#605【移民問題】外国人1200万人でも日本を壊さない?雇用のプロが新提言「企業内の国籍比率」と「居住地」を制限せよ! 海老原嗣生氏(2026.2.19)
(深田)
みなさん、こんにちは。政経プラットフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は、雇用ジャーナリストの海老原嗣生先生にお越しいただきました。先生よろしくお願いいたします。
(海老原)
八王子であれだけ頑張っているのを見て、僕は涙が出ましたよ。
(深田)
嘘をつかないでください(笑)。
(海老原)
すごいですよ。1万3000票も入りましたから。
(深田)
ありがたいことです。本当に八王子の皆様にお礼申し上げます。
今回は、選挙でもテーマとなった外国人問題です。この問題は移民推進派と反対派の間で揉めているのですが、先生はどのようにお考えでしょうか。
(海老原)
まず移民という言葉はやめたらいいのではないですか。僕も移民は反対です。これは移民ではく期間労働者でしょう。
(深田)
確かに期間労働者なのですが、国連では1年以上滞在する人を「移民」と呼んでいます。
(海老原)
国連はどうでもいいのですが、アメリカやヨーロッパでは、知らないうちに国境を超えて、たくさんの人たちが歩いて入ってきて、知らないうちにどんどん増えていく。そういうのがいわゆる怖い移民じゃないですか。
日本の場合は国境管理が完璧で来る時点で誰がどこに入ってきたか分かっているじゃないですか。その人たちが何年か働いた後、帰っていくというのが基本じゃないですか。
(深田)
確かに、帰国するのであれば問題はないです。
(海老原)
帰らないで残る仕組みはどうやってあるのですか?どこにあるのですか?
(深田)
特定技能の2号です。
(海老原)
2号を取らせるか取らせないかを絞ればいいのではないですか。今でもあまり取らせていないでしょう。
(深田)
ただ、2号は家族帯同が認められているので、家族を何人呼んでもいいということになっています。
(海老原)
そこは分かります。実は1号でも帯同ができるのですよ。
(深田)
そうなんですか?
(海老原)
例えば奥さんに特定技能を取得させればいいのです。飲食業や宿泊業などは簡単に取れる。確かに技能実習系はすごく難しいからなかなか取れないけれど、飲食や宿泊などは簡単なので、夫婦で住んでいるパターンが結構あるわけですよ。
(深田)
あ、そうなんですか。
(海老原)
そう。でもそれでも免許がなくなって2号にする時に厳しくしているから今でも2号になれる人が少ない。2号になれる人が少ないから僕はそこを絞っていれば、いつでも帰ってもらえのだから、それでいいじゃなかと思う。
(深田)
でもそれは本当にきちんとコントロールされているのか、間違いなく帰ってもらえるのでしょうか。
(海老原)
参政党の人も根本は俺と言っていることがほぼ一緒なんですよね。期間労働ならOK、帰ってもらえるならOKです。もう一つは河合ゆうすけさんと3人で話した時には、まず危ない人には来てもらわない。危ない人はすぐに国外退去させる。そして日本に都合のいいように来てもらって帰ってもらう。この仕組みであれば、彼は全然OKと言っていたじゃないですか。
(深田)
そうなんですよね。基本的に多くの国民も、帰ってもらえるのであればいい、犯罪者はきちんと強制送還してもらえたらいいよとか、いろいろなところがあると思いますね。
(海老原)
アメリカでは、いつの間にか入ってきて働いて定住して、しかも未だにビザも持ってない不法収労者が1600万人もいるわけじゃないですか。
(深田)
すごい人数ですよ。
(海老原)
日本は密入国が何人か知っていますか?入ってきた時がわからない人の数です。
(深田)
ああ、分からないですね。
(海老原)
年間150人から160人ですよ。
(深田)
密入国しにくい国です。
(海老原)
できないですよね。だから漁船に乗ってきて、背乗りしているような人たちぐらいしかいないわけじゃないですか。
(深田)
昔はコンテナで中国人が大量に入国しましたよね。
(海老原)
それでも、何十万人も知らないうちに入ってきて、どこに住んでいるのか、どこで働いているかわからないという仕組みではないじゃないですか。
(深田)
あとは逃げ出す人ですね。
(海老原)
技能実習生で逃げ出す人は年間1万人弱いるのですよ。ただし、年間約40万人が入ってきて9000人しかいないということは結構少ないのです。さらにあまり知られていませんが、そのうち約9割は最終的に捕まっているのですよ。
(深田)
逃げた人はきちんと捕まっているのですか?
(海老原)
そうなんです。5年以内に捕まっている人たちが9割なんですよ。
(深田)
どうやって捕まえられるのですか?
(海老原)
まず、技能実習生はどこに住んでいたのか、出身地の家や戸籍まで分かるのですよ。だからどこの国でどこに住んでいたのかが分かって、そこと通信をしているので通信も分かるわけですよ。結局ほとんどが分かって5年逃げ切れた人は1割しかいないのですよ。
1割ということは「1000人もいるじゃん」と言うけれど、どんなに厳しく取り締まりをしても、そういう悪い奴は1000人、2000人、日本がどんなに鎖国をしても1000人ぐらいは入ってくるのですよ。そうするとあまり意味がなく、逆に言えば技能実習生は身元、勤務先、パスポートも何も全部分かるという仕組みは、僕は結構素晴らしいのではないかと思うのですよ。
(深田)
確実に身元を押さえているということはアメリカのように陸続きで歩いてやってきて、いつの間にか働いているという不法就労の移民よりはるかに管理されてるということですよね。
(海老原)
俺は移民推進派ではないのですよ。しっかり取り締まるべきだけれど「その取り締まりをもっと合理的にやれ」というのが僕の考えなんですよ。
(深田)
今はどういう不合理なのですか?
(海老原)
まず、1個目は例えば中国人が経営・管理ビザを取って中華料理店とか民泊を開業いているでしょう。そこで中国人をたくさん雇う、インド人たくさん雇という仕組みを認めているから、経営・管理ビザを簡単に取らせないようにしましたよね。これはいい改革じゃないですか? こういうことを全部詰めていく。
海外旅行でノービザで日本に来て働いて、ノービザで逃げる人が多かったではないですか。今ノービザで来られるのは世界で74カ国しかなく、そのほとんどがヨーロッパとアメリカです。ヨーロッパだけで40か国ぐらいあります。一方アフリカでは3か国しかないのですよ。
こうして、次にやるべきことを少しずつ詰めていくのです。次に「技人国」というビザがあり、このビザで派遣で働ける仕組みがあるのですよ。
(深田)
「技人国」とは何ですか?
(海老原)
技人国とは「技術・人文知識・国際業務」で、この3つの領域のビザで、要するに海外で大学を出た人たちは比較的簡単にこのビザが取れるのですよ。「大学を出た人は頭がいい」というので取れるのです。その人たちがフィリピンや東南アジアで大学を出て、技人国のビザを取って日本に来て、派遣などで働くのですよ。
派遣はどのような労働になっているか調べられないから、そのビザで入っているにもかかわらず製造や販売をしても全然バレないわけですよ。それでこういう人たちが40万人もいるのですよ。だから、ここもすぐ閉じるべきだと僕は思っています。
そういう意味では俺は結構規制派で反対派でもあるのです。危ないところ全部塞いでいって、綺麗な形にしてその中できちんと帰ってもらえる仕組みを作ればいいのではないかという話ですよ。
(深田)
確かにそうですよね。確実に帰ってもらえるという仕組みが担保されているのかというのがやっぱり最大の懸念点です。
(海老原)
そう思いますね。先ほどの中国人の会社では中国人が働き、クルド人問題でも解体業者の経営者がクルド人で、そこで働いているのもクルド人で、こういう仕組みだから危ないわけですよね。ここを適切に直してもらえればいいと思います。
(深田)
確か2014年ぐらいに会社法が改正されたと思うのですけれど、それまでは外国人が一人で会社の代表になれなかったはずですよ。以前私は2011年に会社を立ち上げました。当時はアメリカ人の友人が立ち上げようとしたのですが、外国籍一人ではなれないので私が共同代表で会社を立ち上げたという経緯があるのです。そういう決まりがあったはずなのに、いつの間にか改正されて、外国人が会社を作って外国人を大量に雇っていることが今起こっているのだと思います。
(海老原)
ここはちゃんと直してくれればいい。
(深田)
そうですよね。そこは直すべきだと思います。やはり外国人一人で会社の代表ができる、会社を設立できるので、他に不動産買い占め問題や固定資産税を払わない外国の会社の経営者の問題があります。
(海老原)
そこら辺の話は僕の本を読んでくださいね。

海老原嗣生著『外国人急増、日本はどうなる?』 (PHP新書) 2025年11月出版
不動産の件で言うと、今回政府もさすがにデータを出しました。すると、都心6区で外国人が買った比率は6.4%しかないのですよ。だから不動産の値上がりあまり関係ないのです。購入者で一番多いのは台湾人で191人、中国人は30人しか買っていなかったのですよ。だからこういう意味で言うと言われすぎではないですか。
(深田)
そうです。台湾人は昔から買っているのですよ。ただ外国人が不動産を買う時は法人としては日本法人を装っているケースが多いのですよね。
(海老原)
法人ではなく個人ですよ。法人まで行くと外国のファンドが買っているのもあって、それではもうわからなくなりますよね。ファンドで買っているのはヨーロッパよりもアメリカの方が多いと思いますね。
(深田)
その辺りも、さらに調べないとわからないです。
(海老原)
その辺はいい加減に言っているのが多いと僕は思っています。まず買えない仕組みを作ればいいのではないですか。
(深田)
後は、不動産の短期売買に対する課税を強化することや、固定資産税支払いについても検討が必要ではないでしょうか。
(海老原)
固定資産税は今でも結構重いからもういいでしょう。
(深田)
いえ、店子が払わされるのですよ。不動産の持ち主である中国人が固定資産税を払わないから、その部屋を借りている店子の日本人が固定資産税を代わりに払わされることになるのです。しかも、税法上これは合法なんですよ。だから、日本の国税局も中国まで行って中国人の家主を追いかけるのが面倒臭いので日本人をターゲットにするのですよ。
だからその辺りをきちんと国も是正して、不動産の持ち主から固定資産税を取らないと、日本人ばかりが税金を取られて、やはりここでも摩擦が生まれる原因なると思います。
(海老原)
分かりました。そういうことがたまにあったのかもしれません。だからそういうものを一つずつを潰していけばいいのですよ。
(深田)
そうなんですよね。一つずつきちんとやらないといけないのですよ。
(海老原)
税法の話はいいらでもありますが、今日はやめておきます。
それよりも僕は適切に規制をしてそれで帰ってもらえばいいという考えです。皆さんは帰らなくなると言うけれど特定技能とか技能実習で働いている人たちは帰らざるを得ないのですよ。帰らない限り不法滞在になります。
不法滞在者が何百万人も日本にいるかいうと今は8万人かいないわけですよ。それもすごく多めに見て8万人で、実際ははるかにに少ないのですよ。こういうことを考えると、抜け落ちて日本に居続けられる仕組みにはならないから俺は大丈夫だと思っているのですよ。逆に言えばさきほどの経営・管理ビザが緩かったことは本当に問題だと思っていますよ。
(深田)
帰ってもらうということをきちんと仕組みにして、徹底するのであれば、問題は少ないのかなと思います。
(海老原)
僕はもっと合理的に厳しくすることだと思うのですよ。彼らが日本人の社会ではなく1か所に同じ国の人同士で住むことをうまくコントロールしないとだめです。中国人、アメリカ人だけで住んで、みんなその国の言葉しか使わなかったら日本に同化されないじゃないですか。そこの仕組みもきちんと作るべきだと僕は思っています。
(深田)
どうやればそれをできますかね?
(海老原)
例えばさっき言った特定技能2号の資格を与える時にどこに住んでいたのか、居住地としてあまりにも外国人の多い居住地に住んでいる人たちには2号資格を絶対に与えない。これはやるべきだと思います。
(深田)
そうですよね。2号資格にそもそも家族帯同を許可するとか永住権を与えるというのは禁止にした方がいいのではないですか。
(海老原)
その件は置いておきましょう。でも日本人以上に日本人になった人であれば与えても良くないですか?
(深田)
たまにそういう人がいますよね。それが本当にそうなのであればいいですけどね。
(海老原)
その点はいったん脇に置きましょう。むしろ、2号資格以前のお話をしたいのですよ。例えば愛知県などでは、日本人の社長しかいなくて、あとは全部外国人とまでは行きませんが、8割か9割が外国人という企業があるんですよ。
(深田)
自動車関連でありそうですね。
(海老原)
そうなんですよ。あそこも規制が甘すぎるので、規制をきちんと作ってっほしいのです。なぜなら、技能実習に関しては企業規模に応じて何人までしか雇えないということになっているのですよ。その数字は“ゆるゆる”なのです。“ゆるゆる”なのですが、特定機能にはそれもないんですよ。何人雇ってもOKなんですよ。
(深田)
あっ!人数制限ないのですか?
(海老原)
だから日本人の3分の1までしかだめだとか、どの時間帯にも必ず日本人がいないとだめだとか、マネジメントするのは日本人だけだとか。こういう法律作って規制しないといけないのです。
(深田)
先日銀座のお蕎麦屋さんに行ったら外国人しか蕎麦屋で働いておらず少し不安になりました。
(海老原)
僕も大阪のミナミで経験しました。ご飯食べ放題の有名なラーメン店があって、そこで働いている人が全部中国人で、お客さんも全部中国人なんですよ。みんな中国語で話しているので、疎外感がありました。でもそういうことになってはいけないでしょう。
(深田)
それはちょっとまあまあやばいですね。
(海老原)
結局、今高市さんがやろうとしているのは総量規制しかないのですよ。総量で10%という話なのですよ。
(深田)
えっ?人口の10%って1200万人ですか?
人口の10%であれば約1200万人に相当します。
(海老原)
今400万人ですが、僕は15%ぐらいでもいいのかなとは思っています。ただし、ここでよく考えてほしいのは「それが1か所に集中させてはいけない。会社も日本人の何分の1までしか雇ってはいけない」という規制を作るべきだと思っています。
(深田)
そうですよね。そうでないと飲食店とかホテルでたまに日本語が通じないことがありますよ。
(海老原)
通じないし、それでは彼らが母国での生活を脱せないのですよ。日本語を喋らないで向こうの文化で同じ国の言葉を喋って終わるのですよ。そういう環境を作ってはいけないでしょう。
そこは企業にも問題があり、企業も同じ国の人を一括で雇えば“楽ちん”なので同じ国の人ばかり雇うのですよね。まず人数制限をして日本人の何分の一までしか雇ってはいけないようにする。二つ目は1か国に集中させてはいけない。だから雇っている人数のうちのどんなに多くても1つの国は3、4割までしか認めない。こういう法律を作るべきです。
仮に総量規制で全体を5%に抑えたとしても、その全員が中国人になっていいわけがないです。
(深田)
そうなんですよね。技術のことを考えてもマネジメントのことを考えても日本人を育てておかないと、いざ代替わりする時にマネジメントができる日本人がいなくなるという問題も起こりますものね。
(海老原)
マネジメントする人は必ず日本人にしなければいけないという規制を作っておけば、日本人は登用されて上司になりやすくて給与が上がりやすくなるというメリットもありますよね。そういうダブルの意味で日本人を管理者として置かないといけないという規制を絶対作るべきだと思うのです。
日本流の時間をしっかり守る、コミュニケーションで相手に気を使う、お客様に対して丁寧にサービスをする。こういう仕組みを文化伝承すべきだと思っています。
(深田)
そうですよね。コンビニエンスストアでは日本人のアルバイトより外国人の方がトレーニングが厳しくてもやるので店舗に行くと外国の方の方が意外と丁寧だったりします。
(海老原)
そうなんです。そこは外国人をうまく使っているのですよね。しかも、コンビニがなぜ外国人が多いのかというと、あまりにも厳しいから日本の若者が行かなくなったせいなんですよね。それぐらい厳しいからしっかり教えているところは逆に言えば外国人で大丈夫だと思うのですよ。そういう意味ではマクドナルドもいいと思います。ちょっと人数が多すぎますけれどもね。
(深田)
マクドナルドはそんなに多いのですか?
(海老原)
ちょっと多いですね。見たイメージから半分はいるのではないでしょうか。1店舗あたり外国人を3分の1ぐらいにするなどの規制を作ればいいと思うのですよ。
(深田)
そうですよね。今回は総量規制ではなく個別の規制をしていかないといけないということですね。
(海老原)
そこまでやれば、僕は受け入れられると思っています。今は3%しかいないですが、それが一部の地域にものすごく集まって、結局クルド人問題のように西川口に全部集まったら意味がないわけですよ。しっかりした仕組みを作って規制をしていかないかぎり僕はだめだと思いますよ。
(深田)
そうですよね。1か所に固まってそこで文化圏を作って日本の法律を全く守らない。ゴミ捨てや慣習も守らないとやはり問題だと思います。
(海老原)
それが日本人の中で暮らして、日本人の中でマネジメントされれば日本人と共生できる人たちになるではないですか。そういう仕組みを作るべきだと思うのですよね。
(深田)
そうですよね。分散して住む、数を規制する、企業は1社で何割までに抑える。そして最終的には帰ってもらう仕組みにする。祖国に帰って祖国で技術を生かしてもらうことですよね。
(海老原)
日本ですごくいい経験をして、お金も貯めて帰ってくれた人は日本ファンになってくれます。その国の人たちがどんどん親日になっていく仕組みまで作るべきだと僕は思っています。
(深田)
ということで、今回は終わりたいと思います。海老原先生、ありがとうございました。
(海老原)
ありがとうございました。





