#284 日本一の〇〇男? 俳優・石田純一氏が語る「モテるシニアの作り方」
(深田)
皆さんこんにちは、ITビジネスアナリストの深田萌絵です。今回は俳優の石田純一さんにお越しいただきました。
この番組は政治経済系なのですが、少しモテが足りないと私は反省していて、もう少し色気があってもいいと思っています。その時、最初に頭に浮かんだのが石田さんです。なぜなら、昔、夕刊フジの記者に「一番すごかったアイドルと俳優は誰ですか」と聞くと「女性は松田聖子さん、男性は石田純一さんだ」と言われたのです。
(石田)
ありがたいというか、恐縮です。
(深田)
「どうして石田さんなのですか」とか聞くと、その記者の方によれば、普通は記者が来るとみんな自分との関係を自慢したくてペラペラ喋るのに、石田さんの女だと噂されている人たちは誰一人として口を割らなかった。『よほど、みんな大事にされている。これが石田純一さんの本当の実力なのだ』と、私はその時に分かりました。
画面に映っているだけではなく、絶対、裏にモテの秘密があるに違いない。私はこれを20年間構想として温めてきましたので、今日こそモテの秘訣を視聴者の男性陣に披露していただきたいと思います
(石田)
そんなにモテるとは思わないのですが、人生のところどころではそのような現象はあったかもしれません。基本的には進取の精神というか、新しいことでも恐れずにがらずに挑戦する気概を持っている人の方がやはり頼もしいところがありますよね。
(深田)
確かに、私もそう思います。
(石田)
自分の持っているものを守るのもいいのですが、やりたかったこと、やるべきと思うことをどんどんアップデートしていく気概は必要だと思います。
(深田)
気概があり、新しいことをやっていく人は魅力的に見えます。それだけではなく、身なりやルックスなど、何かアンチエイジングをされているのですか。
(石田)
そうですね。昔から『健全な精神は健全な身体に宿る』と言われています。それがルックスにつながるのかどうか100%ではないが、体を動かし頭を動かす。政経プラットフォームの視聴者や講演会に来られる人は頭を動かすのはOKだと思います。でも、体も動かしていますか。散歩でもいいです。僕は毎日30分走っています。
(深田)
えっ、毎日ですか、すごいですね。
(石田)
後は、ワクワクドキドキする。恋をするというのは、相手が女性であっても仕事であってもいい。ワクワクドキドキしている人やロマンを持っている人は魅力的ではないですか。
(深田)
そうですよね。前回、お店を経営するために、食材を見に行く旅の話をされていましたが、ロマンがありますよね。
(石田)
そうですね。自分の知らない世界であり、そこで信頼を得て、そこの社長からよく電話をいただき「あのお肉の評判いい?」と話せるほど人間関係ができていく。これは行ったからできたのであり、電話やメールだけでは構築できないです。億劫がらずに会うとか、そういう行動力は必要ですよね。
(深田)
行動力は必要ですよね。それで、ここからがポイントだと思うのですが、女性を口説くポイントとか女性を怒らせないポイントとは何なのでしょうか。
この番組の視聴者は結婚されている人が多いと思うのですが、とにかくちょっとしたことで奥さんに怒られてしまう時など、どのように夫婦関係を良好に保てばいいのでしょうか。
(石田)
良好かどうかは分かりませんが、基本的には『負けるが勝ち』ということでしょうか。昔から思っているのですが、例えば議論や討論をする時に論理的にいって「こちらが絶対に正しい」となったところで、得るものはあまりないです。なぜなら、その時の表情がすごく悪かったり、目がきつかったり、言い過ぎて言い方がモラルハラスメントのようになっていたりします。
しかし、女性は議論の内容ではなく、こちらの表情や人間性、男性としての大きさを見ているのではないでしょうか。論理で勝ったといっても、それは自己満足です。女性と話をする時は理屈ばかり追って、そこに何かの喜びを見出すのは間違っていると思う。
例えば、奥さんは別として、親しくなったばかりの女性に皆さんは何を話していますか。意外と昔の自慢話、つまり過去の話ばかりです。70歳だろうが40歳だろうがこちらが未来思考でないと女性には魅力的ではないと思います。
(深田)
確かにそうですよ。昔の自慢話は一番つまらないデートです。一番モテないパターンですね。
(石田)
やはり、必要なものは明るさや鷹揚さ、笑顔などです。みなさんも頑張って笑顔30%アップ、顔をライトアップしてください。クリスマスの時の街のように綺麗にライトアップするには笑顔が一番です。
女性も自分もそうですが、恋愛に限らず2つのパターンがあると思います。これがいいなという典型があってそれに当てはまるのか、あるいは自分の知らない少し謎めいたところがあるのか、特に女性はやはり後者の方に惹かれるわけです。
(深田)
女性はみんな悪い男が好きだから。
(石田)
悪い男でなくてもいいのですが、謎めいているとか少し掴み所がないというところです。自分はそこを深めるために日本の新聞だけではなく、ニューズウィーク、ワシントンポストやニューヨークタイムズなどの海外のニュース報道も読む。日本とは論点が異なり、取り上げている題材が全然違います。そういう視点が面白いというのは女性にしても魅力に映るはずです。
(深田)
私は若い頃、視野の広い人や知見の高い人が色々な話をしてくれると、また聞きたいと思いました。それが少し間違えると、面白くも何ともない蘊蓄を語り続けているだけのおじさんになってしまいますよね。どうすればそういう状態を回避できるのでしょうか。
(石田)
常にユーモアとか笑いを忘れないことだと僕は思う。真面目すぎるのが悪いとは言いませんが、自分がテレビ出て笑いを取ってやろうというぐらいの気持ちで彼女に接する。そういうものがあると『笑った数だけ距離が近づく、ベッドが近づく』というところになるんじゃないですか。
【ここからは番組動画をご覧ください】