国連を操るのは〇〇だった!? トランプ政権をも操る存在を歴史専門家が徹底暴露? 宇山卓栄氏 #325

【目次】
(深田)
皆さん、こんにちは。政経プラットフォーム、プロデューサーの深田萌絵です。今回は、著作家の宇山卓栄先生にお越しいただきました。先生よろしくお願いします。
前回はウクライナ紛争の問題についてお伺いしましたが、今回は同じユダヤ問題でもイスラエル、これはどうなってしまうのでしょうか。
(宇山)
これは今、大変な状況になっていますね。イスラエルの一人勝ちと言っても過言ではない状態です。ガザをも占領する、そしてイランが今まで付き合っていた勢力も瓦解していく。レバノンのヒズボラや、シリアのアサド政権などもガタガタで、フーシ派はアメリカに攻撃を受け、イラン包囲網がじわりじわりと形成されています。そして最終的に、トランプ大統領がイランに対して核交渉で圧力をかけています。
私は一昨年のハマスによる襲撃以来、イスラエルの思惑通りに中東情勢が進んでいると見ております。
(深田)
どうしてそんなにイスラエルが強くなれたのですか?
(宇山)
イスラエルがユダヤ国家であるというのは、皆さんもご承知のことと思います。私は、ユダヤがこれだけ強い理由は、大きく2つの要素があると思うのですよ。1つは、やはり金の力です。
(深田)
それはそうですよね。お金持っているから強いですよね。
(宇山)
世界の金融を握っていますからね。例えば「AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)」という組織があるのですが、これがアメリカ最大のロビイスト団体です。お金の力で共和党にも民主党にも多額の献金をします。どちらに転んでもいいようにしているのです。
もちろん、トランプ共和党政権はAIPACの言うことを聞かずば大変なことになる、というぐらい大きな力を持っています。
もう1つは、彼らはプロパガンダがとにかくうまいのです。もう本当にうまい。
直近の例で言いますと、USAIDの問題があったでしょう。ウクライナのメディアの9割は、このUSAIDから金を貰っていて、ウクライナのメディアを完全にコントロールするというようなことがありました。そのUSAIDの資金の出所をさらに辿っていくと、やはりユダヤにも繋がっていきます。
(深田)
そうなのですか?
(宇山)
USAIDは確かに公的な機関ですから、その財源は公的資金かもしれないけれど、それを運用し操っているように、やはりユダヤ人の影というものが強くあります。
あるいは歴史的には、これはBANされるので慎重に言いますが、第二次世界大戦中にドイツで「ユ」のつく方々が何かをされたということがありましたね。
それを、「我々はもうひどい目にあったのだ。その我々が避難する場所として、イスラエルという国が必要なのだ。」ということを、世界中にプロパガンダしていったわけです。
(深田)
「約束の地」みたいなことですね。
(宇山)
こういう目にあった我々だからこそ、こういう土地を貰う権利があるのだということを信じ込ませていったのです。
BANされるといけないので私はこれ以上のことは言いません。視聴者の方は私の意図を汲んでいただきたいのですけれども、そういう画策をされていく中で、みんながそれを信じ込んでしまい、「可哀そうだね。国をあげるべきだよね。主権があってもいいよね。」ということでできた国がイスラエルなのですよ。「金」と「プロパガンダ」です。
当時の国連の「レークサクセスの奇蹟」という非常に有名な決議があるのですが、この国連の決議で多数派工作をして、イスラエル国家が承認をされていくという経緯があったのです。
(深田)
ユダヤ人は、戦時中、国として戦ったわけでもなく、どちらかというと迫害されて弱い、可哀そうと思っていたら、いきなり国を作って貰いましたよね。あれは謎ですよね。
(宇山)
考えてみたらおかしいでしょう?
そんな所に、急に国を作ってね。元々住んでいたパレスチナ人がいるわけですよ。そして、当然大戦争になりますよね。それを百も承知で、ポンとある日を境にしてできていくということに、私はプロパガンダの恐ろしさがあるのだと思います。
(深田)
確かに怖いですよね。
でも中国も巧みですよね、プロパガンダ。去年、国連に行ったのですが、中国系の国連内の工作は凄いですよ。
(宇山)
凄いですよね、本当に。それに匹敵するようなことをユダヤ人はやってきたのです。当時のトルーマン大統領がこういう回想録を残しているのですよ。
「私がかつて見たことがないようなユダヤロビイスト工作というものが、ホワイトハウスにも国連にも徹底してされていた」と。この勢いに、全ての人達がもう圧倒されていたということ、トルーマン大統領自らが証言をしているぐらい、その2つのツールによって、彼らは工作をしていっているということがあろうかと思います。
そして、今現在もイスラエルは様々な諜報活動を通して、トランプ政権を操るというところまで来ていると思います。
(深田)
確かに、今、アメリカの大学で反イスラエル活動をするのを禁止して回っていますよね。
(宇山)
そうです。「ユダヤに反対する言論は許さないぞ」というようなことを、トランプ政権も言い始めています。そしてイスラエルの要望に沿ったような動きを、トランプ政権がこの間ずっとしています。ガザに無理難題の侵攻をしていったとしても、全然非難声明を出さないなどですね。
それから、私はトランプ政権とイランとの交渉に、非常に注目しているのですよ。先月来、中東のオマーンで、ウィトコフ中東大使とイランのアラグチ外相が会談をしております。
つい先日、第2回目がローマで行われ、第3回目が今月またオマーンで行われます。
このイランとアメリカとの交渉ですが、イランが核開発を放棄しないとトランプ政権はイランを攻撃するぞという圧力の下で進んでいるのです。
私は、交渉は絶対うまくいくはずがないと思うのですよ。イスラエルは、イランが核開発の件で折れることがないと分かっていると思います。なぜならば、イランは今やもう裸一貫なのですよ。シリアのアサドをやられ、そのことによってヒズボラとの連携が途絶えました。フーシ派も攻撃されています。
今までは、シーア派の連合体がイランを取り巻いていましたが、ハマスもガタガタでしょう。
なぜイランがここまで追い込まれたのかということで、今イラン国内ではイスラム革命防衛隊など強硬派の発言権が非常に強くなってきているのです。ここでもし核開発を諦めると、我々はリビアのカダフィみたいになってしまうという恐怖感もあり、絶対に核開発を放棄するとはイランは言わないわけですよ。
(深田)
イランにすれば、イスラエルから追い込まれているということなのですね。
(宇山)
そうです。もう頼みの綱は核のみ、己れを守れるものは核のみと。そこにトランプ大統領が突っ込んで、「核を放棄しないと攻撃するぞ」とやっているのです。
(深田)
イランからすると、どちらを選んでも地獄なのですね。
核を放棄するとイスラエルにやられる、でも核開発を維持するとアメリカから攻撃を受ける。イランはどうなってしまうのですか?
(続きは動画をご覧ください)