元米軍海兵隊が中国共産党化する日本に警鐘!? エルドリッヂ氏 #379

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【目次】

(深田)

こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌です。今回は、元海兵隊のロバート・D・エルドリッヂさんにお越しいただきました。エルドリッヂさん、よろしくお願いします。

(エルドリッヂ)

よろしくお願いします。

私は、35年前に来日した時。文科省のJETプログラムの4期生で英語の先生としてまいりました。中学校と小学校に勤めていたのですけれど、子供達がエルドリッヂと言えないので、それならロバートと呼んでくださいと。今でも付き合いのある町ですけれども、エルドリッヂと呼ぶ人はまずいません。みんなロバートさん、或いはロバート先生です。

(深田)

今回は、日本の政治情勢についてお話をいただけるということですけど。

(エルドリッヂ)

むしろ深田さんが頑張っておられる話を聞きたいなと思っています。今、どういう状態なのか、或いは日本のこれからのあり方とか、どういうふうに見ているのでしょうか。

(深田)

日本は与党と野党という、売国奴対売国奴の戦いなのです。なので国会で上がってくるテーマだけを見ていても内容がよく分からなかったり、自民党の中でいうと派閥ごとに利権があって利権対利権の争い。

例えば、神奈川県連です。小泉さんや河野太郎さんたちは太陽光パネル利権を推進し、安倍さんや旧安倍派の人たちは九電などを中心とした原発利権を推進し、どっちの利権を推進するのかという状況です。太陽光パネル推進派は原発を叩き、原発推進派は太陽光パネルを叩きとやっている間に、日本は電力不足になり始めている。この悲惨な状態なわけです。能登半島の復興も進まない中で、多くの人がフラストレーションを感じている。

米不足が起こったのに、米は足りていると政府は言いますし、米不足の原因も減反政策が本当の原因なのに、テレビで一度も減反政策が原因だとは言わないという政府とメディアの欺瞞に対する不満がもの凄く土壌として集合意識の中で蓄積されてきたと思うのです。

今回、私が東京24区で萩生田さんのお膝元で出馬をする準備をしていたところ、ある日突然、刑事告訴されて潰されそうになったのです。それで警察に呼び出されたので八王子に行きました。その時に、みんな不満があったのです。萩生田さんから名誉毀損だと言われたのですけれども、私達女子トイレを守る会のメンバーからすると、私達は女性専用空間、トイレとか更衣室、そしてお風呂というのを男性的な肉体の人とは共有できない。女性化している人ならいいけれど、外形的に男性のままだと、それはちょっと困りますよということを、ずっとチラシ配り運動をしていたのです。それに対して萩生田さんが、やめろと言う風な脅迫状めいた通知書を自民党の印鑑をついて送ってきたわけです。それで2年前というのは、それに反発をして八王子で講義をしていたり、どれだけ女性と子供にとって女性専用空間が大事なのかを多くの人に知ってもらうことをやっていたのです。

(エルドリッヂ)

2年前というのは、岸田政権の時。

(深田)

岸田政権の時の、LGBT理解増進法案です。

(エルドリッヂ)

米国の介入主義の駐日大使のエマニュエル大使の時代でもありますよね。彼がもの凄く外交を超えた内政干渉的な大使だった。外交は自国の国益のためにやるのですけれども、彼がそれを超えて日本国内の内政に対してもの凄く悪影響を与えた干渉そのものでした。多くの人たちが思っていたのですけれども、その最中で反対活動されていたのですか。

(深田)

そうですね。多くの女性は政治にあまり関わりたくないのです。自分自身もそう思っていたのですが、さすがにアメリカでもLGBTの法案は通っていない。

(エルドリッヂ)

完全に否定されています。

(深田)

我々日本っていうのは、実はLGBTに対してかなり寛容な社会で、江戸時代に流行った本の『東海道中膝栗毛』はドラッグアディクションの、ヤク中のゲイが、伊勢神宮にお参りして、何がご利益もらおうという物語が売れたりするような土壌があって、別にそんなの普通だよねというのが日本社会なわけです。しかも私が見るところ、枕営業は戦国時代に始まったのではないかと思っていて、武士が出世するのに上司と寝るということをしていたのです。変な国ですよね。

(エルドリッヂ)

そういうこともあったわけですね。

私は35年間で一度も差別的な経験を受けてないです。これ人種の話で性的ではなく。ものすごく寛容な社会だと思います。わざわざ法律を作るまでもない。

(深田)

そうなんですよ。わざわざ法律を作って自分たちにスポットライトを浴びせないで欲しいという人もいるし、色んな意見があったのです。ただLGBTさんたちの権利を否定するのではなく、その人たちの権利も大事だけれども、女性と子供のことをどうするのですか?と。我々性被害に遭いやすい女性や女児、子供たちというのは、男性が簡単に入って来られるようなトイレを作られると私達危ないですよねということで、2年前にLGBT理解増進法案が成立する直前に女性たちが本当に怒って、本当に女性の力です。女性たちが一生懸命チラシを配って、なんとか女性と子供の権利を守るような法案にしましょうとやっていたら、そのLGBT法案を絶対に成立させたかった萩生田さんから弾圧を受けた、脅迫状を受け取ったということが2年前にあったわけです。

それが2年経って5月の末に突然刑事告訴をされて、しかも、それが私が萩生田さんから脅迫状を受け取ったということに対して、これが名誉毀損だと言ってきたわけなのです。

ここからが先ほどお話をした日本国内に蔓延する政治に対する不信感。政府が言っていることと、実際に起こっていることが全く違うとか、日本国民のためになること何もしれくれていない不満の中で私が刑事告訴されて、むしろ私たち女性たちが国家公権力を持っている萩生田さん。政調会長はナンバー4くらいですよ。私どもの国の中で上から4番目ぐらいに偉い人から逮捕するぞ!法的措置をとって何とでもできるんだぞ!という手紙が来たら誰でも怖いじゃないですか。それを脅迫状だと言ったことが名誉毀損になるということに対して、この国は言論の自由もないのだと多くの日本人が目覚めた。

しかも女性活躍推進と言いながら、女子トイレを潰そうとしたり、女性が選挙区で立候補しようとしたら潰す。警察の力を使って脅しにかかってくるという不正義が今横行しているわけです。それに対して多くの人が、何かこの国やはりおかしいということで、先日6月1日に2千人以上の方が集まってくださって、警察にも抗議に一緒に行ってくださったという流れだと思うのです。

自民党の誰にこの国を任せたら良いのだろうとか、今は見えないのですよ。石破さんは嫌だけど小泉さんがいいのかと言ったら、小泉さんは父親が郵政350兆円を外資にくれてやった。息子は農協の150兆円を外資くれてやりたいと農協いじめをすごくしている。問題の本質はそこじゃないのです。現場で働いている農家の皆さんが非常に大変な思いをしている。

(エルドリッヂ)

そう。生活ができない。

(深田)

国民がお米が手に入らない。売ってない。どうなっているのだ!というところで、この国って一体何のためにこれをやっているのか?自分たちの利権だけを追っているのではないかという不満が、あの時爆発したのだと思うのです。だからと言って野党も増税、増税ですし、与党も増税で、新しい小さい政党とか小さい候補者でマシなことを言っている人を探しているのだと思うのです。新しいリーダー。この国をよくしてくれる人は、本当は誰なのだろう?ということを今多くの人が真剣に考え始めている。既存の政党に選択肢が全くない。立憲民主党の原口さんが良いのではないかという人もものすごく多いですし、ただ立憲民主党の中にいつまでもいたら原口さんが首相になる日がないなど、みんな色んなことをおっしゃっています。

つまり、不透明性です。ずっと私たち国に搾取されているのです。そんな自分が愛国者かと言われると、こんな国好きになるはずがない。国イコール政府だったら、自分は愛国者になれない。こんな政治、好きになれない。せめて嘘をつくのを止めてくれと。皆、本当のことが知りたい。

それはMAGAの人たちと同じ思いなのです。私達一生懸命働いて中小零細、そして普通に働いているサラリーマンの人もそうですけれど、働いても働いても税金で半分ぐらい持っていかれるわけです。その持っていかれた先が、日本国民のために正しく使われているのであれば、我々も納得するのですけれど、

(エルドリッヂ)

正しく使われてない。先ほど仰っていた、不透明で説明責任は一才果たされてない。私がずっと携わっていた分野でも同じように、彼らは説明できない、意味がわからない政策ばかりをやっている。

普天間の移設の問題もそうです。辺野古は最悪の案だった。けれど政府が一生懸命推進しようとしているので、結局当時の防衛省の政治家と沖縄の政治家の利権に過ぎない。だから意味が分からないことで、国家のため、国のために全くなってない。

もうひとつ、政府がちゃんと言ってないのは、日本ほど資源に恵まれている国はないと思っています。

例えば、今、ある米軍のGHQに勤めていた人の日記を編集しているのですけれども、1948年の3月に吉田茂がその人に会いに行って、これ以上GHQによる救護物資は要りませんと吉田が断っていた。彼が、我々が自給率を100%取り戻したと報告しに行った。今の自給率が38%とか言われているのですけれども、戦争の直後に焼け野原の後、多くの人たちが亡くなっているなかでそれができた。その時代に出来たのに、なぜ今の時代に出来ないのか不思議です。

(深田)

本当に国が農家を締め付けている。国が私たち一般の中小企業零細企業を働きにくくする。農家が働きにくくする。非効率化の原因は全部日本政府なのです。そうやって規制しているのです。そんな中で農家は非効率だから潰れた方がいいとか、中小零細企業はもっと減らした方がいいということを国が推進しているわけです。

(エルドリッヂ)

国は結局自民党で、元々自民党は地方田舎の政党だったじゃないですか。

(深田)

そう。農家に支えられた政党だったはずですが、農家の言うことはもう聞いてないです。

(エルドリッヂ)

どうするの、この国。

(深田)

この国はどうなるのか分からない。その怒りが今国民の間で高まっているというのが、今の日本のセンチメントだと思います。

(エルドリッヂ)

私は、結構アメリカに行っていますけれども、今回数週間ぶりに日本に帰ってきたのですが、ますますおかしくなっている。今回の参議院選で自民党が大きな、大きな打撃を受けるのじゃないかなと思っています。

(深田)

そう思います。

アメリカは大変なこと一杯あると思うんですけれど、日本よりまともな点が一つあるのですよ。議会で議論していますよね。日本の議会は議論してないです。

質問と答えが事前に用意されていて、それを読んでいるだけの紙芝居なのです。質問と答えがわかっているなら、それをホームページに貼り出しておけば、それで全て事足りるのです。それをやらずに茶番劇を見せている方がよっぽど効率悪いわけです。

そして、議会の時にちょっと違う質問をしたら、回答は差し控えさせていただきますと。それに対して国民が怒らない。アメリカ人だったら怒るでしょう。答えられないんだったら、オマエ辞めろ!と思いませんか?そういう思いにまだ日本人がなってないのが、私は今残念だからもっと日本人にアメリカの議会を見ろと。みんな採決するたびに、喧々諤々で言い争いをして、もう殴り合いになりそうになりながら賛成票を引き出すのに、じゃあこういうふうにするからお願いしますということを一人ひとり説得してやっているあの姿を、本当の議会というものを日本の人に見て欲しいなと本当に思います。

(エルドリッヂ)

なるほど。

私は、最近まで高知県に行ってきたのです。私は地方田舎が大好きで、土曜日に地方議員の前で、地方創生について講演する機会があったのです。

最近、思うようになったのは、人材育成。特に若者の人材育成の中で必要だと思ったのは、やはり政治家を養成する高等学校を地方で作りたいと思っています。4つの柱のある学校と考えています。1つが政治、行政、法律、歴史。2つ目が郷土愛、愛国心。3つ目は農業。4つ目は地域還元ボランティア活動ということです。

今、投票年齢が18歳になっているので、早くから政治リテラシーを作るべきだと思っています。そうすると政治家に求めることが、より早く身につけて求めてもらいたいと思います。

(深田)

なるほど、素晴らしいと思います。

(エルドリッヂ)

是非、講師になってください。

(深田)

無料で。自腹で交通費払って行きます。

ということで、今回はロバート・D・エルドリッヂ先生に私がインタビューされてしまいました。先生、どうもありがとうございました。

(エルドリッヂ)

ありがとうございます。

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