしても、ネガティブに考えている自分が変わらないと何も変わらない。本当の意味のスピリチュアルは、我々の意識というものが現実を作る可能性は確かにあって、我々が認識している世界しか存在しないので、物理学的にも確固たる物質は存在しないということが分かっている状態です。可能性はあるのだけど、やはり邪魔しているのが人間のポジ・ネガ(ポジティブ・ネガティブ)の勝手な判断です。
スピリチュアルが本当の意味での精神が物質に影響を与えるとかということを理解している人は、おそらく戦争もネガティブとは捉えていない。今どういうことが起きているかということをいくら話しても、それはポジでもネガでもない。いろいろな人間の性からすると、このまま行くと戦争は確かに近づいてきていると俺も思っている。
ただそれはポジでもネガでもなくて単純に現実の話で、スピリチュアルな人たちが嵌っているのは、自分が勝手にその現実をポジネガに分けて、実際ネガのところをもう見ないように聞かないように考えないようにすることによって、実は現実が全く見えていないということがあるのです。
(深田)
そうなのですよね。
(大西)
自分が見えている事象を真っ二つに分けることによって、さらに自分が嫌だと感じているのだということを認識させるので、その人たちが逆に引き寄せられる。
(深田)
なるほど、なるほど。
(大西)
そうではないということを体験させるために、その人にネガティブな状況はどんどん訪れます。精神と物質の関係性を理解しているようなスピリチュアルなのではなく、ポジティブだけを求めて、うまくいかないと言っている。その人たちが、どうやって上手くいかせようかというのは表面的なスピリチュアルなのだと思う。
(深田)
なるほど。私は常に最悪のシナリオを全部考えて、事前にいろいろ防止策を講じているので、ずっとネガティブなこと言っているのですよね。精神的に弱い時はあまりにも自分のネガティブシンキングに、自分で鬱になったこともあったのですが、常に最悪のことを考えていると、現実のレベルを見て、こんな程度で済んだのかとよく思うのですよ。
周りの人は「萌絵ちゃん、こんな大変なことになっているよ」と言うのですけれど、もっと最悪な事態を想定していたから傷は浅かったと自分の中ではポジティブな評価をしています。
(大西)
いろいろな人によって起こされた現実に、そのショックを和らげるための心理的な準備をしている人も結構いて、俺はどっちかと言うと「起きたのね」ぐらいの感じだから、何が起きてもどちらにも囚われない。
(深田)
ところで、今回の選挙結果はどうですか?
(大西)
今回の選挙結果は、45万票かみたいな感じで、解釈の仕方は何とでもあるということでしょうか。
(深田)
45万票はすごくないですか?45万人が大西つねきを知っているのですよ。
(大西)
少なくとも大西と書いてくれました。僕は、結構な数字だなとは思いました。
(深田)
関東弁しか話せない人が大阪で票を取るとは思わなかった。ごめんなさい、関西人だから、そのトークで取れたのは逆にすごいと思うのですよ。
(大西)
そうですね。大阪で思いっきり東京弁を喋りまくってきましたね。
(深田)
そうです。ある意味不可能を可能にしているわけですよ。多分、大阪の人も「やっぱりコテコテのノリだけやったらあかんねんな」と思った人が45万人いるということですよ。また、衆院選の結果はどうですか?自民党が圧勝しました。
(大西)
こういう感じなのかというところですよ。起きたことに面白いというのはこんな感じなのか。これはどういうことなのかとも考えるし、どういう心理状態なのかなといろいろな情報を得ながら自分で考えたり感じたりしている中で、どうするかと考えている。自分はあまり感情のアップダウンがないタイプです。
(深田)
そうですよね。安定感がすごいです。
(大西)
在日宇宙人と言われていますから。
(深田)
在日宇宙人!?
(大西)
妻に言わせると感情の波がフラットなのだけど、顕微鏡で見ると微妙に上下があるらしいですよ。
(深田)
すごいですね。在日宇宙人とはなかなかの斬新な言葉ですよね。
(大西)
僕以外にも何人かいるみたいです。スピリチュアルは確かに精神的に楽にさせてくれるが、現実を見ないと下手をすると逃げてしまうこともある。大事なことは肉体を持って生きているので、行動しないと意味がないということでしょう。
(深田)
そうです。行動しない人がすごく多いのですよ。2020年のアメリカ大統領の選挙の時も起こりました。
(大西)
Qアノンみたいなものですね。
(深田)
Qアノンとかバイデンの就任式の前夜には米軍がバイデンを捕えて投獄してトランプがまた大統領になるのだ。だからその日の夜は皆さん家で、ソファーに横たわって、ポップコーンを食べながらテレビを見てくださいというようなことが流れていたのです。それを信じている人が結構多く、ポップコーンナイトと言われていました。
(大西)
それから、世界同時配信か同時放送で、何かひっくり返るみたいなことを平気で言っている人がいました。
(深田)
ひっくり返って、皆さんの銀行口座にお金が勝手に振り込まれるというようなことを信じる人がいるのだと思いました。
(大西)
荒唐無稽です。比較的そこに依存してしまう人が多く、何か信じたいというか救ってほしいということがやはりすごく根強くあります。
(深田)
自分は何もしなくてもよくて、信じるだけで救われるというスキームを、全人類のかなり大多数の人が求めているのですよ。だから自民党が勝つのですよ。
(大西)
だから基本的に宗教というものがあったのですよ。それは例えばスピリチュアルが、宗教に変わっているとも言えるのですよ。行動することが全てで、それでいいのか悪いのか判断をしないのが本当の意味でのスピリチュアルだと思う。これに依存的な人たちがお金を出してくれるので、業界として成立してしまっている。一部にはいろいろなワークとか本を売りたいだけの人たちがいて、そこに嵌っている人たちもいて、日本人は結構精神論に走りがちですね。
(深田)
精神論が好きですよね。
(大西)
スポーツの世界でもそうだったじゃないですか。精神論で、水を飲まない、ウサギ飛びをする。しかし、科学的トレーニングにはやはり勝てないのですよね。現実的にどうすればいいのかということを考えることを避ける傾向の国民性の中で、精神論で何とかなると思いたい人たちにはスピリチュアルが、ばっちりはまる可能性もあります。そのような人たちばかりではないのですが、そういう傾向の人もかなりいますよね。
(深田)
私は子供の頃に、自分の国の何が危険なのかなと思ったかと言うと、女子高生に竹槍を持たせて米軍と戦わせることを真面目に考える人間性や精神性を小学校の時に本を読んで「やばいな、この国」と思いました。でも今も変わってないです。
(大西)
変わってないです。
(深田)
「現場の人間が頑張れば何とかなるのだ。でも俺たちは何の武器もリソースも供給しないよ」という国家のスタンスは戦前から全然変わっていません。現場だけで何かしろと言っても限界がありますよ。
(大西)
まさにそうなのですよ。今、日本企業はみんなそういうところ陥ってしまっていて、予算もなければ人もいない。しかし「売上と利益だけは上げろ」と言うのですよ。
(深田)
そうです。
(大西)
日本軍が本当に武器も食料も持たされずに前線に送られて「戦って勝ってこい」ということ、全く精神性が変わっていないです。
(深田)
そうなのですよ。開発費も研究費も何にもないような会社ばかりですよ。それで新しいものを作るのは無理です。
(大西)
みんなが現実をきちんと見ることがとても大事で、俺が去年出した本「日本人が世界を救う具体的な3つの方法」に具体論を書いています。これがないので、今また第2の敗戦になりつつあります。
(深田)
具体的な3つの方法を少しかいつまんで教えてください。
(大西)
基本的に日本には一つは世界一の対外純資産という世界一の生産性があります。今外貨を稼いだものが米国債という世界一戦争している国の戦費も賄っているが、これは間違いです。国内でそれを回していくと、循環型社会を作るとか再生可能エネルギーの開発に使うとか、自分たちの社会を作り変えるための世界一のリソース黒字を持っているのが日本なのです。これを活用するのです。
二つ目は憲法9条の堅持だと僕は思っています。丸腰でも世界平和は作れます。この黒字を使いながら、やり方によっては世界のいろいろな最貧国を助けられて、最強の安全保障になりますよね。
三つ目がやはり日本人の精神性をちゃんと取り戻すことが必要で、これは「和を以て貴しとなす」とか強調とかいう話ではなくて、死生観だと思っています。自分の命をどう使うのか。それをしっかりと決めて世界平和のために命を使う。そう考えると本当にできるようになるという三つなのですよ。
(深田)
へえー。では大西さんは、世界平和のために命使っているのですか?
(大西)
できる範囲内でというか、残り人生はそのためにずっとやっています。そもそも国境を巡って戦争するのはくだらないじゃないですか。本当にマジでやりますか?これを何か守るという考えの元にやるのだけれど、みんな死ぬのだから守れないじゃないですか。
(深田)
そうなのですよ。高市総理は「自衛隊には悪いけど、最後まで戦ってもらいます」と言っいます。しかし、全員死んだら敗戦ですよ。
(大西)
本当に守るために戦って殺すという矛盾にまだ気遣かないのかなと思っています。
(深田)
その矛盾とは何ですか?
(大西)
やっていることは守るのではなくて、殺しているだけなのですよ。具体的に言うと軍軍事行為は、破壊と殺戮しかない。
(深田)
経済的に強くないとその敵から狙われますよね。
(大西)
経済的に世界一強かったのだけど、それを奪われ続けてきていて、安全保障上の一番大事なエネルギーと食料は完全に握られています。
(深田)
そうですよね。
(大西)
だから言うこと聞かざるを得ない状況になっているのですね。本当の国防はそこを自立させることだと思うし、自分たちが精神的な自立することだと思うのです。
(深田)
精神的な自立、すごいいい言葉ですよね。
(大西)
そこですよね。結局みんなは何か傷を抱えていて、それが外側に出てきているので、スピリチュアルとも通じるところではあるのですが、ただ本当のスピリチュアルはとにかく行動あるのみです。行動して起こったことにその都度「いい悪い」とはジャッジする時間はない。どんどん行動し続けて、最後時間切れで死ぬだけなので、今行動しなかったらあとどれだけあるかわからないのです。
(深田)
大西さんは出馬し続けていますものね。
(大西)
はい。そうなのですね。
(深田)
行動しまくっていますよね。
(大西)
いきなり2日前に出ると決めました。
(深田)
2日前に決めて、おやおやと思いました。
(大西)
そうですね。明日死ぬかもしれないからね。
(深田)
それにしても供託ラインを超えて、没収もされずに本当にすごいです。
(大西)
また出馬できますね。
(深田)
もう1回行けますね。お代わりできるじゃないですか。いや、私は結構没収されました。
(大西)
本当にでかいですよね。
(深田)
世界で一番高い供託金は非民主義的ですよ。貧乏人が出馬できないので、金持ちかパトロンがいるおじさんかお姉さんしか出てこない。だから企業からお金を貰っているのなら、だったらジャンパーの後ろに自分の名前ではなく、スポンサーの名前を書けという話ですよね。
(大西)
お金さえあれば出られるというところに問題があるので、逆にお金がなくてもみんなの署名を集めれば出られるという形にすればいいんのですよね。
(深田)
そうですよね。そうすると選挙が始まる前にある程度票が見えますものね。
(大西)
そういう人が出られるようにすれば、人望の厚い人が出ることができます。いろいろな分野で活動していた結果を出せるので、意義が大きいと思う。選挙制度は本当に何とかしないといけないですね。やはり小選挙が問題ですね。
(深田)
選挙制度に加えて期日前投票で手ぶら投票ができるのが問題です。2回投票できる人がいましたね。
(大西)
やはり真剣に考え直さないといけない。
(深田)
バグが多すぎる選挙制度。やはりそれは考え直した方がいいのではないかなと思いました。今回は無所属連合共同代表の大西つねききさんに、行動スピリチュアルについてお話いただきました。どうもありがとうございました。
(大西)
ありがとうございました。





