#496 引田天功もビックリ!?池田大作「奇跡の物語」の裏側!知られざる自己演出イリュージョンとは? 長井秀和氏

(深田)

皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、西東京市議会議員の長井秀和先生にお越しいただきました。先生、どうぞよろしくお願いいたします。

(長井)

よろしくお願いいたします。

(深田)

先日お話しいただいた『池田大作先生のセルフブランディング術』が10万回以上再生され、大変好評でした。そこで、池田大作先生の『奇跡の物語』について、もう少し教えていただけますか?

(長井)

分かりました。やはり大先生は、各所で「奇跡を起こした」と語られてきました。例えば、何もなかった場所に突然花が咲いたとか、ただの池にいきなり金色の鯉が跳ね上がった、などの話です。

「大作先生の都内の自宅に鶴が舞い降りた」という話も有名です。あの方は、折折に動物を演出に使うことがあり、虐待ではないかと言われたこともあります。その鶴が舞い降りた瞬間を、なぜか聖教新聞の記者が偶然、撮影しているのです。

信濃町(東京都新宿区)の雑多な街中に、鶴なんて来ませんからね。しかし大先生は、なぜか「お正月に鶴が舞い降りる」演出が大変お好きなんです。

(深田)

お正月はめでたいですからね(笑)。

(長井)

そうなんです。鶴が舞い降りる演出を、前もって業者に依頼しておいて「年末で営業は終わっているのですが…」というところを無理に働かせます。そして元旦の日の出の瞬間に鶴を無理矢理引っ張ってきて「先生のもとに鶴が舞い降りました!」とするわけです。

(深田)

すごい演出ですね!

(長井)

しかも、そのあと「鶴が先生に挨拶をして飛び立っていった」という筋書きになっています。飛び立つこともありますが、飛ばなかった場合は、飛び立ったことにします。本当に飛んだときは写真を撮っておくということが、池田大作大先生の自己演出で行われていたわけです。

(深田)

その借りてきた鶴は、飛ばした後どうするのですか?

(長井)

あとでまた捕まえるのでしょうね。相当大変だと思いますよ。費用もかなりかかっているはずです。

(深田)

引田天功さんもびっくりの演出ですね。先日、引田天功さんのインタビューを拝見したのですが、本当に自分を縛って水槽に入るそうで、緞帳の裏で5回ぐらい心肺停止してしまい、電気ショックで蘇生されたことがあると語っていました。『命がかかっているんだ!』と驚きました

(長井)

AEDでやったのですよね?

(深田)

そうらしいです。緞帳が降りている間、死ぬ寸前だったのです。

(長井)

なるほど…。手品は意外と、ギリギリで行うらしいですね。剣が刺さる箱に入る手品も「実は体にすれすれで行っている」と、引田天功チームのダンサーの方から聞いたことがあります。「これ以上は言えません」と仰っていましたけれども。

(深田)

命懸けのイリュージョンの引田天功さんと、池田大作氏を比べるのは、失礼でしたね。反省します。

(長井)

池田さんの場合は、財力と周囲のバックアップ体制が圧倒的に多いです。

大作大先生が書いた『人間革命』という本は、信者にはバイブル(聖書)のようなものです。『人間革命』と『新・人間革命』のことを、佐藤優さん(作家、元外交官)は「『旧約聖書』と『新約聖書』だ。これはカノン(正典)だ」と言っていましたが、かなり頓痴気な話だと思います。佐藤さんは、今は『創価学会利権』に食らいついていますからね。元来プロテスタントですが「創価学会は第四の世界宗教になる」と予言しているのです。

(深田)

……(苦笑)。それはだいぶ強引ですね。

(長井)

そうなんです。佐藤さんは『知の巨人』と言われていますが、創価学会に関しては、相当にピントが合っていないのか、何か随分いい思いをされているのでしょうね。

(深田)

『人間革命』は、昔は図書館によく置いてありましたよね?

(長井)

そうですね。地方議員が「良書だ」として置かせていたこともあります。一方で、図書館に創価学会批判の本を置くと、勝手に片づけられてしまうということがあり、それを問題視する声もあります。

(深田)

なるほど。では、『人間革命』では池田大先生は何を語っているのでしょうか?

(長井)

池田大作自身が「偉大なる平和を導く団体を築き上げて、一人で奔走している」というストーリーです。私はこれを『池田無双』と呼んでいます。

作中では池田大作は『山本伸一』という名前で登場しますが、彼が常に最も優れた存在で、池田以外はみんな失敗し、何かしら不出来があり、そのすべてを池田大作が見事に収めていく。そして、創価学会が多くの苦難を乗り越え、仏法を世界185か国に広めたのは、すべて池田大作大先生のおかげであるという筋立てなのです。池田大作一人が全ての尻拭いをして、創価学会を救ったのだというものです。

(深田)

でも、創価学会を作ったのは別の方ですよね?

(長井)

その通りです。もともと『創価教育学会』を作ったのは牧口常三郎で、その後を継いだ戸田城聖が『創価学会』と改称しました。そして、最終的に最も大きく発展させたのは池田大作大先生であるという設定になっているわけです。

ただ『人間革命』については前にも触れましたが、創価学会は当初、日蓮正宗の僧侶ともに活動していました。いわゆる檀家の立場で、その教義を借りて広めていたわけです。ですから初期の『人間革命』では、日蓮正宗の僧侶が「素晴らしいお坊様」として描かれていましたし、教義や僧侶との協力関係も描かれていました。

ところが、創価学会は途中で日蓮正宗から独立したので、初稿と改訂版では中身が全く変わっています。かつて立派な僧侶は『金銭に執着し、信者に冷淡な僧侶』になり、その対応に苦慮していたのが山本伸一であったというストーリーに書き換えられていったのです。日蓮正宗と別れた後は僧侶が悪いことをして、それの尻拭いをしたのが池田大作大先生だったという話になっています。

これが佐藤優さんの言う『旧約聖書』と『新約聖書』で、30年ほどの間に、物語はころころ変っていくのです。

(深田)

佐藤さんは、そういう解釈なんですね〜。

(長井)

私はそれを見て「あ、佐藤さん、金脈を見つけたな」と思いました。

(深田)

掘り当てちゃった系ですか?

(長井)

ゲーム『スーパーマリオ』で、コインがどんどん獲れて「うわ〜、創価コインすごいなぁ」という感覚です(笑)。

それ以降、佐藤さんは、とにかく池田大作大先生を礼賛する方向に舵を切りました。佐藤さんは確かガンで入院して、全身麻酔から目が覚めたときに「『南無妙法蓮華経』のお題目が聞こえた」とか「池田大先生の光が見えた」とまで言っていたそうです。佐藤さんはもともとプロテスタントなのに、私的体験が入ってしまって「池田大作先生の姿が見えた」と語り始めたわけですから、あの人はかなり危ういです。

(深田)

佐藤さんの病室に来ていたんじゃないですか?「こんにちは〜♪」って(笑)。

(長井)

『人間革命』は、実際には池田大作本人は書いていません。最初は篠崎さんという人が執筆し、その後2代目は『代作チーム』が書いていました。しかし池田大作が書いたことにしなければならない事情があるため、学会員には池田大作が手書きで執筆した原稿を見せるのです。ただし、それは元の原稿を書き写しているだけです。しかも、どれだけ膨大な手書き原稿でも、誤字が一つもない。赤ペンもない。

(深田)

すごい!天才ですね。

(長井)

実際は、書き写しなのによく字を間違っていたそうです。「駄目か?やり直しか?」といった具合です(笑)。とにかく池田大作大先生は天才なので、書いたものは間違えるはずがないということですね。

それから、大作先生は手品が好きで、人前で披露していました。

(深田)

なんと手品まで!

(長井)

ところが、糸が丸見えなのです(笑)。そのため、最初は会員の近くでやっていたところを「先生が手品を披露するときは、5メートル離れて見るように」という『ご指示』が出ました。あまり上手くないのに、やりたがるのです。

(深田)

自分を縛って水槽に入る…みたいなことはしなかったのですか?

(長井)

それをやったら、引田天功さんです(笑)。大作先生は泳ぐのは苦手ですからね。ただ、風呂は大好きで、湯船で何度か溺れかけていたらしいです。創価の学生部に「よーし!風呂に入るぞ!」と言って、40代ぐらいまで、男子高校生や大学生と一緒に風呂に入っていました。しかし、なぜか「女子とも仲良くしないとな?」などと言い始めて…。「男性と女性に分け隔てはない」という思いが強かったということですね。

(深田)

男女平等の精神。愛と平和の使者ですものね。

(長井)

大作大先生はできることが少ないので『何かないかな?』と考えるのです。あの人は写真を撮るのが好きでした。しかし、基本的には出来の良くない酷い写真です。後に『池田大作平和写真展』『生命と宇宙の平和写真展』などが開催されましたが、そこにもトリックがありました。

池田大作先生は、簡単なカメラで撮影するので構図も悪くピンボケが多いのですが、先生の背後には常にプロのカメラマンがいて、池田先生が写真を撮るその瞬間をシャドーイングしながら同時に撮影しているのです。

(深田)

すごい! そのカメラマンがすごいですね!(笑)

(長井)

そうです。そして展示されるのは、そのプロが撮影した写真なのです。つまり『代作』だけでなく『代写』も行われていたのですよ。しかし創価学会の信者の方々は本気で言うんです。「先生は命を込めてこの写真を撮られるから、本当にきれいだね!」と言います。ですが実際には、いわゆるゴーストフォトグラファーなんです。

(深田)

全てにおいて『仕掛け』がある。

(長井)

その通りです。あるとき、池田大作大先生が研修道場を訪れた際、いつも後ろに付いているゴーストカメラマンが休みで、別の人が代わりに付いていたそうです。すると大先生が幹部に「おや?誰だ?この者は」と尋ねました。すると、周りが「先生、いつもの人が本日は来られないので、代役です」と説明すると、先生はこう言ったそうです。「ああ、そうか、そうか。敵を騙すにはまず味方からだな!あっぱれ!」

(深田)

ははは!!(笑)

(長井)

いやいや、信者を騙しているのはあなたでしょう?という話です。私の父も、本気で池田大作先生が撮影した写真がすごいと思い込み、真似をしていました。池田先生は、ファインダーを覗かずにシャッターを切るのですが、父も真似をして撮っても、よくわからない写真になっているのです。ところが父は「先生はすごいよな!あれで撮れちゃうんだからな!」と言って、完全に騙されているのです。

(深田)

そうですね。皆さん、冷静になりましょう。そんなことは物理的に不可能です。今回は西東京市議会議員の長井秀和先生に「池田大作氏の新たな奇跡」について語っていただきました。先生、本日はどうもありがとうございました。

(長井)

ありがとうございました。

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