#477(川口)立ちんぼが闇組織とタッグを組んだ!?売春に留まらない闇ビジネスの進化の実態がヤバすぎる!鈴木傾城氏
(深田)
皆さんこんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。
今回は、作家の鈴木傾城さんにお越しいただきました。鈴木さんよろしくお願いします。
(鈴木)
よろしくお願いします。
(深田)
以前も売春する女性たちの話をお伺いしましたが、最近の立ちんぼ(街娼)事情について、新宿のトー横キッズなど、立ちんぼをしている女子たちに変化が現われているのですか?
(鈴木)
そうですね。
(深田)
私は売春する女の子を止めようと思って、何度も話をしたことがあるのですが、ほぼ全員から「単にお金を稼いでいるだけだけど、あんた何なの?」という顔をされるのです。「余計なことを言うな、ボケ!」という反応になってしまうのです。
(鈴木)
最近は事情が変わってきて『つつもたせ』はご存じですか?
(深田)
はい。美人局(びじんきょく)と書いて『つつもたせ』ですね。
(鈴木)
要するに、男が彼女たちを拾ってホテルに行きました。ホテルの入口で男が出てきて「お前、何やってるんだ!彼女は未成年だぞ!」あるいは「これは、俺の女だ!何やってるんだ。どこへ連れて行くんだ!」と脅して、お金を取る。これを美人局と言うのですけれど、今、すごく美人局が広がっているのです。
(深田)
え~!立ちんぼだと思っていたら、美人局ですか?もはや身体は売らないのですね。
(鈴木)
身体は売らない。売る子もたくさんいますが、美人局がどんどん流行っています。今まで、彼女たちはフリーだったのですが、そこに半グレの男たちがつるんで一緒に美人局のビジネスをするようになってきました。それが最近の兆候ですごく広がってきています。
(深田)
女性にすれば、知らない男性とホテルに入るよりも、半グレと組んで脅迫してもらった方が楽だということですね。
(鈴木)
そういう考えの子がどんどん出てきています。
(深田)
新しいビジネスモデルというよりも、温故知新で古いビジネスモデルを刷新したイメージです。
(鈴木)
そうなのです。これは東南アジアなどでも結構あります。
(深田)
みなさん、女性を買うのをやめましょう!
(鈴木)
新宿の大久保公園もそういう状況になってきて、よりアンダーグラウンド(違法)系に変わってきているのです。
(深田)
今までは、自分の意思で身体を売ってお金を得るという個人事業だったのが、半グレのような闇組織とタッグを組み始めたということですか?
(鈴木)
闇組織ではなく、半グレという“個”とつるみ始めて、だんだん出てくるようになってきたのが今の状況です。
(深田)
少し前までは、フリーの立ちんぼをやっている女の子たちが、推し活のホストに「あそこに立て」と指示されていると言われていましたが、そこから派生して出稼ぎ売春で海外に行かされていました。そこは規制が入ったのですよね?
(鈴木)
今、摘発がすごく厳しくなって、普通というか推し活の子が立てなくなったのです。
(深田)
全然、普通の女の子ではないです。
(鈴木)
普通というか堅気に近い子は立つことに勇気がいる場所になってきました。1回摘発されて警察に連れていかれたら10日間出られません。常習であれば、20日間ぐらい出られないです。しかもその間は、どこにも連絡できないので、普通の子には厳しいです。いまだにあそこに立っている子は、筋金入りですよ。
(深田)
怖いのですが。
(鈴木)
筋金入りの子だから、アンダーグラウンドの付き合いがあり、半グレとの付き合いもある。そこで「一緒にやろう」という感じで美人局のビジネスが現れているというのが今の状況で、だんだん悪化しているのです。
(深田)
摘発が進んで悪化しているのですか。
(鈴木)
摘発が進んで悪質化しています。昔のようにホテルに連れて行って、どうこうという話ではなくて、危険になってきています。
(深田)
怖いですね。女の子には、そういう人とつるんでほしくないですね。
(鈴木)
もともと、そういう世界なので、おそらく組みやすいと思うのですよ。もう一点変わったのは外国人の男が増えました。
(深田)
外国人の男がどこに増えたのですか?
(鈴木)
大久保公園です。そこで、彼女たちを買うのは、日本人ではなくて外国人になってきています。
(深田)
えー、怖いのですが!どこの国の人ですか?
(鈴木)
あらゆる国で、ブラジルや台湾、中国、韓国、インドもそうです。あらゆる国の男が来るようになって、日本人の女性を買ってホテルに連れていきます。
(深田)
ホテルだけですか?海外には連れて行かないのですか?
(鈴木)
そういう話ではないです。要するに、今は円安なので、日本人の安い女の子を海外の男が買うようになってきました。
(深田)
最悪ですよね。
(鈴木)
最悪の状況に加えて、性病も広がっています。昔から梅毒はありますが、あらゆる性病が広がっています。
(深田)
梅毒はヤバくないですか?
(鈴木)
そうですよね。外国人男性がたくさん来ているので、病気も持ち込んできています。多文化共生になると、必ず広がるのは性病なのです。
(深田)
多文化共生で梅毒が広がるとは、ちょっとヤバいですよ。
(鈴木)
梅毒だけでなく全ての性病が広がります。今、エイズがじわじわ増えていますが、これも必ず爆発的に増えてくると思います。今、HIVの感染者は日本で3万人ぐらいいます。
(深田)
えっ⁉そんなにいるのですか?
(鈴木)
はい。私は、将来的にはおそらく50万人ぐらいまで増加すると見ています。
(深田)
なぜですか?
(鈴木)
多文化共生で男たちがたくさん入ってくる。自民党の国会議員は「インバウンドで6千万人を入れる」と言っています。日本の人口は1億2千万人で、6千万人のインバウンドです。6千万人の外国人が来るということは、その外国で流行っている性病が全部日本に来るということですよね。
(深田)
怖すぎます。
(鈴木)
しかも日本は、円安で女の子が安いのです。
(深田)
いくらぐらいなのですか?
(鈴木)
1万5千円から2万円です。
(深田)
100ドルぐらいという感じですね。
(鈴木)
そうですね。100ドルは安いですよ。
(深田)
100ドルは、アメリカで昼ごはん2回食べたら終わるぐらいですね。
(鈴木)
それぐらいの価値ということですね。
(深田)
恐ろしいなぁ。やはり円安は良くないですよ。
(鈴木)
はっきり言って、過度な円安は、もうやめた方がいいです。今、日本がこれほど貧しくなっているのは、円安があまりにも定着しすぎました。そろそろ円高になった方がいいのですが、円高になると景気が悪化するおそれもあり、今度は住宅ローンなどを持っている人が苦しくなるので、塩梅を見るのが大変です。
(深田)
そうですね。円高に誘導しようと思うと金利を上げるしかない。金利を上げると、今インフレで実質的に使えるサラリーが減っている中で住宅ローンの負担が大きくなります。
(鈴木)
景気が悪化して、日本経済は行き詰っているのですよね。もっと成長させないといけないのですが、今の国会議員には成長させる能力がありません。
(深田)
今の国会議員は、日本の経済成長を阻害する才能が凄いのですよ。
(鈴木)
逆に後退させるのですね。
(深田)
「それを行えば確実に潰れますよ」ということしかやっていないです。
(鈴木)
消費税もそうですね。こういう状況が30年続いて、日本はどんどん悪化している。その悪化した病状が大久保公園やトー横キッズなど、社会の底辺や裏側に出てきているのです。
(深田)
10代や20歳そこそこの女性が売春をすることに「あいつらバカだ~」と一言で片付ける人がいます。問題はそこではなく、これだけの人数になったということで、社会の問題ではないのかと思うのです。
(鈴木)
全く、その通りです。
(深田)
私が子どもの頃は立ちんぼのような人はいなかったと思うのです。日本が貧しかった頃、立ちんぼいたという話は聞いたことがありますが、バブルの頃は立ちんぼをしている人はいなかったですよね。
(鈴木)
いなかったです。今、立ちんぼの問題が出ていますけれど、コロナの前は日本人が一人も、あそこに立ってなかったのです。
(深田)
そうです。コロナで風俗嬢たちの仕事がなくなってしまったのですよね。
(鈴木)
そうです。あれが節目だったと思います。日本人の女性が、もうこれ以上やっていけないということになったわけで、立ちんぼになりました。
もうひとつ、あの時に壊滅的ダメージを受けた業種があるのです。
(深田)
何ですか?
(鈴木)
ホストです。ホスト業界はコロナでお客さんが来なくなり、ピンチに陥りました。そこで、彼らは自分の持っている女の子に「売春しろ」と言って、彼女たちが立つようになった。それであそこにたくさん立つようになり、マスコミがそれを取り上げました。
外国人がたくさん来るようになったのは、朝日新聞が英文の記事で紹介したからなのです。
(深田)
えっ⁉
(鈴木)
今日本では、ここに女の子が立っているという状況にあり、憂慮すべき問題だというニュアンスで記事を出したのですが、それを読んだ外国の男は「ああそうか!ここにいけば日本の女の子が買えるのか」と知ったのです。
(深田)
広告になったのですね。
(鈴木)
そうです。しかもそれを中国の新聞が取り上げたので、中国人に『ここにいけば日本人の女の子が買える』ということが周知されたのです。
(深田)
なんと、恐ろしい!
(鈴木)
それで、外国人の男が今、いっぱい来ていて問題が起きています。
(深田)
それならば、警察が24時間そこに張り付いて、摘発しないといけないですよね。
(鈴木)
ただ、この問題はもっと悪化すると思います。先ほどもお話ししましたが、ドラッグの問題もそこから起きてくると思うのですよね。売春が起きている場所は、必ずもう一つの問題が出てくるのです。それがドラッグなのです。
(深田)
なぜ売春とドラッグがセットなのですか?
(鈴木)
快楽です。
(深田)
快楽ですか。ドラッグを使いながら、そういう行為をすることがセットになっているのですね。
(鈴木)
セックスもドラッグも全て快楽なのですよね。そこは快楽を求める場なので、アルコールの店も増えるし、密売人も出てくる。密売人が日本全国から、どんどんそこに集まって、そこが売春地帯になるわけです。ですから次の問題はドラッグになると思います。
(深田)
そもそもこれは、女性の給料が安いとか女性が雇用のバッファー感覚で使われているという問題で、会社側の問題であり、教育側の問題でもあります。女性もきちんとスキルを身につけて働かないといけないということが、特に子供の時にそこまで教育されてないではないですか。
なんとなく、義務教育が終わり大人になったら結婚すると思っていたら、結婚もできない。では、自分に何ができるのかといっても、特に何かを真剣にやってきたわけではない。一般事務や軽作業系の仕事に就いても年収300万円にならない。おまけにコロナのような事件があると、その仕事は真っ先になくなりますからね。
(鈴木)
非正規雇用は、景気の調整弁ですから、景気が悪化したら切られます。給料下げられたり、一時休業の場合もあり、景気が悪化するとどうなるかという話なのです。今、若い女の子の二人に一人は貧困状態なのです。
(深田)
若い女の子のご両親はどうしているのですか?
(鈴木)
ご両親も厳しい状況になってきています。今の日本の社会はどんどん衰退していますから。
(深田)
私の世代ぐらいからの貧困女子は片親が多いのですよね。両親がいれば、手取り20万弱でも親の家に住んでいたら何とかなります。
(鈴木)
そうですよね。昔、パラサイト・シングルとか、パラサイト・女子という言葉がありました。あれは親が経済的にやっていけた時代です。今、パラサイト○○ということをあまり聞かないですよね。
(深田)
できないです。パラサイトするところはないです。
(鈴木)
国が貧しくなり、そういう社会になってきているのです。引きこもりの問題もあり、引きこもりは増えています。
(深田)
まだ増えているのですか?
(鈴木)
増えています。昔は、8050問題だったのですが、今は9060問題になってきました。90歳の親が60歳の子供の面倒を見るという状況になってきて、どんどん追い詰められてきているわけですね。それも限界にきて、これからはパラサイトもできない。
(深田)
親御さんが亡くなっても年金をもらうために、死んだことを言わずに、押入れにいつまでも遺体を隠していると聞きます。
(鈴木)
そういう事例が結構出てきていますよね。
(深田)
日本は隠れ貧困が危ないですよね。
(鈴木)
そうなのです。それが目にみえる形になっているのが立ちんぼなのです。だから本当に政治をなんとかしてもらいたいですね。
(深田)
そう思います。「立ちんぼ問題、これは女性側の問題だけではなくて、社会的な問題だ」ということを作家の鈴木傾城さんにお話をいただきました。鈴木さん、どうもありがとうございました。
(鈴木)
ありがとうございます。