#590 【ここは本当に日本なのか】警察がブレーカーを落として強制侵入?戦慄の高齢者連れ去り事件の全貌 直子さん(2026.2.4)
(深田)
みなさん、こんにちは。政経プラットフォームプロデューサーの深田萌絵です。今回は、江東区高齢者連れ去り事件の被害者である武田和子さんのお孫さん、武田直子さん(仮名)にお越しいただきました。直子さん、本日はよろしくお願いいたします。
(武田)
よろしくお願いします。
(深田)
前回は衝撃的なお話でした。デイサービスの職員におばあさまの銀行の通帳を持ち去られ「返してください」と求めたところ、社会福祉協議会の職員が現れ、その後おばあさまが連れ去られてしまったということでした。連れ去られる直前のおばあさまは怖がっておられ「もしかすると自分は連れ去られるかもしれない」と自覚されていたというお話でしたね。
(武田)
はい、そのとおりです。「私の身が狙われている」と何度も何度も口にしていました。そのため、私たちもできる限り一緒に過ごすようにしていました。
(深田)
その中で、おばあさまがお一人になる時間帯はあったということですよね。
(武田)
「身が狙われている」と言われる前には、一人で過ごしている時間もありました。
(深田)
そのような状況で、何か異変が起きないよう、監視カメラのようなものは設置されなかったのでしょうか?
(武田)
祖母が不安を感じるようになってから、見守りカメラを設置しました。すると、ある日、祖母がとても怯えた様子で「男が入ってきた」と言うのです。
(深田)
知らない人が勝手に家の中に入ってきたのですか?
(武田)
そうなんです。デイサービスのお迎えを待つ間、一人で玄関にいた時間帯があったのですが、その時に「男が無言のまま入ってきて、天井をぐるっと見回し、挨拶もせずに出ていった」と言うのです。
(深田)
全く関係のない男性が突然家に入り、天井を見渡しただけで、何も言わずに立ち去ったのですね?
(武田)
そうです。不審に思って確認しに行ったら、見守りカメラのコンセントが抜かれていました。
(深田)
えっ、監視カメラの電源が抜かれていたのですか!?その間におばあさまが連れ去れたのですか?
(武田)
いえ、その電源が抜かれている間におばあちゃんが連れ去られたわけではなく、その日は大丈夫でした。事件が起きたのは、少し後の日になります。その後、カメラの電源は差し直しましたが、後日、警察が家に入ってきた時、家に入る直前にブレーカーを一瞬落としたのです。
(深田)
えっ、警察官がブレーカーを落としたのですか?
(武田)
はい。そうすると、監視カメラは作動しなくなりますから。
(深田)
つまり、警察が和子さんの部屋に無理やり入る時、鍵を壊すなどの映像が証拠として残ること困るので、ブレーカーを落としてカメラを停止させた上で侵入したということでしょうか?
(武田)
その通りです。
(深田)
それは、警察はグルですよね。その時は捜査令状も何もなかったわけですよね。それでドアを壊したら器物損壊罪ですよね。
(武田)
そうですよね。
(深田)
その後、警察によって和子さんは連れ去られ、警察署に連れて行かれたとのことですが、その時、おばあさまは一人だったのでしょうか?
(武田)
いえ、私たちも一緒に行きました。
(深田)
一緒にいる時に、ブレーカーを落とし無理やり部屋に入ってきたのですか?
(武田)
はい、そうです。
(深田)
その時の様子は映像は残っていますか?
(武田)
はい、残っています。携帯電話で、ずっと撮影していました。最初に現れたのは、黒いつなぎを着た男性が3人で「鍵を開けてほしい」と言ってきました。しかし、どう見ても警察には見えず、おばあちゃんも「泥棒だ」と言うのでドアは開けませんでした。
その後、しばらくしてから、社会福祉協議会の女性職員と警察官が現れました。不審に思いながら話を聞いていると、社会福祉協議会の女性と女性警察官が「〜と言われちゃってさあ」などと言いながら、肩を叩き合って笑っていたのです。
(深田)
その「言われちゃって」とは何を言われていたのでしょうか?
(武田)
数日前に、私たちが社会福祉協議会に対して「お金の扱いがおかしいのではないか」と指摘したことを指しています。まるで、私たちが犯人扱いされているかのようだ、と笑っているように感じられる状況でした。
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○江東区社会福祉協議会の男性と武田和子さんとの会話(令和7年2月28日)
(武田和子さん)
「自分でできますんで、通知を返していただければ、私も幸せなんですけど」
(男性)
「そうなんですね、ちょっと担当者(警察と連れ去りに来た担当女性職員)が、申し訳ないんですけど、今日不在にしてて、すぐに準備ができないので『武田さんがね、この支援、もう終わりにしたいって言ってました』っていうことを伝えさせていただいて、それで、今後の解約の手続きをどう進めていくかっていうことを……」
○武田直子さんと江東区社会福祉協議会の担当の女性との会話(令和7年3月7日)
(武田直子さん)
「人数を増やして圧迫する、ということにしか捉えられないんですけれども」
(担当女性)
「それは厚生労働省の言っているやり方なので、圧迫をするつもりはありません」
(武田直子)
「福祉協議会の方々が動くことで、本人の幸せにつながっているとお思いですか?」
(担当女性)
「ご本人さんがお一人で判断できないのをサポートしているので、ご本人に不利益がないようにはやっています」
(武田直子)
「実際に、あなた方が関わることで(お金を)取られたりですとか、負担がかかっているんですが」
(担当女性)
「本人さんはそれを了承しているから、そのような対応をしているんです。勝手にやっているわけではないです」
(武田直子)
「本人は『こうして(支援は)いらない』というふうに言っているんです」
(担当女性)
「その「いらない」の意思確認を、今の状態ではできないので確認する、それが無理ならチームで確認する」
(武田直子)
「(お金を)返さなくていい」って言わせるまで、皆さんで誘導するということでしょうか?
(担当女性)
「そういうわけじゃないです。ゴールは、私“成年後見制度”だと思っておりますので」。
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(再び対談に戻る)
(深田)
その場には、社会福祉協議会の職員と警察官が同席していたということですね?
(武田)
はい、その通りです。
(深田)
玄関の鍵は施錠されていたのでしょうか?
(武田)
はい、鍵はかけていましたし、チェーンもかけていました。
(深田)
それに対して、どのようなことをされたのですか?
(武田)
警察が、インターホンを長押して、ピンポンという音を延々と鳴らし続けていました。その後、レーザーのような機器を持ち出し、ドアの隙間から赤い光が見えるのです。何をしているのか全く分からず、私たちも非常に怖いと思っていました。しばらくすると「鍵屋を呼ぶぞ」という話が出ました。
(深田)
その会話は、どこで行われていたのですか?
(武田)
玄関の前です。警察官や関係者が話している声が、こちらにも聞こえてきました。その後、「鍵屋を呼ぶ」という話のとおり、実際に鍵を壊して中に入ってきました。チェーンもはずされました。チェーンは、パカッと外れるタイプのもので、特殊な器具を使って簡単にはずしていました。
(深田)
それは、本当に警察官だったのですか?泥棒ではないのですか?
(武田)
正直、そのように疑いました。最近では警察の制服に似たコスチュームも市販されていることを知っていますし、おばあちゃんが言っていたように、社会福祉協議会の職員と肩を叩き合って笑っている様子でした。
(深田)
犯罪集団ではなのですか?
(武田)
私たちも、泥棒か何かではないかと思っていましたが、「警察署で話を聞いてください」と言われて連れて行かれた先は本当に警察署でした。
(深田)
本物の警察が、そのように強引に鍵を壊して入ってきたのですか!?
(武田)
はい、そのとおりです。
(深田)
ちょっと信じられないですね。その後どうなったんでしょうか?
(武田)
話を聞くということで、本物の警察官であれば事情を説明すれば助けてもらえるのではないかと思い、これまでの経緯をすべて話しました。しかし、一通り話し終えたところで担当者が交代し「もう一度、最初から話してください」と言われました。再び最初から説明することになり、結果として2時間ほど話し続けていました。
その間、おばあちゃんはオムツの交換も必要ですし、水分も飲んでいないと思うので「おばあちゃんのところに行かせてください」と伝えて下に降りたところ、すでにおばあちゃんはいなかったのです。
(深田)
わざと警察が時間稼ぎをして、その間に何者かが武田和子さんを連れ去ったのですか?
(武田)
はい。連れ去ったのは、区役所の職員でした。
(深田)
ということは、江東区の区長はこの件を間違いなく分かってますよね。
(武田)
分かっているはずですが、区長室の関係者は「区長は関係ありません」と説明をされます。
(深田)
しかし、後見保佐人を指定したのは区長ですよね?
(武田)
はい。家庭裁判所に提出された書類を見ると、どう見ても「区長申立て」と書いてあります。
(深田)
その区長の名前は何でしょうか?
(武田)
大久保朋果さんです。
(深田)
大久保朋果さんは、東京都の福祉行政でよく知られた人物であり、小池百合子東京都知事の子飼いとしても知られていますよね。
(武田)
選挙の時にも、一緒に応援してもらっていたようです。
(深田)
そうなんですよ。成年後見制度は国が推進しているのですが、小池知事も積極的に推していますよね。
(武田)
その流れの中で、上からの指示で区長が動いているのではないかと考えています。江東区では区長が方針を立て、年間で成年後見の目標件数を100人から110人程度に設定されています。その目標に基づき、福祉課が中心となってこういうことをしているのではないかと思います。
(深田)
毎年およそ110人に後見人を付けるということですね?
(武田)
はい。区長申立てによる後見人の人数が110人です。
(深田)
そうすると、区長が特定の高齢者に後見人を付ける判断をすれば、その後見人たとえば弁護士が高齢者の財産を乗っ取ることもできるということですよね?
(武田)
その通りです。しかも、その目標人数は年々増やしています。当初は90人台だったものが、95人、100人、そして110人というように毎年増えています。
(深田)
ということは、これは武田和子さんだけに起こった話ではなく、江東区では毎年100人近い高齢者が、区長の命令によって連れ去られている可能性がかなり高いということですね?
(武田)
かなり高いと考えています。
(深田)
これは決して他人事ではないですよね。しかも、この仕組みを国全体が推進しているという点が問題ですね。
(武田)
すでに制度として組み込まれてしまっています。民間の介護事業者、社会福祉協議会、地域包括支援センター、区役所、警察などが連携し、ある意味でグルとなって仕組みができ上がっています。私たちがたまたま運が悪かったという話ではなく、仕組みの問題だと思います。
(深田)
国、弁護士、自治体、社会福祉協議会が一体となったスキームが完成しており、一度ターゲットにされると財産を失うだけでなく、本人が社会から切り離されてしまう状況になります。
(武田)
自由も取られる、権利も取られる、家族も取られる。このような老後を望む人はいないと思います。
(深田)
これは極めて重大な人権侵害の問題です。
(武田)
国連からも、日本の成年後見制度は、人権侵害にあたるのでやめるように廃止勧告が出されています。それにもかかわらず、日本では廃止どころか、制度を推進する法律まで制定されています。
(深田)
推進する法律を作っているのですか!?
(武田)
正式名称は忘れてしまいましたが利用促進法(※1)などと呼ばれる法律があると言うことなんですね。
※1)利用促進法:成年後見制度の利用の促進に関する法律、平成28年(2020年)4月公布、同年5月施行
(深田)
つまり、成年後見制度を推進する法律があるということですね。そうすると、江東区に限らず、毎年全国で、高齢者に後見人を付けて本人を家族から引き離し、財産の乗っ取りを可能にすることを、国を挙げて推進してるということですね。
(武田)
はい。国連から反対されているにもかかわらず、日本はそれを推進し続けています。
(深田)
かなり怖い話ですね。先ほど直子さんのお母さまから、この制度を推進してる小池都知事が国会議員と組んでいるというお話がありました。これは単なる地方行政の問題ではなく、国家として制度化されて完璧なスキームなので国内で解決することが難しく、国際社会に訴えるしか方法がないわけですね。実際に多くの被害者が国連に訴え出ているとうことですね。
(武田)
その通りです。しかし、一般の人々は、被害に遭うまでこの制度の名前も知りません。成年後見制度という名称も、社会福祉協議会の日常生活支援制度も、被害に遭って初めて知ることになります。そのため、声を上げる人が少ないので、国も好き放題で、実際に虐待がなくても「虐待の恐れがある」といって連れ去っても合法になっているのですね。
(深田)
完璧な合法的なスキームですね。これは騒ぐしかないですよ。江東区役所の前でチラシを配って騒ぐしかないでしょう。
(武田)
ぜひ、そうしたいです。
(深田)
では、衆議院選挙が終わった後に、武田和子さんを取り戻す行動を起こしましょう。多くの人に呼びかけ「おばあちゃんを返してください」と訴えに行きたいと思います。私が当選したら区長のもとに行き、なぜ返さないのかを直接問いただします。
(武田)
ぜひ、お願いいたします。
(深田)
これは本当にひどい話です。しかも武田和子さん一人の問題ではありません。「成年後見制度と家族の会」の石井さんのもとには、すでに40件以上の被害が登録されています。日本全国で起きている問題であり、しかも国家が制度として推進しているという悪制度です。
最後に、お金の問題以上に、家族と一緒に過ごせないことが、どれほど恐ろしく悲しいことなのか、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思います。この問題は、誰の身にも起こり得るものですので、十分に注意していただきたいと思います。
本日は、江東区高齢者連れ去り事件の被害者である武田和子さんのお孫さん、武田直子さんにお越しいただきました。直子さん、ありがとうございました。
(武田)
ありがとうございました。





