#468 統一協会だけじゃない!腐敗しきった仏教・神社庁のヤバすぎる内情 宇山卓栄氏
(深田)
皆さんこんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。
今回は著作家の宇山卓栄先生にお越しいただきました。先生、よろしくお願いします。
(宇山)
よろしくお願いいたします。
(深田)
先生、今回は『自民党と宗教』という、ちょっと面白いテーマをタブーなしでいきましょう。
(宇山)
タブーなしですね。萌絵さんは、どこかの宗教にかかわっていますか?
(深田)
私は宗教にかかわっているというよりも、自分で宗教を立ち上げています。『猫様幸福教』のエヴァンジェリスト(伝道師)なのです。
(宇山)
猫様幸福教、それは何ですか?何か良さそうですね。
(深田)
「ニャー」と言うだけで幸せになれるのです。お金いらないのですよ。元『幸福の科学』の及川幸久先生にも「お金払わなくても幸せになれる宗教、それは素晴らしい」とお褒めいただきました。
では、カメラ目線でいきますね。「ニャー」と言ったら幸せになれるにゃー、猫様幸福教だにゃー。

(宇山)
これはいいですね。その猫様を大切にしようという、宗教ではないけれど、動物愛護のような活動をしているわけですか?
(深田)
いいえ、単に「ニャー」って言ったら気分が楽になって、幸せな気持ちになれるというだけなのです。
(宇山)
動物愛護という意味ではないのですね。私は、宗教が大嫌いで、魂などというものを信じないのですが、動物愛護心はあって、動物の魂だけは永遠だと信じています。動物を見ると、神様の使いだと思うのです。
鹿、犬、猫、生きとし生ける動物はみんな神様の使いで、自然と手を合わせたくなります。人間の魂を信じなくても、動物の魂を信じるというぐらい、動物愛護主義者で動物大好きなのですが、私は宗教には全くかかわらないし、大嫌いなのです。
さて、本題の自民党と公明党の関係についてのお話です。両党の癒着はこれまで、ずっと申し上げてきた通りです。
最近では保守派の中から「高市早苗さんは公明党と縁を切りなさい」という声が上がっています。かつて、石原慎太郎さんは「公明党は自民の足手まといになる」と警告されていました。しかし、私はそんなことは絶対にありえないと思います。
(深田)
それを言うと、高市さんは自殺行為ですね。
(宇山)
そうです。自殺行為になります。自民党総裁選で勝てなくなってしまいますからね。高市さんでさえ、前回の総裁選の決選投票の演説の中で、公明党との連携について多くの時間を割いていました。「公明党の皆さんと連携していきます。私が総裁になってもその姿勢は変わりません」と何度も念を押して言っていたわけですよ。
なぜなら、公明党の票がなければ小選挙区で勝ち上がれない自民党議員が多いからです。公明党は各選挙区で2万〜3万票を持っており、この票を足さないと勝てない議員が半数近くいるのです。
(深田)
でも、公明党と手を切って、自民党が一度消えてもいいと思いませんか?
(宇山)
私たち保守側にすれば「切ってしまえ」と言いたいのですが、現実の選挙を考えると“おんぶに抱っこ”で切れないのです。
安倍晋三元総理でさえ、回顧録で「公明党の皆さんのおかげで安倍政権があった」と繰り返し記しています。だからこそ、公明党の意向を無視できなかった。そのため、憲法改正ができず、安全保障でも多くの制約を受けたと書いています。
では、公明党が実際に自民党にどう関わっているのか。私の実体験をお話ししましょう。
(深田)
現場のリアルなお話ですね。ぜひ伺いたいです。
(宇山)
10年前、維新の会が『大阪都構想』を打ち出したとき、私は「そんなものはけしからん」と思って自民党から大阪府議会議員選挙に出馬しました。その際、公明党から推薦をいただきました。地方議会選挙で公明党の推薦を受けるのは珍しいことです。最近は政令指定都市の一人区などでたまに推薦を出すことがありますが、私はその数少ない例の一つでした。
公明党の人たちは本当に熱心です。朝5時から真冬の暗く寒い時間に駅前で立ち、ビラを配り、声を出して活動します。私も一緒にやりましたが、寒さで手はかじかみ、体がカチカチになる中「先生、これどうぞ」と温かい缶コーヒーを差し入れてくださるのです。
(深田)
うるうるしますね。まるでマッチ売りの少女のようです。
(宇山)
そうなんです(笑)。「宇山先生、よう頑張ってはりますなあ」と声をかけて「頑張れよ!」と握手してくれる。その人たちのほとんどが、公明党の支援者なのです。自民党の人たちはそこまでやってくれません。
(宇山)
さらに、戸別訪問も必ずやります。法的な制約はありますが、実際には選挙の2〜3か月前から挨拶回りを始めます。寒い中でも一軒一軒回り「帰れ!」と言われてもめげずに続けるのです。そんなとき、公明党員の家を訪ねると「ああ、宇山先生かいな。中に入ってお茶でも飲んでいき」と招いてくれる。そういう温かさがあるのです。
(深田)
優しいですね。
(宇山)
ただ、優しいだけではなく、やはり彼らには彼らの思惑もあるのです。自分たちが応援する候補が当選してくれないと、自分たちの思い通りに政治ができないでしょう。だから必死になって応援をしてくれるわけですよ。婦人部の人たちは私のことを「卓ちゃん、頑張って!」と声を掛けてくれました。
(深田)
なんか推し活みたいですね。
(宇山)
そうです。自民党でそんなことをやってくれる人はいません。公明党の婦人部だけです。
(深田)
自民党の人たちのやる気のなさ感はひどいですよね。
(宇山)
そうです。自民党は完全に高齢化しており、動ける人がほとんどいません。公明党も同じですが、彼らはバイタリティがあり、必死で手取り足取り支援してくれるのです。
これでもし当選していれば、公明党の皆様方に足を向けて寝られると思いますか?公明党の皆さんが「お前、ああしろよ、こうしろよ」と言われても「それははできません」と断れますか?絶対に言えないですよ。
(深田)
自民党の組織がだめ過ぎますよね。
(宇山)
やる気がないから公明党におんぶに抱っこで、下駄を履かせてもらうわけでしょう。それでは言うことを聞かざるを得ません。
「親中政策をやれ」と言われて、拒否しようものなら、落選させられるだけのことです。だからみんな必死で公明党の方向に寄っていくのです。あの安倍総理でさえ頭が上がらなかったわけですよ。
憲法の改正も国防軍の創設もできない。「核を持ちたい」と言おうものなら大目玉を食らう。公明党が「夫婦別姓をやりたい」と言えばそちらに引きずられる。そうやって政策がどんどん歪められていくのです。
(深田)
しかし、それは公明党が悪いというよりも自民党の怠慢で『内部改革をして、モチベーションの高い人を現場に置いて意識を高めていく」組織ができていないからですよね。
(宇山)
本当にその通りです。自民党が、自立していれば、もっとまともな政治ができたはずですが、力が足りないから他党に振り回される構造になっているのです。
(深田)
そうです。彼らがおいしいポジションを取ってしまい、他の参入を阻害して、安穏として生きている。だから努力しないのです。
(宇山)
そういうことです。この腐った構造に、国民がはっきり「ノー」を突きつけない限りは、自公は関係を切れません。「公明党を切って、浄化したら自民党が自滅するだけだ」と思っているのです。自民党と公明党の両方を否定しなければ、この構造は永遠に続きます。
(深田)
私は石破茂首相に自爆テロを期待していたのですが(笑)。
(宇山)
そうですよ。だから“ガラガラポン”で、大きく入れ替えなければならないと思います。
(深田)
自民党の国会議員は宗教を七つも八つも駆け持ちしていますよね。あれは、どうなっているのですか?
(宇山)
はい、自民党と宗教の関係を解説します。
たとえば統一教会、神道政治連盟、神社本庁、他にも『生長の家』や『日本会議』などの系列団体からも応援を受けています。
まず、統一協会ですが、安倍元首相暗殺事件の前までは、深く入り込んでいました。私は大阪府議会議員を落選した後、自民党の国会議員を手伝っていた時期がありましたが、選挙の現場で驚くような光景を目にしました。ある日、5~6人の団体が突然やって来て「選挙のボランティアです」と名乗ったのです。彼らが演説会場の設営を手伝うと、椅子を40〜50センチ間隔で水平・垂直にピタッと並べていくのです。
議員の二連ポスターでも「もう少し上」「あと少し下」と息を合わせて壁に貼るのですが、彼らは短時間で完全に水平・垂直を揃える。普通は時間がかかるのに、あっという間に貼り終わるのです。思わず私は「すごいですね。どこの方ですか?」と聞くと「家庭連合です」と答えた。つまり、統一教会だったのです。
統一協会から5、6人でもボランティアで入ってくれたら、選挙の流れが一変します。たとえばビラ配りでは、普通はなかなか受け取ってもらえませんが、彼らは違います。タイミングも声のかけ方も絶妙で、自然にスッと差し出し、相手が思わず受け取ってしまう。動きが洗練されているのです。『ウグイス嬢』や『カラス』(選挙カーで名前を呼ぶ女性・男性)をさせても一流です。
そんな支援を受けた議員は、彼らに足を向けて寝られますか?
(深田)
無理ですね。
(宇山)
したがって、彼らの奴隷になるしかないでしょう。だから、統一教会が自民党に強い影響力を持ってしまった。そこが問題視された経緯があるわけですね。
(深田)
でもね、自民党職員のやる気のなさがひどいですよ。結局、自民党が党員教育をしていないということですよね。
あれだけ国会で「効率の悪い会社、生産性の低い会社は潰れるべきだ」などと言っているのですから、それを適用すると、最初に潰れなければならないのは自民党です。
(宇山)
そうです。日頃から何もせず、付け焼刃で行き当たりばったりで、選挙になると大慌てで、公明党や統一協会に助けてもらうことが常態化しています。だから政策が歪められていくのです。
さらに神道政治連盟という神社本庁の関係団体から支援を受けている保守系議員も多くいます。この組織が、また腐りきっているのです。
(深田)
どのように腐っているのですか?
(宇山)
神社本庁の役員は、大手の有名神社の神官しかなれない仕組みになっています。
(深田)
しかも、不敬なことに神社の敷地内にマンションを建てて金儲けをしていますよね。自民党と癒着して土地をもらい、建てて、儲ける。それは腐るに決まっています。
(宇山)
決まっているでしょう。金儲け主義に染まった連中が神社本庁を動かしている。内部では紛争が絶えず、訴訟沙汰も多い。離脱した神社も少なくありません。
(深田)
鎌倉の鶴岡八幡宮も怒って、離脱しましたよね。
(宇山)
そうなんです。彼らは政争に明け暮れています。しかも幹部たちは「自分は〇〇大臣と仲がいい」と、役員会はまるで自慢大会ですよ。
(深田)
ああ、分かります。中国共産党と同じですよね。
(宇山)
「俺の後ろには△△議員がいるのだ、俺はすごいだろう」と誇示しているので、地方の神職の方々は白けきっています。
(深田)
馬鹿馬鹿しくて、一緒にやっていられない。
(宇山)
地方では神社が寂れてどんどん無くなっています。この神社を中心とするコミュニティが本来の日本のあり方でしょう。どんどん弱っていく状態に対して、神社本庁は、どうすべきなのか支援や指導をすべきなのに、そんなことはさらさら考えていないのです。自民党と癒着して、何か利権に預かろうとする人間ばかりで、神道政治連盟の中身は腐り切っています。
(深田)
本来なら大きな神社が、さびれていく小さい神社を資金的にも支援すべきですよね。でもそれができていないから、地方の神社が中国人に乗っ取られてしまうのです。
(宇山)
そうです。実際に乗っ取られています。
(深田)
神社本庁の人たちは、神様を心から敬っていないですよね。
(宇山)
その通りです。本当に神様を敬い、神道の伝統を守る使命感があれば、あのような馬鹿なかかわり方はしないはずです。自民党に対して直言すべきなのに、全くそうなっていないのが今の神道関係です。
もう一つは仏教です。これがまた輪をかけて腐っています。
(深田)
分かります。私は「おしゃれなミッションスクールだ」と思って高校に行きました。入学式の日、教室に入ると机の上に聖書が置かれていて「あ、やっぱりミッションスクールなんだ」と思いました。小学生のころ教会に通っていたので「懐かしいな」と思いながら体育館に向かいました。すると、坊主が袈裟を着て登壇し、般若心経を唱えて帰っていきました(笑)。
(宇山)
実は仏教系の学校だったということですか?
(深田)
そうなんです。金儲けをしようと寺の敷地内に女子校を建てたのですが、仏教系では生徒が集まらないので、かわいい制服を作って“ミッションスクール風”に装った。でも牧師がいないから、代わりに坊さんが出てきて般若心経を唱えた、というわけです…(笑)「これが現代の仏教の姿なのか」と落胆しました。対応があまりに安直で、問題ですね。
(宇山)
キリスト教を隠れ蓑にして、客寄せパンダに使うわけですね。
(深田)
そうです。キリスト教風を装いながら、実際に唱えているのは賛美歌ではなく般若心経です。そこに宗教家としての精神性の低さが表れていると思います。
(宇山)
本当にそうです。今の坊主どもは、どれだけ生臭で、腐りきっているのか。とにかく女遊びはする、酒は飲む、もう無茶苦茶です。
(深田)
京都と大阪の飲み屋は坊さんばかりですよ。
(宇山)
そうです。もう「坊さんしかいないのか?」というぐらいです。彼らの女性関係は、不倫はするわ、人の妻に手を出すわ、とにかくでたらめです。私も方々からそういう話を聞いています。
さらに彼らが腐っているのは、とにかく左翼的な考え方を持っていて、特に浄土真宗に多いです。この左翼的な仏教連盟などが立憲民主党を強く応援しているのです。
(深田)
ああ、仏教が立憲民主党を応援しているのですか?驚きです。
(宇山)
神道が自民党なので、仏教はそれに対する反動なのかわかりませんが、立憲民主党を応援することが非常に多いのですよ。最近、彼らはLGBTや夫婦別姓に賛同して、左翼的な政治活動をして「中国とも仲良くしよう」と言い始めました。
(深田)
調べると、寺院によっては中国に総本山があるのですよね。
以前、韓国に行った時に、泊まっていたホテルで、中国、韓国、日本の僧侶と各国の政治関係者がカンファレンスを開催していたのです。なぜ、ここで僧侶が会議をするのか違和感がありました。政治活動をしているのですよね。
(宇山)
その通りです。いつの間にか僧侶が左翼系のNGO関係の何かわけのわからないカンファレンスに入り込んでいるのですよ。そのように政治活動も生活自体も腐っているので、今の仏教界は悲惨だと思いますよ。
(深田)
中には、宗教法人を使ってマネーロンダリングを行っている人もいるのです。以前は少し反社的な人たちが入り込んで寺院を乗っ取り、マネーロンダリングのようなことが横行していました。それが今、中国人がその噂が聞きつけて「どうも日本で宗教法人を買うと節税になるらしい」と動いているようです。お金の流れもおかしくなり、宗教家として体裁が維持できなくなっています。
(深田)
よくご存じで、その通りです。今は檀家が減り「墓はいらない」と言う人たちも増えているので、お寺は収入が激減しています。地方によっては維持することができなくなり、宗教法人を中国人に売り払って、現金を手にしている寺院があります。
それが、節税のマネーロンダリングの入り口に使われていることが多々あります。仏教関係者はこれらのリテラシーがなく、意図的に加担しているわけですよ。
(深田)
お笑いタレントの千原せいじさんはお坊さんなのですよね。聞いたところでは、数千円払うと僧侶になれるそうです。
その後「お前、いじめられっ子やろ」発言が大きな問題になりましたが、なぜこれほど徳の低い人が僧侶になれるのかと思ったら、修行をせず、数千円払って僧侶になっていたのです
(宇山)
そうです。そういう修行してない人もいるし、世襲の人も多いのです。この世襲の坊主どもが怠け過ぎてどうしようもないのですよ。
私はこのような人間たちをこき下ろしていますが、立派なお坊さんはたくさんいらっしゃいます。神職でも優れた方はたくさんいらっしゃって、全部否定するつもりはありません。
私が申し上げたいのは、各道府県の仏教連盟などでトップに上がろうとする連中が腐っているのです。神道も神道政治連盟のトップに上がっていく者、結局偉くなった人間が腐っているのです。
(深田)
ですから、宗教が政治にかかわってはいけないと思うのですよ。宗教家であるのに人々の救済を疎かにして、政界とコネクションで多額の報酬や国から利権を得ようとする原因は、宗教と政治が明確に分離できていないからです。
宗教は政治とかかわってはいけない。政治とかかわるならば「税金を払え」ということだと思います。
(宇山)
おっしゃる通りです。それが結論です。私が言いたかったことを仰っていただきありがとうございます。
(深田)
すみません。先生より先に結論を言ってしまいました。今回は著作家の宇山卓栄先生に『自民党と宗教の問題』についてお話をいただきました。先生、どうもありがとうございました。
(宇山)
はい、ありがとうございました。