#430 阿鼻叫喚の大阪万博 建築のノーベル賞受賞者が指摘「責任者はリング設計の藤本壮介」だ!? 森山高至氏×深田萌絵

(深田)

皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、建築エコノミストの森山高至先生にお越しいただきました。先生、お久しぶりです。

ここに「Boys&Girls Be 漁師」という書籍がありますが、これは何でしょうか。

(高山)

僕は、築地市場問題の時に「築地市場はなくしちゃいけない。日本中から漁業者が魚を持ち寄ってセリにかける場所が、食文化として必要だよ。」と言っていたので、日本中の水産業や漁業の人とご縁ができたのです。その縁で、長崎の「遠洋旋網漁業(えんようまきあみぎょぎょう)」の取材に行ったのですよ。

(深田)

絵がとてもかわいいと思ったら、「BOYS BE…(少年マンガ)」の玉越先生ですよね。就活本なのですね。

(高山)

そうです。その玉越先生や板橋先生と一緒に取材旅行に行って、遠洋旋網漁業の船に乗ったり漁業の話を聞いたりしまして、若い人達に興味を持って貰えるよう、漁師になったらモテるぞ!という恋愛漫画にしました。かなり機械化もされてますし、旋網漁業はチームでやるので、1回沖に出たら2週間ぐらい船団を組んで魚を取るのですが、そういう生活の様子など色々と紹介しています。

(深田)

皆さん、ぜひ読んでみてください。

さて、今日の本題は大阪万博未払い問題です。先日、ご紹介いただいた建築家の山本理顕先生にお会いしてきました。山本先生は、建設業界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞された方ですね。今、ベネズエラで建築に携わっていらっしゃるそうで、遊びに来て欲しいと言われたました(笑)

さすがに行けないので、横須賀美術館で開催されている「山本理顕展 コミュニティーと建築」に、ご一緒しませんか?7月19日(土)~11月3日(月)までです。

(高山)

僕も行こうと思っていたので、ぜひ。

(深田)

話は元に戻りますが、山本先生が「万博協会の建築関係のプロデューサーは藤本壮介さんだから、責任は彼にあるはずだ。」ということをおっしゃっていました。

(高山)

プロデューサーですから、筋としてはそうでしょうね。

(深田)

万博協会のガイドラインによると、万博協会に建築の監督権限があることになっているのですよ。

(高山)

そうですね。プロデューサーは他にもいるのですが、皆さん引き下がってしまって、藤本さんも全体を統括している実態があるのかという話になっています。

(深田)

藤本さんも、この件には一切触れないですよね。

(高山)

触れないですね。関係ないと思っているのではないでしょうか。どうでもいいのでしょう。

(深田)

そうでしょうね。吉村府知事も、知らぬ存ぜぬ関係ないということなのですが、ついに昨日(7月31日)アンゴラ館の被害者が、元請の一六八(いろは)建設を訴訟したようで、それについて解説をしたら、実はそれが偽被害者かもしれないという説がでてきたのです。

被害者の会の方から聞いたのですが、アンゴラ館の下請をやった被害者Aさんではなく、一六八建設の役員の会社が訴えているらしいのです。

(高山)

下請のふりをしているということですか?

(深田)

下請ではあったのでしょうね。

中華系の人がよく使う手口で、私のビジネスパートナーもやられたことがあるのですが、本物の被害者が訴えようとしている相手を、仲間が被害者のふりをして先に訴えるのです。先に訴訟をすると、先に裁判に進んで先に判決がでますよね。そこで変な判決が出ると既判力ができてしまうので、関連する事件が全部被害者にとって不利になるのです。

(高山)

悪いことをした奴の仲間が、「それもやむを得なかった」というような雰囲気を作っていくということですか?

(深田)

そうですね。

仮に一六八建設と偽被害者がいて、その偽被害者が訴訟をして、最終的に「偽被害者側が悪かったから、支払って貰えなくても仕方ない」というような判決が先にでると、他にも波及するのですよね。そうなると、覆すのがとても大変になってしまうのです。

(高山)

そのやり方は、内戦や革命の時にも中国はやりましたよね。日本との揉め事で、通州事件という大変な事件があったじゃないですか。たしか、共産党が起こしたのに、国民党に見せかけて日本政府を怒らせたというような事件だったと思いますが、それと似ていますよね。

(深田)

そういう手口ですね。中華系でよくあるやり方なのですが、そういう展開になっていないかなと懸念しています。

(高山)

そうすると中国館の元請である中日建設もそうですけれど、今回の万博の未払いを起こしている関係者には、C国が結構関わっているということですか?

(深田)

一六八建設は日本の会社のはずなのですが、こういうことは普通やらないですよね。他の未払いを起こしている会社だと、GLイベンツはフランス系ですし。なんだか、よくわからないのです。

(高山)

なぜ、そういう会社にどんどん発注が流れていって、万博協会もそれを見逃したのか。普通は発注先に対してある程度の入札審査をしますよね。

(深田)

私は、おそらく維新が犯人の一味なのだと思っています。そうでなければ、こんなに問題を起こす会社にばかり頼まないではないですか。

(高山)

普通は頼まないですね。皆さんも、家やビルを建てたり、店をやる時に、聞いたこともない会社には頼みたくないじゃないですか。でも、いわゆる日本の大手の会社がいないからやむを得ず、よく分からない会社にどんどん頼んだということでしょう。

(深田)

そうですね。ただ、GLイベンツは結構大手なのですよね。今回、マルタ館も含めると4億6000万ぐらいの大規模な未払いがあるのに、2026年アジア競技大会でも、開催地の愛知県から630億円の受注をしているのです。なぜ愛知県は、それをキャンセルしないのでしょうか。

(高山)

それはグルなのではないでしょうか。

そもそもGLイベンツはグローバル企業だけれど、日本法人は立ち上げたばかりなので、まだ大したことはないのですよ。社長も、本当にプロなのか素人なのかよく分からない人ですし。そのような会社に630億も発注して大丈夫なのか、そもそも未払いをするような会社の仕事は、誰も下請をやらないのではないでしょうか。

(深田)

これだけ有名になりましたからね。それでも、しっかりニュースを見ていない人もいますから、受けてしまう人もいるのではないでしょうか。

(高山)

なるほど。

ですが、GLイベンツだからではなく、万博と同じで公共性の高いイベントだからでしょう。

(深田)

公共工事みたいな気持ちで仕事を受けたら万博ではお金が払われず、そして、同じ会社が今度は名古屋で仕事をするということですね。

(高山)

泥棒野放しです。

何億も払わないのは、普通はあり得ないのですよ。考えられるのは、とりあえず受注して後でお金が足りなくなったけれど、外資でありがちな事前に利益を確保しなければいけないとか、親会社に怒られるとかで、日本法人の代表は詰められて、払わないで逃げようかとなったのかもしれないですよね。

GLイベンツの発表もひどかったでしょう。「お騒がせしていますが、あれは下請連中が騒いでいることです」というような発表を勝手にしましたよね。「いや、お前怒られてんのに、なんでそんな勝手に言ってんの!」という話です。

(深田)

しかも吉村府知事も、「工事の遅れが原因で、お金払って貰えないかもしれないですね」というような発表をしましたよね。

(高山)

それは設計変更を繰り返したり、違う規格の材料を持ってきてやり直しなどがあったから工事が遅れたのであって、それは元請の責任ですからね。

(続きは動画をご覧ください)

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