#544 中国軍のレーダー照射は軍の暴走?習近平体制の異変と迫る日本の危機 宇山卓栄氏

(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、作家の宇山卓栄先生にお越しいただきました。宇山先生、よろしくお願いします。

(宇山)
よろしくお願いいたします。

(深田)
昨今は、物騒になってきましたね。以前からかもしれませんが、中国の戦闘機や船が日本に押し寄せて挑発をすることがよくありました。今回はついに自衛隊の戦闘機に対して中国軍の戦闘機が(火器管制)レーダー照射をした。これはロックオンですよね。

(宇山)
そうですね。要するに、銃を額に突き付けられたのと同じことなのです。

(深田)
そうですよね。引き金を引いたら、撃ち落とせる状態ですよね?

(宇山)
まかり間違えて、こちらも銃を取り出して自己防衛で先に引き金を引けば戦争行為になるわけです。もしあの行為をアメリカ軍にやっていたら、アメリカ軍は必ずやり返しますよ。いつでも撃たれるという状況になっておるのに、それを見過ごすことは、アメリカ、ロシア軍は絶対ないでしょう。必ず撃ち返しますよね。そのような危険な戦闘行為になるようなことをやったということです。

(深田)
そうですよね。この辺りをどのようにお考えですか?

(宇山)
2013年にも、日本が尖閣諸島を領有すると言った時に、艦隊からレーダーを照射されたことがありました。ところが、中国側は「あれは捜索用のレーダーだ」と言っているのです。

(深田)
捜索用のレーダーとは何ですか?

(宇山)
捜索用と火器管制レーダーの2種類あるのです。火器管制レーダーは、ミサイルを撃つために照準を合わせるものです。それに対して、捜索用レーダーは、幅広く180度あるいは360度ぐるりとレーダーを回し偵察をするためのものです。

今回は、火器管制レーダーが当てられたことは間違いないです。なぜならば、火器管制レーダーが当てられた時に、ジリジリと感知用の音声が反応するのです。それが、最初は5分間、2回目は30分間継続して当てられたわけなのです。捜索用レーダーならば、ぐるっと回りますから、1回に当たる時間が5秒とか、チラッと当たって通り過ぎる。それが、ずっと30分間レーダー照射をさせられていた案件なのです。

なぜ中国がこのようなことをするのかという理由ですが、軍の暴走ではないかと私は考えています。このレーダー照射をしたのが、パイロットが個人的に判断をしたのか、艦隊の本隊の本部長が軍の現場レベルで判断をしたのか、それとも、共産党の中枢からの指令だったのか。これらのレベルのいずれからかによって、この事案の性格が大きく変わってくると思うのです。今回のこの事案を鑑みるに、私は軍の暴走というニュアンスが大きいのではないかと推察をします。

(深田)
その背景は何でしょうか?

(宇山)
習近平政権は、今はこのような問題を引き起こしたくない。当の本人、習近平がそう思っているに違いないと私は思うのです。今の中国は経済がガタガタです。それから社会不安で、台湾有事を引き起こして、台湾を侵攻することができる様な状況にはなっていないのです。

にも関わらず、忠誠心競争なのか分かりませんが、首を叩き切ってやるとか、レーザーを照射してやるとか、ポケットに手を突っ込んでやるとか、こういう無法なことを次々としてくる。私は、薛剣総領事の首を叩き切ってやるという話は、党の中枢部から何らかの指令を受けていたに違いないと思うのだけれども、今回のレーダー照射は一歩間違えたら、即戦争で、極めて危険な行為なのです。確か、2013年もそういうことがあったけれども、今、さすがに党の中枢部がそれをやれと指令を出すかといえば、私はそうではないと思っているのです。

(深田)
今の日中の対立で、先日の高市さんの「台湾有事で日本は武力を動かすことができる」というあの発言の後の今の状況でやってしまうと、洒落にならない事態になりますよね。

(宇山)
なりますよね。これまでと全然、状況自体が違います。こういう状況の中で、さらに高い緊張を煽るようなことをすると、習近平その人に火がついてくるわけなのですよ。最近の習近平政権の動きを見ていると、政権中枢部で大きな異変が生じているのではないか。政変に連なっていくような異変があるのではないでしょうか。

習近平の指導力に対して、いろいろな疑問が中枢部の中から投げつけられているという権力のゆらぎの中で、軍が挑発行動を取ることによって、中枢部に対して揺さぶりをかけることが十分ありうると思うのです。

今までの中国でも軍の方から揺さぶってきたことは何度もありました。今回も、そのような形で軍が習近平の弱腰を批判する意味で「俺たちはここまで強行にやろうとしているのに、お前たち中枢部は何をしておるか!」と反発のようなものが、このような形で現れている可能性があるのではないかと推察いたします。

(深田)
9月だったと思うのですけれど、党の中央軍事委員会で習近平の子飼いを中心に9人がいきなり粛清された。外される事件もありましたよね。

(宇山)
あれもおかしいですよね。ああいう粛清事件とか、人事に関する異常な動きが、今年の一貫した動きだったのです。これは何らかの異変がなければ、あのようなドラスティックな人事の動きもなかったと私は思います。

その延長線上に起きていることを捉えると、習近平体制は磐石ではない。習近平は「台湾侵攻を必ずやるぞ」「台湾の統一併合を自分の任期中に必ずやる」「だからこそ自分に独裁権を与えてほしい」とお願いをして、習近平の任期期間が事実上無期限に延期をされました。それゆえ、台湾問題で一歩も引けないところがあるのです。

ところが周りが焚き付けてくる。そして高市さんが煽ってくる。存立危機事態という形でアメリカ軍と一緒に行動をして「いざという時には」という発言をしています。でも、自分たちは実際には台湾侵攻について、何らかの動きも現実には取れないわけなのです。取れないということが威厳の失墜にも繋がっているわけです。

だから、高市さんに対しても、黙らせたいという思いで、習近平はトランプ大統領に泣きついて「高市の減らず口を黙らせてくれ」と泣きついて電話したじゃないですか。あれもはっきり言って大恥なのです。

習近平は国際社会で恥を晒しており、しかもその後、日本に圧力をかけても高市さんが頑として引き下がりません。中国のような権威主義国家にとって日本の首相が引き下がらないということは、国家主席の著しい権威の低下に繋がっていくのです。

その権威の低下に歯止めをかけるためにアメリカの力まで借りようとして、トランプ大統領に電話をかけた経緯があるわけです。それぐらい習近平には焦らなければならない事情があり、高市発言、存立危機事態発言が、かなり強いパンチを喰らわしているような形になっておるのではなかろうかと私は考えます。

この間の日本側の対応についても見ておきたいと思うのですが、高市さんが非常に面白いことをおっしゃっているわけです。こういうことが起こりながらも「日中関係についてはオープンにして、話し合いの場を閉ざしているわけではありません。私たちはいつでも話し合いをいたしますよ」とすました顔で仰って、中国と繋いでいるホットラインに電話をかけているわけです。

そのホットラインに電話しても中国側が出ないということもバラしているわけです。本来、こういう外交上のホットラインに出るとか出ないとかを表に出すということはしません。それをあえて暴露しました。

結局、中国の側が子供みたいに拗ねている。電話をしているのに電話に出ないのは向こう側でしょう。いつでも私たちは対話の場を開いていると、ある意味しっかりとマウントをとっている訳です。私たちの方が大人の対応をしていますよと、中国のやっていることが子供じみてると国際社会に広げるという効果もある訳です。

そういう中で起こっているレーダー照射について、しっかりと日本側が国際社会に向けて発信しているのです。このような無法なことを中国は繰り返し、繰り返しやっている。これは日本にだけやっていることではないのです。ドイツの飛行機に対してもやっています。

(深田)
インドでもやっていますよね。

(宇山)
フィリピンでもやっています。オーストラリアに対してもやっている。あらゆるところで無法なことをやっている中国に対しては「国際社会が強調してしっかりと封じ込めていきましょう」と、今の日本政府は非常に効果的に対応してくださっていると私は高く評価をしています。

小泉大臣がすぐ会見を開いて、レーダーを当てられた時の証拠音声を公表したというのも迅速な対応で良かったと思います。石破政権では考えられないくらいのうまい対応を今回やったのではないかなと考えています。

(深田)
ついに小泉さんを褒める日が来たのですね。

(宇山)
私は進次郎さんを信用していないですけれども、今は、上手な振付師がいるのでしょう。

(深田)
振り付けが変わりましたよね。

(宇山)
その人の言うことを聞いているだけです。振付師がいなくなったら、またトンチンカンなことを言い始めるのは違いないとは思います。

(深田)
うちの国の大臣は誰でも良いのですね。

(宇山)
ある意味、そういう風にも言えますよね。私は政治家とはそんなものだと思うのですよ。基本的に政治家そのものが政策をしっかりと持って自分がどう考えて、物事を進めていくのか別に考えてなくても官僚が割り振りをしていきます。あるいは周りの有能な参謀が正しくその人を導いていくように配置をされていれば、首相や大臣が“すかたん”でもうまく回っていくことはありますから、私は、それはそれで良いと思っているのです。

(深田)
ではなぜ、投票しないといけないのですかね?

(宇山)
そこですよね。根本的に民主主義の課題というのが、そこにあるかもしれませんね。

(深田)
そうなのですよね。人気のある人は大体ポンコツです。

(宇山)
そうです。今の日本の政治家は、大概中身が無いポンコツすぎる。高市さんは政策通で政策をしっかりと勉強されているというところでは、そこが珍しい人かもしれない。しかし、あまりそこで政策について自分は能力があるからと自信を持ちすぎて周りの意見を聞かなくなって、参謀を置かない。現に置いていないでしょう。そういう風な偏った形になると、高市政権も行き詰まるので、そこは私も危惧いたします。

(深田)
参謀がいないと言いつつ、実はいるんじゃないかと思っています。我々や政界で見えないところにきっと参謀を置いているのだろうなと思うのです。では、高市さんに最も影響を与えているのは何なのかというところが次の焦点になるのかと思うのですけれども。

(宇山)
おっしゃる通りなのです。官僚たちもかなり理解をして、高市さんの周りを固めて、最近は周りを柔軟に見渡すことができるような人たちを配置しているという情報に接しています。高市チームというものがうまく出来上がりつつあるようです。ついこの間までは、高市さんといえば一匹狼だったのだけれども、共有チームができるようになっているのかなと思っています。

(深田)
中国海軍は、今どうなのですか?

(宇山)
今、中国海軍は今回の高市さん云々の話とは別に、西太平洋つまりアメリカのテリトリーにまで進出をする計画を着々と進めていると思います。第一列島戦と第二列島線というこの二つの線があるのですが、実際中国海軍は第二列島線を今年の6月にも越えて大掛かりな訓練をしているわけです。

中国の海軍は空母が遼寧(りょうねい)、山東(さんとう)、福建(ふっけん)、この3隻があります。今回、遼寧から発艦した飛行機がレーダーを我が方に当てたという事案になっています。この遼寧と山東は従来型の空母で、スキージャンプ方式と言って、長い滑走路を持っていて飛行機が飛び立っていくという形なのです。

問題は福建という空母で電磁カタパルト方式、リニア式の発進装置なのです。重い飛行機を押し出して発進をさせるというやり方をとっています。飛行滑走路が短くても大型のレーダーを搭載したような航空機を乗せることができるわけなのです。そうするとその飛行機が飛び立てば偵察をぐるっと回ることができます。遠洋航海が可能になるのです。

今までの遼寧と山東だけだったら中国側の本土の陸地から捉えたレーダーの情報分析しかできなかったのです。しかし、この福建は遠洋航海をして自らレーダーの偵察ができるわけです。だから第二列島線を越えるということも可能になったのが今の中国海軍のやり方です。6月に第二列島線を実際に越えて、航空機が数百回の着陸の訓練を大掛かりにするということで、これはアメリカに対する圧力です。

(深田)
そうですよね。アメリカに対して「余計なことするなよ」ですね。

(宇山)
日本というより、アメリカを睨んだ訓練をしています。台湾がもし本当に制圧されてしまえば、中国は第二列島戦を自由に越えて西太平洋に行くことができるのです。今、東シナ海や南シナ海を中国は事実上影響下においています。それには留まらず西太平洋への進出をしていく。アメリカと直接衝突できるテリトリーに入っていくわけです。

こうなってくると台湾有事はアメリカの覇権に対する挑戦という性格が強くあると思うのです。当然、日本にとっても影響はあるけれども、アメリカというファクターをトランプ政権にも捉え直して欲しいと思うのだけれども、トランプさんは台湾に対して関心がないような感じです。この間の11月のAPECの習近平との首脳会談の時でも、台湾のたの字も触れない訳ですよ。

(深田)
触れない方が得だと思っているのですよ。

(宇山)
私もそう思います。実際に、中国側に「大量のアメリカの農産物を買ってもらいますよ」とか、中国側から「100兆円規模のアメリカの投融資をしてあげますよ」いうディール(取引)が成立しようとしているのです。4月には習近平をアメリカに国賓招待する話にもなっている。実際、トランプ大統領は北京に行くことになっている。こういうディールが優先されていく中で「台湾問題が置き去りにされることは、まさかないですよね?」というところが私たち日本にとって非常に重要なところだと思っています。

(深田)
あまり関わりたくないと思っているのでしょう。

(宇山)
そう思います。ついこの間もウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がフェイクニュースを流しておりました。トランプ大統領が高市総理に電話をして、その内容をリークしたというフェイクニュースなのです。トランプ大統領はこう言ったと記事の中では言われています。「高市早苗よ。お前は台湾の問題に触れてくれるな。中国を刺激するようなことをしてくれるな。そんなことをしていたら、中国と我々の折角のディールがぶち壊しになるじゃないか。だから、大人しくしておいてくれ」ということを言ったということがWSJの記事に載っていた。

(深田)
言いそうですよね。

(宇山)
そうなのです。本当に大事なところは、そこなのです。これはフェイクニュースと言われておりますが、私が聞いているところ、これはフェイクではなくて意図的にアメリカの側が中国人ジャーナリストに、この情報を流したのではないかと考えます。こういう風に言ったので、ディールを進めてくれるだろうと言っていたとしてもおかしくない。意図的にリーク情報をホワイトハウスの方から流していた可能性が高いと言われています。

最後に、台湾有事の具体的な形をシュミレーションしておきたいです。それは、大きく分けて3つのパターンがあると思っています。

第1に、堂々と中国軍を台湾に上陸をさせて正面から軍事制圧をするというやり方です。こんなリスクの多いことは、さすがにやらないだろうと言われているけれども、中国人は形式にこだわる民族だと思うのです。正面から正々堂々と制圧をしてやったぞという形式を重視する可能性もなきにしもあらずだと思います。

第2のパターンとして、内部から諜報工作をしていく。現に台湾には中国スパイが大量に入り込んでいるのです。萌絵さんが一番詳しいと思いますけれども。与党にも野党にも軍にもメディアにも財界にも、ずらっと入り込んでいる。この人たちがある日クーデターを起こして、枢要な施設を全て占拠して、気がついたら中国共産党の旗が全てのところに靡いていたということです。

内部からクーデターで崩壊をさせられていくことの可能性も結構指摘されます。ただ、私はなんだかんだと言って、これは難しいと思います。もしそれが本当にできるならば、とっくにやっています。台湾も中国の影響工作を警戒して次々とスパイを検挙していることを実際にやっている訳です。そういう不安定分子、反乱分子を除去していることを蔡英文(前台湾総統)さんも頼清徳(台湾総統)さんも続けて、ずっとやっているという中でなかなか内部工作もうまくいかない点があろうかと思うのです。

(深田)
第3のシナリオとはどういうことですか?

(宇山)
私は、第3のシナリオが、一番可能性が高いと思います。それは、台湾の周りをぐるりと海軍が取り囲んでいって海上封鎖をしていく。弾を一発も撃たずに兵糧攻めにするのです。蟻一匹通れないような封鎖をして、エネルギーと食糧を枯渇させ、兵糧攻めにして、台湾が白旗を揚げるのを待つ。大体台湾のエネルギー事情は、半年間封鎖をされたら干上がると言われています。これは弾を一発も撃ちませんから、米軍が出動できるかと、なかなか手を出しづらいところがある訳です。中国側の領域や、あるいは航海の領域を遠巻きにぐるりと取り囲めば、直ちに国際法違反にはならない。

(深田)
そういう脱法行為系は得意ですよね。

(宇山)
そうです。こういう形で圧力をかけていって、相手側が干上がるのを待つという手が考えられると思います。

もし制圧をされた時のことを日本もよく考えておかなくてはならないです。バシー海峡の封鎖によりシーレーンが閉ざされることになります。日本は中東から9割以上のエネルギーを輸入しているので、それが使えなくなるということです。日本の安保を考えるならば、代替手段として、東側からアメリカの石油を入れるシーレーンのルートしか取り得なくなってしまうのです。そういう代替手段も考えておかねばなりません。

もし習近平政権が台湾を制圧するようなことをすれば、私たち日本もアメリカも黙っていません。必ずや習近平政権を滅ぼしてみせるという覚悟を示すことが、私は最大の抑止力になると思います。「そのリスクを冒してまで、あなた方は台湾の統一をやるだけの勇気が、本当にあるのですか」と問い続けることが、中国側に無茶な行動を起こさせなくする。そういう戦略を思い描いていかなければならないと思います。

(深田)
なるほど。私は第4のシナリオを考えているのです。

(宇山)
是非、聞かせてください。

(深田)
実は、台湾がもう中国と裏で連携をしているのです。台湾が「アメリカさん日本さん、私たちは弱いのです」と泣きついている振りをして、まんまとアメリカが誘き出される。その時に、親分が出てきたら、子分もいかなければならないので、日本が行動を起こす。すると、アメリカが「お前、残り戦っておけよ!」と撤退していく。それで我々が、いつの間にか中国と全面戦争をすることになり、台湾軍は裏で中国と連携して日本が滅ぼされる。こういうシナリオです。

(宇山)
本当にあり得ます。

(深田)
あり得ますか?

(宇山)
あり得ると思います。”日本が矢面に立たされるぞ論”は、私はアメリカの中で常に議論されていると思います。

(深田)
そして気がついたら、日本が相当弱まったところにアメリカが出てきて「助けてやろうか?その代わり、お前のところの資源をよこせ!」

(宇山)
アメリカに根こそぎやられてしまう。

(深田)
中国には「お前に半分やるからもう黙っておけよ」と中国と日本の東シナ海にあるエネルギーなんかを折半して、日本だけがひもじい思いをする。

(宇山)
実は、私が言いたい一番の本音はそこなのです。そもそも、アメリカを信用できるのかという話です。はっきり言って信用できません。アメリカには、ネオコンという分子たちが今でも存在しており、この人たちが軍産複合体とつるんで、世界中の至る所で紛争を起こして、自分たちだけが儲けたい訳なのです。

台湾有事をネタにして、日本と中国を矢面に立たせて争わせて、自分たちは「高見の見物をするぞ」と企んでいる可能性がネオコン達には十分ある。可能性というよりも、すでにそう彼らは考えていると思います。ですから、アメリカを信用することもできないと私は同時に考えます。

ただ現状、なんとかアメリカを全面に立たせて、存立危機事態等によって、アメリカを矢面に立たせる努力を、まずはしておくべきです。裏の策としては、萌絵さんのおっしゃることも想定しておかないと、私たち日本がえらい目に遭わされます。そこが本音のところだと思います。

(深田)
ありがとうございます。常に梯子を外され続けてきた日本。これからの問題について宇山卓栄先生からご指摘いただきました。どうもありがとうございました。

(宇山)
ありがとうございました。

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