#356 ガンは「何もしない」が正解!? 抗ガ〇剤、放射線不要。放置療法の解説 内海聡氏
(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、ITビジネスアナリストの深田萌絵です。
今回は、東京DDクリニック院長であり、無所属連合の党首である内海聡先生にお越しいただきました。先生、よろしくお願いします。
最近、知人がガンになりまして、抗ガン剤治療をするのか、放射線治療をするのか、みたいな話になっているのです。その方が75歳なので、体に負担のあるようなガン治療はどうなのかなと思っているのですが、先生はどう思われますか?
(内海)
私個人の意見では、絶対にやらない方がいいと思っています。もちろん、最終的にはご本人が決めることだと思いますが、私は医療界の“最強の嫌われ者”のアンチですから、当然、勧めることはありません。
年齢が75歳というのもありますが、私としては、若い方であってもどんな人であっても、抗ガン剤や放射線治療は勧めません。無駄だと思っています。
(深田)
無駄ですか?
(内海)
無駄だと思います。実際にそういう研究や論文はたくさんあるのですよ。ただ、それをすべてこの場で示すのは難しいのですが、たとえば『東海岸レポート』という、アメリカの20くらいの大学が参加した、抗ガン剤と放射線治療に関する報告があります。
その中では、抗ガン剤を使えば使うほど、1種類より2種類、2種類より3種類といったように、種類が増えるほど死亡率が上がっているという結果が出ています。つまり、使わなかった人が一番長生きしていて、使った人が一番早く亡くなっています。
(深田)
恐ろしいですよ!
(内海)
放射線治療も同じで、治療をしなかった人が一番長生きして、治療をした人が再発して、むしろ短命になっているというデータです。そのような研究論文は本当にたくさんあります。
ただ、私は「医原病」の専門家です。医療が原因で悪くなる病気、それを「医原病」と言いますが、それにずっと取り組んできた立場として言えることです。つまり、医療が原因で悪くなってしまった人ばかりを相手にしているからこそ、見えてくる真実があります。
「医原病」や「薬害」の研究をするときは、論文や研究を本当に信じることを止めることから始めなければなりません。もし、それが正しければ、みんなもっと幸せになっているはずですよね?でも、現実はそうなっていません。例えばワクチンの話でもそうです。ですから、研究や論文を信じてはダメだし、カラクリがあるのです。
(深田)
どんなカラクリがあるのですか?
(内海)
例えば、効果がない抗ガン剤があったとして、それを「効くように見せかける」ためにはどうすればいいでしょうか?
(深田)
統計数値をいじるのでしょうか?
(内海)
本当にいじってバレたら犯罪になるので、正当な論文を使い上手く誤魔化します。一番簡単なのは、試験日数を操作するという方法です。
抗ガン剤は、最初にちょっとだけ腫瘍が縮むことが多いです。それは猛毒であるがゆえに、正常な細胞もガン細胞も10〜20%程度一緒に死ぬのです。だから髪の毛が抜けたりもします。
縮んだあとは必ずリバウンドします。リバウンドされるように指令を出す遺伝子を「反抗ガン遺伝子(ADG)」といいます。そして、リバウンドすると前よりもタチの悪い細胞になります。
(深田)
どうタチが悪くなるのですか?
(内海)
「抗生物質が効かなくなる菌」のように、ADGのスイッチが入ってしまうと増殖スピードが速くなってしまい、どんな抗ガン剤も効かなくなります。だから大きくなってしまうのです。学会でも取り上げてはいましたが、「これは外では言えませんね」と話していました。
その抗ガン剤を「効くように見せる」ために、一番正当なカラクリは試験日数の操作です。4週間や8週間に絞ることは昔からよくやる手口です。もちろん、それ以外のやり方もたくさんあります。
(深田)
言論界と似ていますね。右の政治家と左の政治家のそれぞれがお金を貰い、嘘ばかり言います。また、投資の世界でもあります。金融機関の言いなりになって、儲からないものばかり勧めます。どこも同じカラクリですね。金持ちが儲かるためのものであって、一般の投資家や有権者には本当の情報は行かないです。患者もそうなのですね。
(内海)
私以外で有名な医療アンチに近藤誠さん(故人)がいます。彼は、ふたつの有名な言葉を作りました。ひとつは「ガンとガンもどき」です。「本物のガンと偽物のガンがある」ということです。もうひとつは「ガン放置療法」です。
(深田)
「ガン放置療法」とは何ですか?
(内海)
何をやっても効かない「暴れるガン」も確かにあります。一方で、「ガンと診断されたけれどガンではないだろう」という場合もあります。私も同感です。
学会でも、顕微鏡の写真を見て「ガンだ」と言う人と「ガンじゃない」と言う人で揉めるわけです。病院では「病理医」が顕微鏡を見て「ガンであるか、ないか」を主観でレポートを書きます。ですから、「病理医」の腕や主観で結果が変わるのです。
(深田)
なんと!
(内海)
適当なのですよ。本来は経過をしっかり追わないといけないですし、診断名もそんなに簡単に信じてはいけません。
仮に「ガンもどき」であれば放っておいた方が良いのです。それに抗ガン剤や放射線治療を施すと、暴れてろくでもないことになってしまいます。そこで出てきたのが「ガン放置療法」です。
近藤誠さんは論文マニアなので、世界中の論文を引用して「この抗ガン剤では効きませんでした」というのを延々と紹介しました。だから「放っておいた方がマシ」という考えになったのです。
「少しずつ病気は進行していく可能性は高いので、結局は死んでしまうかも知れないけれど、いじることで暴れてしまい余計に悪くなる」というのは「薬害」や「医原病」の考え
と一緒です。ですから、私とかなり意見は近いと思います。
(深田)
以前、「『余命3カ月』のウソ 」という本を読みました。「歩いて病院に来られる人は死にません」と書かれていました(笑)
(内海)
私の所にも「余命半年」と言う人が元気に歩いて来ますが、半年で死ぬことはまずありません。本当にそういう人がたくさん来ます。そもそもガンではないような人もいます。それくらい、診断は当てにならないところもあります。
では、なぜ「余命半年」になるのかと言うと、抗ガン剤と放射線治療でボロボロになって、食べる気力も無くなって、髪の毛も抜けて肌もカスカスかさかさになってしまうからです。でも、それは薬で悪くなっていませんか?
(深田)
「余命半年」と宣告しておいて、それに合わせて殺しにかかっていますか?
(内海)
そうした事例がすごく多くあります。
(深田)
私も薄々そんな気がしていました。
(内海)
医者の言うことは一旦脇に置いて、もっと単純に観察した方がいいですよ。「何もしないで安らかに最後を迎えさせてあげた方が良くないですか?」という人が周りにたくさんいると思います。
(深田)
そうですよね。仮に自分が70歳や80歳になった時に、そんなにしんどい治療を受けたいかと言えば「そんなに頑張らなくてもいい」と思います。
(内海)
私も自分だったらやりません。自分でやらない事を人に勧めるのが嫌になったから今の仕事になったわけです。一方で、手術は時と場合によってはやった方が良いと思います。
私は大腸内視鏡の専門でした。大腸ガンは大きくならないと分からないから、気づいたら腸閉塞になってしまいます。そうなると、一切便が通らないから吐いてしまいます。検査をして陽性で入院したら水も食べ物も摂れませんので、鼻からチューブを入れて全部抜いて空にしてから、通常は手術になります。
開通させないと一生食べられないので死んでしまいます。仮にガンを取らないとしても開通させるべきです。これを「姑息的手術」と言って「その場凌ぎ」ということです。ですが、仮に転移していたとしても食べられるようになるので、人間らしい生活をしながら死に向かえます。治る可能性もあります。
(深田)
食べられるということは、まだ生きる力があるということですよね。
(内海)
そうです。また、胃ガンではすぐに出血してしまいます。そうなると食事療法も何もできないので、意外に思う人もいるかも知れませんが、私はそういう人には手術を勧めますし、自分でもやると思います。
ですから、必要な手術はやってもいいと思います。ただ、抗ガン剤や放射線治療はリバウンドの問題も毒薬の問題もあります。
(深田)
では、ガンの人はどうすれば良いのでしょうか?小松菜を食べたら良いのですか?
(内海)
何かの食材だけに頼るのは止めてもらいたいです。でも栄養を考えることはガンの治療にとってはプラスになると思います。もちろん、精神面はかなり大きいです。
前回、お米の話をしましたが、玄米はガン治療によく使う食材ではあります。
(深田)
えっ!玄米はガン治療に良いのですか?
(内海)
昔から「玄米菜食」はよくガン治療に使ってきました。
(深田)
小松菜は?
(内海)
小松菜と言われると、少し語弊があります(笑)
もちろん「玄米菜食」が全てではありません。その人がどんな食事をしていたからガンになったのかが重要です。「お菓子中毒」「砂糖中毒」「パン中毒」があるなら、まずそれを止めないといけないでしょう。
そういう人は「糖質中毒」の状態なので、炭水化物による食事療法は好ましくありません。もっと栄養価を高める必要があります。
逆に「焼肉や乳製品ばかり食べていた人」がガンになった場合は、これ以上その人がタンパク質を摂っても意味がないです。「草の力を使ったデトックス」のようなイメージの方が治る確率は当然高くなります。
(深田)
その人の食生活をきちんと聞かないといけないのですね。
(内海)
その通りです。それが一番重要です。
ところが、今のネットの言説では「この食事が良い」とか「この食材が良い」で終わっているのです。「薬膳」の世界では、「この病気の人はこの食事を食べましょう」「この臓器が弱い人はこの食材をいっぱい食べましょう」となるので、全てがオーダーメイドです。
ですから、肉が良いとか悪いとか、米が良いとか悪いとか、野菜が良いとか悪いとかは本来ありません。「あなたに必要なものはこれです」「あなたに不要なものはこれです」という考えをしないとダメです。
(深田)
私は毎日コーヒーを飲み、茶碗6割くらいの玄米を食べ、温泉卵を乗せて海苔をかけ、夜は魚や野菜を食べています。以前は野菜を食べていませんでした。
(内海)
女性で野菜を食べないのは珍しいですね。
(深田)
忙しすぎて、以前は「卵かけご飯」か「お寿司のパック」の生活でした。他に何か足りないものはありますか?
(内海)
今の話からすると肉が足りないとは思います。ですが、仮に肉をずっと食べていない人でも、ずっと健康で長生きしているなら、それは腸内細菌が適合していて自分の体質にも合っていると言えます。その場合は放っておいて大丈夫です。
(深田)
確かに最近元気がなくてしんどいです。頭痛がしたり、天気も影響するようです。
(内海)
仮に問題があるのならば、逆に今自分が食べているものがオーバードーズ(過剰摂取)になっている可能性が大なので、それは減らすのが基本です。その代わりに、今食べていないもののひとつが野菜だったようなので、それが増えたことはプラスです。ですが、肉などのタンパク質系が足りていないように聞こえます。
タンパク質は体の細胞だけでなく血液の中にも入っていて、体の水の出し入れにも関わっています。タンパク質が低いと浮腫みます。
また、天気が悪くなるとフラついたりするのは、東洋医学では「水毒」と言います。
(深田)
確かに浮腫みやすいです。
(内海)
「水分代謝異常」です。これを現代的に言えば「ミネラル不足」と「タンパク質不足」です。
(深田)
そうなのですね。では、ミネラルはどこで摂ったら良いのですか?
(内海)
ミネラルは塩が一番簡単ですが、他にも色々な食べ物からも摂ってもらいたいです。マグネシウムやカリウムなど、今の日本人に不足しそうなものを意識して摂るのが基本です。ですが今の話だと、やはりタンパク質だと思います。
(深田)
なるほど…そうですか。
(内海)
いきなりは無理だと思うので、私は個人的に「牛、豚、鶏以外を意識して食べて下さい」と言っています。
(深田)
どういう事ですか?
(内海)
ジビエみたいな感じです。
(深田)
確かに!先日、大井幸子先生とジビエ料理を食べに行ったら、翌日ものすごい調子が良くなりました。野生のカモなども食べました。
(内海)
良いと思います。今の人たちは豚と鶏しか食べません。それらは大量生産のために薬漬けです。牛にもそういう部分もあります。
日本では昔から色々な肉を食べています。ラム、馬肉、鹿肉、猪肉、鴨肉、ウズラ、今はダチョウも食べられます。
(深田)
ダチョウが日本にいるのですか!
(内海)
ダチョウを畜産しています。とても美味しいですよ。そして今、健康ブームで馬肉が流行っていますね。そういうものを少し意識して摂るようにすると良いです。
それから、嫌がる人が多いですが「内臓」も良いです。一番簡単なのはレバーとハツです。恋愛の悩みがある人はハツを食べて下さい。
(深田)
なぜですか?
(内海)
これは東洋医学の発想です。オマケの話ですが、東洋医学では心臓は愛や恋愛の臓器なのです。その感情を司っています。
(深田)
そうですか…足りなかったような気がします。
(内海)
肝臓は怒りの臓器です。怒ってイライラする時は、肝臓を食べるとそれが助けてくれます。
(深田)
分かりました。とりあえず、今日はレバーを食べることにします。
(内海)
ご苦労様でございます(笑)
(深田)
萩生田ストレスですね。まだ警察からの嫌がらせは続いています。
(内海)
警察から本当に連絡が来るのですか。すごいですね!
(深田)
そうです。それなのに、こちらがコールバックをすると居留守を使って出ません。
(内海)
できることはないかもしれませんが、間接的に応援させていただきます。
(深田)
ありがとうございます。
今回は東京DDクリニック院長であり、無所属連合の党首である内海聡先生に「萩生田ストレスにはレバーが良い」という話をして頂きました。どうもありがとうございました。