#562 SNSの罠?巧妙な世論誘導とショート動画が作る「高市スゴイ」ブームの不気味な裏側 ダニエル社長(2026.1.7)

(深田)
みなさん、こんにちは。政経プラットフォームのプロデューサーの深田萌絵です。今回は、会社経営者であり、政治経済系YouTuberのダニエル社長にお越しいただきました。ダニエル社長、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(ダニエル)
よろしくお願いします。

(深田)
ダニエル社長は政経プラットフォームという本番組の出演者の中では、一番若手ですね。

(ダニエル)
そうかもしれません。

(深田)
その若い世代のダニエル社長は何がきっかけで政治に関心を持つようになったのか、教えていただけますか。

(ダニエル)
基本的には特に新型コロナなどで、問題意識を持ち始めるようになったというか、もちろんそれまでは政治の動向なども追っていたのですが、何か強い意思とか憤りはあまりなかったのですよ。

でもやはりコロナとかを見た時に政治は国民全体が同じ方向を向いて、アメリカなどの製薬会社からワクチンの動きがあり「この国は本当に終わっているかもしれないな」というところから強く興味を持って発信をしていこうというところがきっかけですね。

(深田)
現在、高市政権が発足してまだ数か月ですが、高市さんは若い世代から支持されています。34歳という若さのダニエル社長から見て、高市総理はどのように映っているのか、教えていただきたいです。

(ダニエル)
そうですね。基本的には総理大臣をやる人は、人間のバイタリティとしてはすごく尊敬しているのですよ。高市さんの年齢で「働いて、働いて、働いて」という人間としてのガッツがかなりある方だなと思います。しかし、高市政権ができるまでの流れで、今取っている政策を含めて僕は警笛というか黄色信号を感じていますね。

(深田)
その流れとはどのような流れですか?

(ダニエル)
高市さんといえば安倍政権、安倍さんを一番強く信奉する人のようなところがあります。では安倍さんはというと、元々祖父(岸信介元首相)が勝共連合と関係があって、文鮮明の勝共連合とともにかけ上がり、自民党をあれだけの力に持っていったという流れがあるわけですよね。その流れを汲んだ高市さんやその周辺はやはり似非保守感が否めないです。

(深田)
いいことを言っていても何かバックにいる勢力は何なのか違和感があるということですか?

(ダニエル)
そうですね。

(深田)
そのような感覚は、ダニエル社長と同世代の人は持っているのでしょうか>

(ダニエル)
いえ、持っていないのではないですかね。そもそも安倍政権が統一教会とか勝共連合の流れというのは陰謀でもなく歴史的な事実ですよね。多分その辺の流れを知っている若い世代はいないのではないですか。

高市さんになって安倍さんとの関係などを含めて全くもう別のもの、新しいバンドのような感覚で、高市さんという女性総理が生まれて「やったラッキー」みたいな感じです。

(深田)
そうですか。ガールズバンド的な感じですか?

(ダニエル)
そうです。だから、多分若手世代は新しいマスコット的なキャラが出てきたのかなぐらいとしか思っていないのではないでしょうか。

(深田)
ああ、なるほど。若い人はそういうのですね。ところで、ダニエルさんのYouTubeは若い人もご視聴になっているのですか?

(ダニエル)
それほどでもないです。一番多いのはやはり50代、60代、70代で、もう6割以上は占めています。

(深田)
私と同じですね。

(ダニエル)
若い層で10代、20代は本当に数%とか、それぐらいの視聴者で、その辺りはまだまだというところですね。

(深田)
勝共連合や岸信介という人の流れから来た高市さんなのですけれども、今後どうなっていくと思いますか?

(ダニエル)
そこは本当に勝共連合の流れが強いと感じているところがあります。元々文鮮明が、日本は悪い国、韓国はいい国で、日本は贖罪として増税をして軍事費を上げるべきだということを本や講演でもずっと言ってきました。その勝共連合的な流れを高市さんは着実に実行している感があるのですよね。

(深田)
増税、増税、防衛増税のようなことですか。

(ダニエル)
そういうことです。本当に日本を中国と戦わせてみたいなのかなという感じがあります。増税については、日本の最後の砦である金融所得税も今強化しているではないですか。消費税に関しても高市さんは当面は10%を維持していくと言って、減税は1mmも考えていないです。もっと上げていこうとしています。

今の日本は税収が過去最高レベルで、それでもまださらに富裕層からも取ろうとしています。やはり軍事費的なところや防衛強化も強力に進めているのではないですか。勝共連合文鮮明の「日本は贖罪として増税をして軍事費を上げるべきだ」という至上命令をバイブルと捉え、実行しているのでしょうね。

(深田)
そうですよね。税金を何倍も上げて国民の生活水準を3分の1にする。今、生活水準が大きく下がってきていますものね。今後防衛費を上げたら、次はやはり戦争という有事が待っているのではないかという感覚はありますか?

(ダニエル)
今、高市さんも中国に喧嘩を売るのではないかと共産主義中国と戦うというスタンスを出しています。例えばCIA的な流れで日本と中国を戦わせ、中国を弱体化させたり、戦争で一儲けするというか特需が生まれたりするわけじゃないですか。それは茶番というか、威嚇ややらせ含めて、日本は今後中国と戦争させられる国になるのではないかなと強く感じますよね。

(深田)
そうですよね。緊急事態条項にあれほどにこだわっているのも非常に不思議ですよね。

(ダニエル)
緊急事態条項により、日本が軍隊を持って戦争できるようにしていきたいという明確な意図を感じます。それにプラスして、緊急事態には、政権に権力を集中させて国民の発言や行動を縛ろうとするところが緊急事態条項ではないですか。何か「戦争するぞ、それに逆らうやつは殺すぞ」というぐらい勢いを憲法改正と緊急事態条項に感じますよね。

(深田)
そうですね。すでに事実上社会から抹殺され、投獄されて接見禁止になっている人がいますものね。

(ダニエル)
だから、戦前の軍国主義的なところに回帰していくような流れを、高市政権から非常に強く感じますよね。

(深田)
スパイ防止法案も実質的には統一教会が考えた治安維持法にかなり似ていて、心配ですよね。

(ダニエル)
それこそ緊急事態条項プラススパイ防止法ということになれば、何というべきでしょうか。緊急事態で国の脅威から国民を守るためという体で、本当に個人の発信や活動など全部が監視されて制限されるようになるではないですか。

戦前の治安維持法の時に、反戦ビラを撒いただけで1500人ぐらいが一斉に捕まった事件がありました。それを今で言うならばSNSで発信することと一緒ではないですか。 ビラを巻くことはSNSの発信と変わらないですよね。だから「日本が軍国主義になり中国と戦争させられるという流れは危険だよね」みたいなことを発信すると、日本の脅威として逮捕、投獄されるかもしれない。その流れを強く懸念します。

(深田)
本当に恐ろしいですね。ビラを1500枚配っただけで逮捕されるのであれば、今の時代では、1回の投稿がすぐに1万件以上拡散されてしまいます。そうなると、何も発言できなくなってしまいますよね。ところで、そろそろ有事が来るのではないかという感覚を、ダニエル社長の周りの人は持っていますか?

(ダニエル)
持っていないと思います。ショート動画やSNSで、思想が作られていくと感じています。今の保守ブームや高市政権ブーム、さらには保守政党ブームも、TikTokやInstagramのショート動画でたくさん再生されています。

(深田)
私のところにも、そのような動画が大量に流れてきます。「高市さんが勇ましいことを言ってくれてよかった」とか「実は中国は困っている」とか、戦前の日本のような「日本はすごい」という大絶賛があります。このムードは意図的に作られているように感じられます。

(ダニエル)
日本が危ないとか、例えば奈良の鹿への足蹴のような話も含めて「中国人が仕掛けて悪いぞ」ということをショート動画でほとんどの人の思考が操作されつつあります。アルゴリズムにより見せたい情報だけが見せられている状態になっていると感じます。

本当に重要な歴史の裏側や、歴史の流れとかそれを作った人の狙いが飛ばされて「何か仕掛けられている」「中国人は悪いやつだ」「中国と戦おう、保守万歳」という方向に日本全体がなりつつあるのではないでしょうか。

(深田)
私は、流れてくるショート動画が案件臭いと思うのですよ。ナレーションの声が同じで、BGMも同じようなものを使っており、テンポもほぼ共通しています。「こうなって、こうなりました。日本はすごい」というパターンがどれも同じで「誰かがテンプレートを作り、案件として大量に流しているのではないか」と疑っています。

(ダニエル)
そうですよね。やはりSNS部隊ではないですが、ある政党はSNS部隊を使い、批判する人たちを袋叩きにしたり、SNS部隊で勢力を作ったりしています。本当に空中戦のようにショート動画でスマホなどの消費の時間を奪って、アルゴリズムで思想を刷り込んでいくことに巻き込まれているのではないかと思います。

(深田)
最初は「どうなのだろうか」と見ていても、同じような動画が毎日FacebookやXのアカウントに繰り返し流れてきます。あまりの頻度に「一体どれほど流しているのだろう」と感じてしまいます。

さらに今度は、皇族に関して「このお妃様はあちらのお妃様よりも良い」といった比較を煽るような動画が流れてくることがあります。その時に「このブランディングには誰が資金を出しているのだろうか」と考えるのです。

「あちらの姫は良くない、こちらの姫は品がある」「あちらの姫はばかだが、こちらの姫は知的で素晴らしい」というパターンの動画が次々に出てくるのですよ。これは明らかに仕掛け人がいますよね。

(ダニエル)
実際に、相当なお金を投じて作られている流れもあると思います。直近でも、高市さんが参政党の神谷さんに「SNSの秘訣を教えてほしい」と尋ね、それに対して「それは企業秘密なので言えない」と返されるようなやり取りがあったと記憶しています。現在は多額の人的金銭的リソースを投入し、人々の関心を引いている時代なのだと感じます。

(深田)
政党や政治家によって、世論が誘導され、形成されていく時代に入りつつありますよね。

(ダニエル)
そうですね。高市政権が誕生した時に、SNS上も含めて広がったあの全会一致感がすごく不気味でした。「高市さん、高市さん」「女性総理だ、すごい」「トランプとも上手くやっている」と言って、反対意見や懸念を示す声が押しつぶされて、ほとんど見えなくなっていました。

コロナ禍の時に「コロナはそれほど大したことではない」と発言した人が排除されるような勢いで、高市さんを少しでも批判や警鐘を鳴らせば、激しい非難を浴びる。そうした流れがありましたよね。

(深田)
最近よく目にするのが「高市さんのスーツの着こなしが素晴らしい」「おしゃれで素敵だ」「あのバッグが激売れした」といった話題です。ただ、高市さんのファッションは、保守系の超有名な大御所の女性言論人がいて、その方のお下がりを着たり、そのスタイリストのコーディネートによる部分もあるのではないかと私は思っています。

そのスタイリストが、かつて杉田水脈さんをプロデュースしていたことがありました。その時のスーツはメディアから「時代遅れでダサい」と散々批判されていたのです。ファッションのパターンは同じなのに、片方は全メディアが絶賛し、もう片方は徹底的に貶められる。

この手のひら返しが、ファッションの分野にまで及んでいることに、強い違和感を覚えます。決しておしゃれとは言えませんが、野暮ったくもなく、女性政治家として、ごく妥当な装いだとは思います。ただ、そこまで絶賛するのかなとは思います。

(ダニエル)
まあ、そうですよね。極めて普通の、ちょっと上品なおばちゃんぐらいかなとは思いますね。

(深田)
この流れはどうなのでしょうか。この流れに逆らうには我々どうしたらいいですかね?

(ダニエル)
例えば、僕が元いた楽天の三木谷さんは「増税、増税でさらに金融所得課税も増税すれば、日本から富裕層逃げていくぞ」と警鐘を鳴らしいてる人たちもいるのですよね。当初の「高市さんはすごいぞ」みたいな流れは多少下火になってきていると思っています。

ここで立ち止まり、これらの問題にはっきり警鐘を鳴らし、歴史的な流れや政策を含めて「今国民は増税でこんなに苦しめられているけれど、本当に高市さんで大丈夫なのか」と発信しないといけないと思っています。

(深田)
このような若い人が、情報発信してくださると非常に助かります。今回は会社経営者兼政治経済系YouTuberのダニエル社長にお話をいただきました。社長、ありがとうございました。

(ダニエル)
ありがとうございました。

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