#485 公明党と高市首相が全面戦争へ!!大臣ポスト冷遇の裏に政界重鎮の姿? 長井秀和氏
(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。
今回は、西東京市議会議員の長井秀和先生にお越しいただきました。長井先生、よろしくお願いいたします。
(長井)
全国広域指定仏敵の長井秀和でございます。
(深田)
まだ仏敵なのですか?
(長井)
そうですね。現在は特に、創価学会問題を発信する機会が多く、そのたびに強い批判を受けています。インターネットは地域を問わず世界中から閲覧できるので、創価学会の信者からは非難轟々です。
(深田)
そういうことなのですね。
(長井)
以前、私がこの番組に出演させていただいた回のコメントを拝見しました。最初は賞賛のコメントが多いのに、2日ほどたつと創価学会信者からの書き込みが増えて「深田さんのチャンネルは素晴らしいと思うが、長井秀和の出演はふさわしくないので、考えた方がいい」という注意もあります。
(深田)
そうですか。ご忠告ありがとうございます(笑)やはり長井先生をお招きするのはまずかったでしょうか?
(長井)
そういうわけではありません。ただ、かつての創価学会は「敵」と見なした人物に対して、つきまといや待ち伏せなどを行うことがありました。ひどい場合には、自宅周辺に汚物や動物の死骸、小型爆弾のようなものを置かれた例もあります。駅のホームで背後から押される、車で付け回されるという被害を受けた方も実際にいるのです。だからやりすぎると危険なので、気をつけいただきたいと思います。
(深田)
気をつけます。長井先生とはあまり深入りせず、番組だけの関係にとどめておきたいと思いますので、ご了承ください(笑)
さて、最近は公明党が自民党の高市(早苗)総裁に離縁状を叩ききつけたと、話題になっていますが、高市さんが総裁になったとはいえ中身はいつもの自民党ですよね。公明党は何がそんなに嫌だったのでしょうか?
(長井)
もちろん高市さんがだめだという面もありますが、実質的には麻生(太郎)政権でしょう。形式上は高市政権ですが、権限を握っているのは麻生さんと茂木(敏充)さんで、自民党は実質麻生氏の指揮下で動いています。麻生さんはやはり積年の公明嫌いで、公明切りがある種の政治的ミッションです。
これまで菅(義偉)元首相や森山(裕)前幹事長などとは、公明党とパイプがありましたが、今回の執行部ではそれが完全に遮断されました。高市さんではありますが、実質的には麻生政権では、公明党が国土交通省のポストを取り上げられるのは目に見えていました。そこで公明党は先手を打ち、無理難題を突き付けて、自民党からの連立解消を求めさせたと私は見ています。
(深田)
私も、公明党が離縁状を突きつけたというよりも、高市さんと麻生さんがそう仕向けたのではないかと思っていました。なぜなら、党の人事を先に発表して、内閣の人事を発表していないですよね。国土交通省に公明党が入るかどうかでわかるのですが『あれっ⁉人事が出てこない。大臣は誰なんだろう?』と思っていました。
(長井)
完全にキンキンの冷や飯状態、蚊帳の外で、窓際どころか北風が吹く窓の外に追いやられるのは目に見えていました。政治関係者であれば誰にでもわかります。
高市さんは最初の挨拶を友党である公明党にするべきでした。政治の世界では、挨拶の順番にうるさく、市議会レベルでもあります。会派の大きい順に市長や執行部が挨拶に行くという慣例があります。
今回、高市さんはまず国民民主党に挨拶に行き、公明党は二番手で、もう三下扱いとなりました。公明党としては「ここまで無下にされても下駄の雪としてついていくのか」ということがあり、一方で自民党は「それでもついてくるのだろう。自公連立なしであなたたちは生きていけるの?」と甘く見ていたと思います。
(深田)
かつて岸田(文雄)さんが初めて総裁選に出たときに、麻生さんよりも先に、麻生さんの天敵の古賀誠氏に挨拶に行ったので、麻生さんが激怒し、最終的に菅さんに票を回したという展開がありました。挨拶というのはそれほどまでに重要なのですか?
(長井)
非常に重要です。挨拶は単なる儀礼ではなく、どこを重視しているのか優先順位を見せるという実効性のある政治的なパフォーマンスです。公明党よりも国民民主党を先にしたということは、公明党は下駄の雪の下にある汚泥という意味になります。周囲からも「公明党はいつまで下僕を続けるのか」という状況にあるわけです
(深田)
公明党の皆さん、ご安心ください。国民民主党の玉木(雄一郎)さんも、あっさり捨てられてしまいました。恐ろしい世界ですよね。
(長井)
同じ下駄の雪同士、汚泥同士がくっついてしまったような状況です。
(深田)
女性は本当に恐ろしいものです。こう言うと同性嫌悪のように聞こえてしまうかもしれませんが、やはり女性の方が冷淡だと感じるときがあります。男性から「美人を紹介してくれ」と言われるよりも「優しい女性を紹介してくれ」と頼まれる方が、はるかに難しいのですよ。
女性同士では優しいのです。でも、男性に対して本当に優しくできるかどうかとなると、それはまた別の話です。もちろん、好きな相手には優しくなれますけどね。
(長井)
相手への好意の度合いによって変わるということですね。
(深田)
そうです。結婚した後も優しいかどうかは、わからないですよね。その辺りは難しいものです。
(長井)
契約後も関係が続くのかどうなのか。車を買っても、その後のメンテナンスやケアがきちんとされるのかということですね。
高市さんはご本人の独断なのか、麻生さんの指示が背後からあったのかは分かりませんが「公明は冷遇して構わない。彼らにはお祈りだけさせておこう」というような腹積もりで、最初からそういう姿勢が見えていました。公明党は、ここまで無様にされてもなお自民党についていくのかという踏み絵を踏まされていた感はあります。
(深田)
高市さんを見ていると、一軍女子の冷淡さを感じますね。「私たち友達だよね」と言いながら近づいてきて、情報だけ引き出しておいて、裏で悪口を言うタイプに見えてしまいます。
(長井)
確かに、女性特有の階層におけるマウンティングやプレゼンスの見せ方を感じますね。
(深田)
下層階級から見ていると、怖いです。
(長井)
深田さんも、そこそこ上の方ですよ。
(深田)
いえいえ、私は『おたくカースト』の中にいました(笑)。その中では上の方かもしれませんが、一軍女子から見れば完全にいじめの対象ですよ。
それはともかく、公明党はこの後どうするのでしょうか?今は自民・維新・参政党が手を組んで「これで数は揃った」といった感じではないですか。
(長井)
そうですね。こう言えば失礼ですが粗悪品や見切り品、端物を加えて、上増しを図る。節操がないような感覚がありますね。
(深田)
そうですよね。維新と手を組んだ時点で、もう愛国者ではないでしょう。大阪を見てください。もう中国ですよ。
(長井)
そうですね。大阪には新天地だったか新世界だったか、中国を思わせる地名がありますよね。
(深田)
確かに、上海に新天地がありますよね(笑)。
(長井)
上海電力もあるので、この際名前も変えてしまえばいいくらいに、完全に中国資本が大阪を支配している状態ですよね。
(深田)
大阪は今、めちゃくちゃな状況ですよ。
(長井)
以前、この番組で取り上げましたが、大阪・関西万博では未払い問題が相次ぎ、多くの被害者が困窮しています。経済的に破綻している事業者も少なくなく、あの万博はその人たちの犠牲の上に成り立っているわけで、その万博を推進しているのが維新です。その後にIRを入れるのも確定で、私は大阪の未来がほとんど中国と一体化していくのではないかと見ています。
(深田)
“東海省”路線を突っ走っていますよね。そして、副首都構想ですよ、副首都構想。
(長井)
それを呑んでもらえれば、維新は自民党と連立するという話ですよね。
(深田)
でもそれは、日本を二つに分けるということですよね。
(長井)
もしかすると、大阪には「うちらは、うちらなんや」「大阪は大阪で独立したいんや」と考えている人が一定数いるのではないかと思っています。「東京には負けたくない」「関東には負けたくない」という大阪の人からすると、副首都という言葉が綺麗にキラキラして見えるのかな?と私は勝手に思っています。
(深田)
ただ、経済規模で言えば、トヨタのある名古屋、愛知県に負けているわけですよ。つまり経済的は二番手ですらない。しかも企業の流出超過が20年以上も続いている地域が「自分たちは副首都だ」といのはどうなのかと感じます。経済規模が二番手としての『副首都機能』と言うのであれば違う場所でしょう。
(長井)
首都という言葉に関心をそそるというか、琴線に触れるところが大阪府民にはあるのだと私は勝手に思っています。
(深田)
京都の人はこうです。「今は天皇陛下を東に貸してあげている。江戸は東の京都であって、首都は京都」と思っています。そう考えると、“大阪都府”のように名前を変えると、精神的な満足感を得られるのかもしれませんね(笑)。
(長井)
確かに、そうなんでしょうね。関西の人の「なんで関東やねん?」という感情に、うまく合致した政策なのかと感じます。
(深田)
それはあると思います。
(長井)
その辺りを橋下(徹)さんが出てきた頃にやたら煽っていました。大阪は吉本(興業)大好きな地域柄です。ただ、吉本興業はもともと、反社会的勢力のようなもので、反社組織と杯(さかずき)をかわしていたぐらいの人たちですよ。
維新はその吉本と組んで「大阪勢の独立組織、独立自治国のようなものをを作りたい」と動いた。そういう言説をすると、関西ローカルの番組も盛り上がり、視聴率も上がるということでしょう。
(深田)
本当にその通りです。大阪は地元愛がすごいですよ。私は大阪出身なのですが、両親も本当に大阪を愛しています。そして人間関係が密です。
(長井)
大阪の人はフレンドリーにしていないと「ほんまに関東の人は冷たいんやわ」とすごく言ってきます。しかし、何でもフレンドリーにしていると、どんな人が近づいてくるのか、詐欺師が現れることもありますし、余計な揉め事に巻き込まれるリスクもある。『何もかもフレンドリーにできないだろう』と私は思います。
(深田)
大阪は、ずっと地元で過ごす人が多いので、情報共有をしても『友達の友達』という感覚です。でも東京は全国からたくさんの人が来るので、その警戒心は正しいと思います。
(長井)
少し政経の話題から外れますが、大阪の人は、東京の人を一種の『天敵』あるいは『積年の親の仇』ぐらいに思っているように感じる時があります。
(深田)
やはり、大阪で東京弁を話すと、ものすごく嫌がられますよ。
(長井)
そうですよ。東京の人が少し大阪弁っぽく「せやな〜」とかなんとか言うと「何?あの関西弁」という態度を取られる。
(深田)
そうです。「それ違うやろ!」という風になります。
(長井)
結局、東京の人はもう『英語を話すしかないのか?』と思ってしまいます。
(深田)
…(大笑)
(長井)
関東弁を話せば「なんか気持ち悪いなあ」「すましてる」と言われ、関西弁に寄せれば「全然ちゃうわ!」「エセ関西弁、ひどっ!」という話になるのです。そうすると「喋るな」いうことですよね。
(深田)
確かにそうですね。実家で関東弁を喋ると「気持ち悪いからやめて」と言われます。
東京に引っ越してきたばかりの頃、女友達と関西弁で、うわーっと喋っていたら、タクシーの運転手さんに「小さな車なので、小さくお話しいただいても聞こえますよ」と言われました(笑)。
(長井)
まあ、そういう方もいらっしゃるかもしれませんね。大阪の人は、何か知らないのですが、大阪独特の言葉といって、今はだいぶ慣れましたが…
(深田)
「知らんけど」とか?「明日のパン」とか?
(長井)
「○○ちゃう?」など言うではないですか。そして「東京では言わへんの?」とやたら聞いてくる。こちらとしては「わかってるだろ」と言いたくなるのですが。
(深田)
それは本当に知らないのですよ!
(長井)
本当ですか?
(深田)
はい。東京に来たばかりの頃は、日本語が通じていないような感覚でした。大阪弁はそういう方言なんですよね。
(長井)
それに、大阪の人はうんちくを言いたがります。
(深田)
ああ、分かります(笑)。
(長井)
私も焼肉店を経営しているのですが「ホルモンというのはあれや、もともと捨てるようなもんを焼いてたから、ほる(放る)もんや」というようなうんちくをやたら言ってきます。「えっ、知らんの?」と“大阪うんちくマウント”を取る人がいて『面倒くせえな、この人は』と思いながら、周りの人も半分以上は知っているのですが「へえ、そうなんですか。“放るもん”からホルモンなんですね」と応える。
大阪の人は、そのように立ててもらっていることに気がつかず「あ~知らへんのか~、東京の人は何も知らんな〜!」とやたら気持ちよくなっていて、そこが少し疲れるのですよね。
(深田)
わかります。私も父と同じ会話を40回くらいしています。「お前これ知らんかったやろ?」「知らなかった! お父さんすごい!」というやりとりを30回、40回は繰り返しています。
(長井)
わかりました(笑)。
(深田)
それで、コミュニケーションを楽しんでいるので、許してあげてください(笑)。大阪の人たちは、初めての人と「どうやってしゃべったらいいんだろう?」と思いながら、苦肉の策で「何かしゃべってあげないとかわいそう」黙っていると「この人は寂しいんだ」と思われるのですよ。
そんな大阪の悪の政党・維新が与党入りしてしまいました。公明党とどちらがよかったのでしょうか?
(長井)
維新の方が、公明党よりも要求が強くなるでしょう。ですから、この連立は2〜3年はもたないのではないでしょうか。維新自体が縮小傾向にありますから、いずれ“自民党維新部”のような形で吸収され、終わると思います。
(深田)
現在も大阪万博の未払い問題を経産省が尻ぬぐいしているような状況で、何も解決していません。そんな政党と手を組んで本当に良いのでしょうかと、つい一人語りしてしまいました。本日は長井秀和先生に公明党について、教えていただきました。ありがとうございました。
(長井)
ありがとうございました。





