#272 都内の空き家激増で家賃暴落?2040年問題を徹底解説 牧野知弘氏×深田萌絵

(深田)

皆さんこんにちは。政経プラットフォーム、ITビジネスアナリストの深田萌絵です。今回はオラガ総研の牧野知弘先生にお越しいただきました。牧野先生よろしくお願いします。

こちらの新刊『新・空き家問題』がベストセラー入りしました。これは多くの人が空き家問題に関心を持っているということでしょうか。

(牧野)

10年前に『空き家問題』を出版した時は、空き家問題はそれほど認識されていなかった。地方の実家が空き家になったというのが主な悩みでしたが、今は大都市圏やその郊外でも次々に空き家が増え始めました。今回はこの辺りを取り扱いました。

(深田)

前の『空き家問題』は田舎だったが、もはや都心でも問題化したということですか。

(牧野)

そうです。もう一点あり、空き家といえば老朽化した一軒家の印象ですが、今後の大きな問題はマンションの空き住戸です。

(深田)

都心も含まれますか。

(牧野)

郊外から徐々に顕在化しています。古いものは築60年超ですが、外観では老朽化が全然わからない。これらのマンションで、相続者が相続を管理組合に告げていない。それに加えて管理費や修繕積立金を支払わずに放置する。

(深田)

マンションも空き家問題で修繕ができなくなるとは思いもよらなかったです。

(牧野)

一軒家であれば一名か一家族の所有なので、ある程度解決できますが、マンションはみんなのものなので、管理費や修繕積立金を払わなければ全員の財産が棄損される。こちらの方がもっと深刻な社会問題です。

(深田)

投資で買っても修繕ができなくなると資産価値が下がりますよね。

(牧野)

当然下がります。都心では、タワーマンションはまだ先の話ですが、築40年以上のマンションが非常に増えました。これが、今後の新たな空き家問題です。

(深田)

東京ではどのエリアが一番危険ですか。

(牧野)

板橋や練馬区では築年数の古いものがたくさんあります。マンション新築時は購入者の家族構成や所得状況はそれほど変わりませんが、30年、40年経つと経済的に差が出て、各戸の階層が変わり、意見がまとまりにくいです。

私も、昔マンションを買った時は不思議なほど各住戸もよく似た夫婦と子供でした。それが年を経ると、事業での失敗やリストラなど、色々なでき事により所有者に経済格差が生じ、最悪は管理費を支払えない。

また、相続した人にとっては、親が住んでいたが、自分は使う予定がない、築年数が古いと賃貸に出しても借り手がなく、売却にしても希望価格に届かない。駅から遠い所や郊外を中心にこのような物件が多数あります。

(深田)

都内のマンションは空き家が増えており、値段が上がっているのは一部だけなのですか。

(牧野)

そうですね。マンションは二極化しています。千葉や埼玉では70平米の中古物件は車1台分の価格で買えるものがたくさんあります。築40年、70平米で350万から400万円位で、駅から徒歩10分以内、都心まで1時間から1時間半程度のものもあります。

(深田)

空きマンション問題は悪いことばかりではないですね。戸建ての方はいかがでしょうか。

(牧野)

戸建てはこれからが楽しみと言うと不謹慎ですが、世田谷、大田区などで大量に出てくると思います。この裕福そうな地域の家を一軒一軒覗くと非常に興味深いです。

この続きは、動画をご覧ください。

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