#339 オーバードーズーズ問題。風邪薬大量服用で健康被害!? 死者まで出した製薬の裏話 鈴木傾城氏
(深田)
皆さんこんにちは。整形プラットフォーム、ITビジネスアナリストの深田萌絵です。今回はノンフィクション作家の鈴木傾城さんにお越しいただきました。鈴木さん、よろしくお願いします。
(鈴木)
先日チャンネル桜に出演した時に、先生も出演されていた時に、オーバードーズーズという言葉が出てきたと思うのですけれども、オーバードーズはあまり馴染みがない言葉だったので、それは一体ドラッグを使うのと何が違うのかの、その辺りを詳しく教えていただけないでしょうか。
(鈴木)
はい、昔ドラックと言うと覚醒剤とか、あとコカインとかマリファナとか、そういうのがドラックですよね。そのオーバードーズと言うのは過剰摂取なのですよ。ドラッグではなくて、普通の市販の風邪薬とかを大量に飲むというのがオーバードーズなので、ドラッグ的な使い方をしているのですけれど、その元は市販薬です。
(深田)
でも、それはもしかしたら○○の息子さんが、街中の風邪薬を集めて、そこに含まれているちょっとした麻薬成分みたいなものを求めて集めて、それを飲み過ぎて亡くなられた。これは、もしかしたらニュースになっていない話をしてしまっているかも知れないです。ニュースになっているのかなと思っていたのですけれど。
(鈴木)
そうです。今そういう市販薬の入っている成分を大量に摂るというのをオーバードーズと言うのですけれども、オーバードーズが流行っているのです。
(深田)
その流行る意味が分からないのですけれど。
(鈴木)
ここに本がありますけど、この『病み、闇』。この『病み』というので、一番上の病的に病んでいるという「病み赤界隈」というのがあって、それは何かと言うと、そういう若者たちの間で、自分は病んでいますと、メンヘラですと、もう精神的に弱いですと、だから薬をいっぱい飲んでいますよというのをSNSで発信して、イイネみたいなのを付けて、自分は弱いというのを出す人たち、表す人たちの集まりがあるのですよね。それが「病み赤界隈」と言うのですけれど。
(深田)
「病み赤界隈」というのがあるのですか。
(鈴木)
この「病み赤界隈」というのは精神的に弱いので、メンタルクリニックに行くわけですよ。メクリと言うのですけれど、メクリに行った時にいろんな抗うつ剤とかをくれるのですよね。そうすると抗うつ剤がどんどん溜まっていきます。それで自分にはこの抗うつ剤が効かないけど、こちらの抗うつ剤が欲しいですとなったら、自然に交換とか売買とかが始まってきて、それがその薬文化に繋がっていった。なおかつ病院に行かなくても、市販薬で効きますよ。例えばメジコンという風邪薬があるのですけれど、メジコンも効くしブロンという風邪薬があって、ブロンも効くしパブロンも効くし、効かせるためには普通あれは1回2錠なのですよ。それを100錠も飲んだらすごく効きますよ。
(深田)
100錠とかも飲んでいる間にお腹がいっぱいになりますよ。
(鈴木)
でもね、小さいのですよメジコンの錠剤は。1個が小さいから100錠などすぐに飲めるらしいです。それで最初から100畳飲むのではなくて、20錠とか40錠で試して体に耐性がついてきたら、60錠80錠100錠まで行ってしまうのですよ。
(深田)
1回2錠のところを100錠も飲む。でも風邪薬の市販薬は結構高くないですか。最近にアレルギーの薬を空港で買った時に、普段は処方薬だからすごく安いけれども、薬局で買ったらこれだけで3000円とかしてビックリしたのですよ。そのお金をどうするのですか。
(鈴木)
だから彼女たちはそのお金を、大久保公園で立って作ったりしているわけですよね。そういう世界もあるので、それがオーバードーズです。というのが今流行っている。
(深田)
そのオーバードーズを始める人たちは、一体何がきっかけで始めるのですか。ドラッグはやらないわけですよね。
(鈴木)
ドラッグはやらないのですよね、珍しいことに。
(深田)
ドラッグをやれば、簡単にそういうよく分からないですけれど気持ちのいい状態になれる世界があり、そのドラッグもお金がかかる。ただしそのオーバードーズもお金がかかる。そのオーバードーズのお金を作るために買春をする。でもこの最後のこちらのドラッグには行かないという、何かその人たちの中の何か基準があるわけですよね。
(鈴木)
あるのですよ。ものすごく変な話をしますけれど、これはたぶん我々には理解できない話をしますけれども、健康思考なのですよ。
(深田)
ちょっと待って、わからない。理解できない。
(鈴木)
全然理解できないでしょう。健康思考でハードドラックには行かない。なぜかというと、ハードドラックというのは、例えば覚醒剤がそのメインですけれど、覚醒剤はやめられない。体に悪い。ものすごくきつい。ハードなのですよ。体に悪いから行かない。でもメジコンとかは何処でも売っているし、止めようと思ったら、止められるからこれはいい薬なのです。
(深田)
なにか少しその辺りから教育の問題を感じますね。いやでも何かありますよね。何か私もすごく不思議なのですけれど、すこし病んでいる友達で、死にたい、死にたいとかよく言っている友達が20代にいたのですけれど、健康思考なのですよ。なにかその体にいいサプリメントとかを飲んだり、体にいい物を食べたりするのですけれど、夜中の2時とか3時に電話してきて、泣きながら今から死にたい、早く死にたいみたいな、今から死ぬという電話がかかってきて、まあちょっと落ち着いてくださいみたいな応答をするのですけれど、オイッお前となるのですよ。普段あれだけ健康食品を食べておきながら、夜中に死んでやると電話してくるのは何なのだ。
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